加藤シゲアキのレビュー一覧

  • なれのはて

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    加藤シゲアキ氏の作品を初めて読んだ。アイドルだと思って期待していなかったが、とんでもなく考えられた作品で、膨大な準備と才能がなければここまでの作品は書けないと思う。
    他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年12月30日
  • なれのはて

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    テレビ局の報道から企画へと異動になった守谷は、鬱屈とした思いを抱えたまま日々を過ごしていた。
    キャスターとして順調な彼女、報道で働くかつての同僚、それらが悪いわけではない、頭ではわかってはいてもやりたいわけではない企画の仕事をこなしてはいけない死んだような日々。
    転機をもたらせたのは企画で同僚となった吾妻が観せた1枚の絵だった。
    作者は聞いたこともない無名の画家。その1枚で展覧会を開きたいという吾妻と共に、その絵にまつわる数奇な運命を紐解くことになる。

    しょせん芸能人の書いた本と侮っていた自分を殴りたい!
    ミステリーでもあり、ヒューマンドラマとしてもめちゃくちゃに面白かった。
    読み始める前と

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    2025年12月30日
  • なれのはて

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    ISAMU INOMATAと署名がある絵画で、たった1枚の展覧会をしたいという。テレビイベント事業部の守谷と吾妻は著作権の相談をするため、いのまたいさむを探していくとそこには戦前からの業が横たわっていた。
    前半特に登場人物がわからなくなった。誰が誰の子で…んっ?みたいな感じだったが、後半登場人物が絞られてきて話に入り込むことができた。人間の業を描いた話だった。

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    2025年12月14日
  • ピンクとグレー

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    オルタネートから読めてなかった加藤さんのデビュー作。
    2人の仲の良かった少年が芸能界という世界に入ったことで、すれ違ってゆく切ないストーリー。
    演じることで知りえなかった、勘違いしていたごっちの心情に直面していく…。
    お互いを思いつつも、別の世界に行ってしまうと価値観が変わったり見えなくなるものがあるし、ひとつの選択で変わってしまう未来があると思うとゾッとした。
    前半はゆったりとしてて後半につれ面白いと思ったので★4!!
    勝手にラストシーンは遊園地のようなキラキラした世界が見えました。

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    2025年11月20日
  • ミアキス・シンフォニー

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    恋や愛という感情が、別の相手との関係性の変化によって意識される、というのが面白い。枝のように広がっていく扉の関係図が、球突きみたいにごろごろ変化していくのが良い。

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    2025年11月16日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    高校生限定のSNSアプリ「オルタネート」を中心として主人公3人のそれぞれの視点で物語が進んでいく。
    率直にかなり面白かったです。SNS社会の現代に持ってこいの作品だと思います。
    おそらく作者のメッセージとしてはSNSは善にでも悪にでもなる。リアルな人間との交流や経験大事にしようということだと思いました。

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    2025年11月16日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    お話としては面白かったけど、登場人物のお名前が凝りすぎてて何か読んでいて、棘のように引っかかって邪魔でした。オルタネートというSNSで相性の良い人を探すという、自分の情報を入れれば入れるほどより相性の良い人が見つかるという、いいような悪いような…。ワンポーションという高校生版の料理の鉄人のような大会があったり、バンドマンの夢を持った人が出てきたり、青春だなと読んでいてさわやかな内容でした。文才もあることが分かり、他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2025年11月16日
  • なれのはて

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    トピックが多くてびっくりした。
    著作権やパブドメ、秋田の油田開発、土崎空襲、自閉症、報道の責任……
    …著者の幅広い知識に二度びっくり。
    そしてこれらのトピックと伏線を重層的に絡み合わせる構成力。
    読みごたえあるのに、読みやすい。
    おもしろかった。

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    2025年11月09日
  • なれのはて

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    すみません。作家のイメージだけで読んでませんでした。本当にすみません。
    それほどまで人の業や、血のつながり、運命というものを考えさせられる作品。
    この人の頭の中もどうなっているんだろう、どうやってこんな作品を生み出せるんだろう。

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    2025年11月04日
  • なれのはて

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    ネタバレ

    奥行きのある大作で、これがあの『オルタネート』と同じ作者の作品だと思うと、加藤さんの振り幅に驚いた。
    戦時中のこと、石油産業のことが読みやすくわかりやすく書いてあり、特に8月15日前日に秋田であった空襲ののとを君衣さんの物語として知ることができだことがありがたかった。「あと一日早く戦争が終わっていれば」、これが君衣さんの物語を通りてわたしのなかに深く刻まれた。
    今を戦前にしないために必要なのはこういう物語だと心から思う。
    そして結末の輝さんと道生さんが再会できるシーンに加藤さんの優しさを感じた。
    このあと、守谷さんは幼い頃自分を森で助けてくれたのが道生さんだと気がつくのかな。

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    2025年10月27日
  • ミアキス・シンフォニー

