長月天音のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
美空も前作と比べて成長し、より深みを増した葬祭ディレクターになってきている。時にクレームが起こるほどの間違いはあってもよく、もう少し自信を持っていいのでは…なんて。
今回は小暮が新たに入り、坂東会館も空気が変わった。小暮の考えるビジネス…昨今の核家族や周り近所の付き合いの希薄化と今の葬儀に対するニーズの変化ではある。でもそのアイディアは、継続する上で必要なことは分からなくもないが、遺された家族が新たな道へ進むためにお手伝いすることが一番大切にしなければいけないのではないかと思う。
今回では漆原の眼の前の死に直面した遺された家族に向けて紡ぎ出す言葉が、更に深みを増したんだ -
Posted by ブクログ
三十六歳のおひとりさまの日文(ひふみ)。
信頼する男友達の直人が結婚してしまい、自分はひとりぼっちになってしまったと感じている。
男性が苦手で、恋人もいないし結婚しない人生を送ると決めている日文。
無理せず自分らしく一人で生きていく。心を許せる友がたった一人いれば充分幸せ。でもその友達が人生のパートナーを見つけてしまったら、今までと同じ関係でいられるだろうか‥‥難しい問題です。
困った時や、ちょっとした時でも、いつでも連絡し合っていた友達がそばにいなくなってしまい、ものすごく孤独を感じてしまった日文。この先、自分はずっとひとりぼっちなのだろうか?老後は?そしてその前に親の面倒は?と思考がグルグ -
Posted by ブクログ
たい焼きに雑貨店
私の大好きが揃ったお店に
すてきな、おばあちゃんや
孫の綺羅さん葵くん
表紙も好みで
素敵なお話でした。
雑貨店の雰囲気も目に浮かぶようでしたし、たい焼きの香ばしい香りが漂うようなお話
あーつかれたなぁ。元気でないなぁ。一休みしたいなぁ
誰でもそういう時あると思います。そんなとき
ふと
こんなお店を見つけたら
たい焼きの香ばしい香りにつられて入っちゃって、素敵な雑貨を
思う存分見まわしてお気に入りの一つを見つけて
たい焼きを頬張りながら
少しお店の温かい雰囲気に癒される
最高ですね〜
私もこういうお店に出会いたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
銀座の外れにある「銀座ちぐさ百貨店」名物は尻尾に秘密がある美味しい「たい焼き」
シリーズ2冊目
まず、こんなに良い話だったかしら!と思った。
前作で引退した祖母の「美寿々」から
跡を継いだ「綺羅」と「葵」。
2人で力を合わせて、古くからある雑貨店の思いと場所をしっかり今後に繋いでいきながらも
オリジナリティも併せて出していく勇気を持った姿の何と清々しいこと。
その原動力が「誰よりも祖母に認められたいのだ」というのが人間味があって良い。
4作の短編のそれぞれの語り手の話も温かくて「みんな、がんばれ がんばって踏み出してきて」とずっと応援していた。
こんなに心が温かくなって涙が出そうになる -
Posted by ブクログ
『キッチン常夜灯』シリーズ第2巻。前作の主人公だった南雲 みもざとは打って代わり、みもざの同僚の新田 つぐみを中心とした、お仕事系のグルメ小説。
仕事に対してや恋人に対して、色々不平不満を持ちながら中々前向きにならないつぐみが少しイヤだなぁと思いながら、読んでいましたが、『キッチン常夜灯』に訪れてスタッフやお客さんと会話をしていくうちに、自分の殻から脱皮していく様子がとても丁寧に描かれていて、良かったです❗️
最終話の『第五話 特別な夜に 仔牛のブランケット』では思いもよらない展開で、前作よりも中身の濃い作品でした。
相変わらず登場するフランス料理は余り分かりませんが、いつか作品に登場す