長月天音のレビュー一覧

  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    大きな事件や出来事はないけれど、大変あたたかな物語だった。愛情の感じる、人と人のつながりが人を救うお話の数々。よかった。


    p.98 「姉の考えるスパイスは、刺激を与えるものではありません。料理を味わい深くして、じんわりと優しく作用する、体をいたわる料理に必要なものだそうです。私にはまだよくわからなくて、おいしければいいんじゃないかって思うんですけど」「だからこそ、美味しくなるんだよ。お客さんのことを思う、愛情のこもった料理だわ。きっと姉さんには、そういう料理を作るに至るストーリーがあるのね」…「でも先生、その人にとっての過去って、結局全部ストーリーじゃないですか」「そうね、生まれてから死

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    2023年05月31日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    一巻の最初ではツッコミどころが満載だったみのりさんも今巻は落ち着いていて良かった。
    近くにこういう店があればなぁ と、羨ましくなりながら、楽しんだ。
    お腹がすく良き本。

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    2023年05月22日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    神楽坂スパイス・ボックス 第2弾。
    神楽坂の路地、姉妹で営むスパイス料理専門店。

    以前の古民家カフェに店主のおばあさんと話したくて来ていた客。
    彼女に振られたおばあちゃん子の料理人見習い。
    妻と死別し、心を閉ざしている男性。
    会社の人間関係に悩む女性事務員。

    心と体が元気になる料理をふるまうスパイス・ボックスには心の中になにかを抱えたお客さんが今日もやってくる。

    #料理小説 #スパイスボックス #長月天音

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    2023年05月21日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    身近にスパイス専門店が無くてホント残念。
    それくらい美味しそうな料理ばかり出てくる。
    気分が落ち込んだり、心身が疲れている人達がスパイス料理を食べて元気になる。
    その姿を想像するだけで不思議とこちらも元気をもらえる。
    架空のお店と分かっているけど羨ましいなあ。
    もし続編があるなら読みたいシリーズです。

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    2023年05月15日
  • ただいま、お酒は出せません!

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    コロナ禍での飲食店の苦悩を描いた作品、お酒に罪はないと思います。あなたはどう思いますか?読んでその答えを探してください。

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    2022年12月28日
  • ただいま、お酒は出せません!

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    コロナに翻弄される飲食業界はこんな感じだったのか、と思った。
    特に東京は大変だっただろうな。
    働きたい思いが強すぎて、一週間の休みすら楽しめない主人公が少し暑苦しかったけど、本の中に出てくるピザが本当においしそうだった。

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    2022年09月18日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    日文さんがおひとりさまに向き合いながら人との出会いやつながりの大切さに気付いていく物語。自分と状況が似ているということもあり、親のことの悩みは共感した。いつ帰ってくるの?て言われて言い淀んだことを思い出した。最初、直人のことを引きずりすぎじゃない?て思ったけど、その後の章から定食屋さんの人たちや周りのコミュニティの話から自身のことを見つめ直してて、生きるヒントをもらえた気がする。

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    2025年12月21日
  • キッチン常夜灯

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    雰囲気としては前に読んだ『魔女たちのアフタヌーンティー』と似てるかな。日常の中で出会うちょっとした素敵な時間、素敵な人たち。そこでの経験を経て、少しだけ前向きな自分へと変わっていく…。

    平易な文章なので疲れることなく隙間時間にもさくさく読み進められる。雰囲気の良い小さな夜のビストロという最高の舞台設定なので、お腹が空くこと請け合い。自分も仕事終わりに通いたくなる。

    一方で、登場人物の背景や台詞はやや作り物感があるというか(いやまぁ小説なんて全部そうではあるのだけど)、説明的&いかにも的で若干気持ちが入りにくいところもあった。(作者の慣れの問題かも?もっともっと作品を書いたら上手になりそう。

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    2025年12月21日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    いいエンターテイメント小説。今年祖父が無くなって、一から葬儀というものを体験したすぐにこの小説が目に入ったので読んでみた。泣いた。

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    2025年12月20日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    シリーズものというのは続きが出てしまったのならまぁ読むか、といったところで大抵は1が一番おもしろいのだろう。他の読者の皆さんのレビューを拝読すると賛否分かれる様子。
    美空のキャラクターには少々イラッとする所が増えてきたように思うし、2年もいてまだ新人のような仕事?文中で漆原だけに敬称が無いのは何故か、後々特別な関係になってしまうのか?リスペクトと恋心が混同していないか。小暮もご意見色々あるとはいえ、いきなり管理職気取りなのはどうにも気持ち悪い。
    最後の、小暮の歓迎会の場面は少し和んだ。黒スーツの集団が公園で通夜料理コースで宴会とは滑稽だ。
    人生で必ず何度か経験するであろう葬儀に対する考え方、故