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    愛とはなんだろう。
    それを考えさせられる小説でした。
    色んな人達がどこかで出会い関わる。
    愛が何かは私にも分かりません。
    きっと何時になっても分からないだろう。
    最後の章ではミステリー仕立てになっており、そこに言葉には出さないけど愛の要素が詰まっているような気がしました。
    加藤シゲアキの小説はアイドルの書いた小説ではないことを思い知らされました。

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    2025年10月06日
  • ミアキス・シンフォニー

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    愛とは何なのか。
    形のないものは言葉では曖昧な輪郭になる。
    愛についてはやはり、行動がわかりやすいのかもしれないと感じる。

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    2025年09月27日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    さらっと読める。
    流れも面白いし、終わり方も良かった。
    恵の、失敗してない人だからこその発言の残酷さも良かった。

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    2025年09月27日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    ネタバレ

    久しぶりの加藤シゲアキ。
    たしか、かなり売れた本だった記憶。

    内容は高校生限定のSNS「オルタネート」を交えながら恋や部活、将来などの青春特有の悩みを持つ様々な男女を描いた物語。

    まあ、総合的なSNS風の立ち位置を醸し出しているが現実でいうところのマッチングアプリなので、いずれ現実世界でもリリースされてもおかしくないなと思う。
    一つ気になるのは、割と初めましての段階の男女がホイホイ告白して付き合うみたいなところに非現実を感じて、「ああ、作者のおじさんが必死に若者の恋を考えたんだろな」って感じがして力が抜ける。

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    2025年09月24日
  • オルタネート(新潮文庫)

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    SNSへの妄信や懐疑、羨望などを詰め込んだ作品。3人の主人公が、それぞれの青春を歩んでいく。そもそものテンポはいいが、後半はより引き込まれる展開でとても良かった。

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    2025年09月21日
  • チュベローズで待ってる AGE22(新潮文庫)

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    いやはや……NEWSの加藤シゲアキくん。
    デビュー作の「ピンクとグレー」は衝撃的だった…そして「なれのはて」では圧倒的な世界観。
    ものすごい創造力と独特な表現力だと感心してたんだけど…なんというか、こんなジャンル?雰囲気?の違う作品も書けるのね…いやーすごい…


    就活に失敗した光太はホストにスカウトされる。
    ホストに抵抗はあったか父親を幼い頃になくし、身体の弱い母と年の離れた妹を養わないといけない…その為にはお金が必要。意を決してホストになることに…お酒が強い以外はホストとしての資質はゼロ。
    そんな光太を指名に来た美津子。
    彼女は彼を最終面接で落とした張本人だった。
    罪滅ぼしのつもりで光太の

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    2025年09月21日
  • ミアキス・シンフォニー

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    ネタバレ

    ちょっと感想が一言では言いにくい。本、読んだなあ!という感覚が残る。明快なエンタメ小説を読んだ時とは違うおもしろさ。
    登場人物は不器用な人たち。不器用で懸命で、人間ってこういう感じなのかも、という気持ちになる。

    「愛はわかりにくく、見えにくく、気づきにくい。だからわたしたちは足りないと思って、追い求めてしまうんだろう。」という文がある。愛は意外と身近にあると、言いたかったんだろうか。
    最後はハッピーエンドという程ではないが、ほんのり明るい予感を感じた。登場人物達は、前より少し愛を感じる日常を、また懸命に歩んでいくのかなと思った。

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    2025年09月20日
  • なれのはて

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    読後の優しくスッキリする感じが良かったです。闇の部分をもう少し深くすると光の部分がより映えたのではと思いました。

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    2025年09月13日
  • なれのはて

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    主人公はテレビ局員・守谷京斗(もりや きょうと)。ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部へ異動となります。そこで出会った**吾妻李久美(あづま りくみ)**が、祖母から譲り受けた作者不明の不思議な一枚の絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと持ちかけます。しかし、その絵には裏に「ISAMU INOMATA」という署名しかなく、その正体はまったく不明でした
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    読書メーター

    守谷と李久美は絵の作者探しを始めるうち、秋田のある一族へたどり着きます。とくに注目されるのは、石油で財を成した猪俣家の一族です。現当主がその絵を異常なほど高額で買い取ろうとするのには、なにか深い事

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    2025年12月23日
  • Burn.-バーン-

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    ネタバレ

    読んでいる最中、人が沢山死ぬなぁと思っていた。
    どうやら家族をテーマにしているようだったので、家族ならば生まれて死ぬまでを描くのは当然か。

    加藤シゲアキさんの本を読むのはこれで七冊目になるが、どれも面白い。
    あまりテレビを見ないから芸能界にも詳しくないし、興味もあまりないので芸能が絡んでくるとどうにも難しく感じてしまうが、それを感じさせないくらいに読みやすさもあるし、ちゃんと本を読んだと満足感もある。
    小説家一本ではなくアイドルとの兼業で一冊を書き上げているのが凄いな。

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    2025年09月07日