長月天音のレビュー一覧
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⬛︎ おいしいごはんと、少し前を向くための時間
読書好きの友人に勧められて、ようやく手に取ることができました。
ファミレスで女店長を務める主人公・みもざが、路地裏にひっそりと佇む「キッチン常夜灯」を見つけるところから物語は動き出します。
美味しいごはんが登場する心温まる物語かと思いきや、読み進めるうちに印象は少し変わりました。キッチン常夜灯のシェフやソムリエとのやり取りを通して、みもざは不眠症になるほど追い詰められていた仕事との向き合い方を見つめ直していきます。これは単なるグルメ小説ではなく、働くことに悩む人のための「お仕事小説」でもありました。
常夜灯で出される料理は、一切の妥協がない -
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。コロナ禍が随分前の事のように感じるけど、あの頃はお葬式をするのも大変だったなと思い出した。
葬儀を行うことで、大切な人ときちんとお別れするきっかけにもなる。儀式って気持ちに区切りをつけるという意味でも大切なことなんだと改めて思った。
今作では、美空が資格に挑戦してステップアップを試みていたり、水神さんは引退、漆原の過去が明かされ…と大きな変化が。
もしかしてシリーズ完結かと思うくらいだったけど、どうなんだろう。
今までも広い空を見上げると大切な人と繋がっているような気分になっていたけど、読み終えるとその気持ちが強くなった。空から見守っていてくれるといいな。 -
Posted by ブクログ
育児で毎日大変だが、読む時間をなんとしても作りたいと思える作品だった。
出産を機に、より死が身近に感じるようになり気になって手に取ってみたが読んでよかった。
出産する前は正直いつ死んでもいいと思っていた。
身近な人で亡くなった人もおらず、死ぬということがいまいちピンときていなかったからだ。
でも出産してから、この子が死んだらどうしよう、この子が無事に大人になるまで見守りたいという気持ちになり、死が怖く感じるようになった。
出産してまもないので、妊婦、子供、若い女性が死ぬ物語は本当にキツかった。
とくに子供の話は自分の状況と重ねてしまい胸が苦しく涙が止まらなかった。
私も最初は葬儀は故人のためだ