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    2025年12月19日
  • ほどなく、お別れです 1

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    原作小説は未読。
    映画になるということなので読んでみました。

    就職がうまくいかない大学生の主人公の女性。
    そんな中で、
    アルバイトで働いていた葬儀屋のヘルプに入ることに。
    葬儀の場で、人の死、別れに立ち会う中で、
    自分自身の人生観を見つめていくことに・・・

    ということを書いたら、
    死に向き合う職業を舞台にした
    なんだかありきたりな話に思えてしまう。

    しかし、この作品は、
    ・主人公の記憶にはない、幼くして亡くなった姉の存在
    ・やや霊感があり、見える、感じるものがある
    ・意味ありげな先輩とその友達の僧侶
    などの設定があります。

    第一巻では、それらがまだ繋がってこないですが、
    きっとここから

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    2025年12月12日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    今回の主人公は先のふたりより年若く、20代。そして舞台は製菓部門。
    悪い人が誰も出てこない(部長も不器用なだけ…)のは本シリーズのよいところだが、だからこそ今回は話の展開も読めてしまい、読みどころが料理(スイーツ)の描写と、お馴染みの各キャラクターの掛け合いに終始してしまった感。
    今回はかなめになかなか感情移入できず、、仕事に前向きで実行力・忍耐力も持っていて素晴らしいのだけど、人間関係周りの観察力はみもざやつぐみに比べたらまだまだだったのかな。ふたりは「この人は何故こういう行動をするのか・発言をするのか」を、キッチン常夜灯で過ごしていくうちに自分で気づいていった感じがあるのに対して、かなめは

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    2025年12月12日
  • ほどなく、お別れです

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    亡くなった人と対話出来るというコンセプトの物語は面白かったです。
    ただ、台詞が多いせいか文章が若干軽いというか、ライトノベル的な印象でした。
    作者さんはこれがデビュー作とのことなので、これからの伸び代に期待です。

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    2025年12月09日
  • キッチン常夜灯

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    長月天音さんの作品を初拝聴。
    キッチン常夜灯という夜から朝まで営業しているフレンチ料理店が舞台。
    今作の主人公となる20代女性のチェーン店のレストラン店長が常夜灯を訪れ、その雰囲気、サービス、料理の味に魅了され、そこから頻繁に通うようになる。
    次第に周囲のお客さんやスタッフとも心を通わせ、次第に自分の悩みにも向き合うようになるハートフル系なお話。
    ただ、『こんな人いないよ』的な流れが鼻につき、少し惜しいなぁという作品。
    と言いつつ、シリーズのようなので続きは読みます笑

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    2025年12月07日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    1,2があるのを知らずに読んだので、少しみんなの過去とかに触れるから1.2を読んでから読むのをお勧めです。でも3だけでも意味わからなくて困ることはなかったので、ユニバーサルな本だなと感じました

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    2025年12月05日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    シリーズ第3弾目。読みやすくて、どんどん読み進んだけど、主人公の美空、なんだか落ち着いてきちゃって、ちょっと物足りない気持ち。その理由、なんだろう…と思ったのですが、私は里見さんとの絡みが多いシーンが好きなのかもしれない。里見さんがあんまり出てこなかったものですから。まあ、いつまでもドタバタ劇ではおかしいのかもしれないけれど。ちなみに長月天音さんの作品では、「キッチン常夜灯」シリーズが好きです。

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    2025年12月04日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    2作目も凄く良かった…出てくる料理の描写が美味しそうすぎて堪らないのはもちろん、主人公つぐみの年下彼氏との付き合い方や営業職の粘り強さ、向き合い方にもハッとさせられた。大切な人に自分の気持ちを上手く伝えることの大切さを実感。

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    2025年12月02日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    3作目
    漆原の過去が知れるかなと思ってたけど叶わず。
    それぞれのエピソードが悲しくそれでいて心に響く温かさがあってとても良かった。
    この中に美空と漆原の恋バナをぶっ込んでくれるなよと願うばかり。

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    2025年11月30日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    漆原の静かな司会進行の声と里見の朗々とした読経を思いながら物語の中へ入り込んでいました。
    今作は主人公美空の成長が軸かな。
    今まで先輩漆原に付き従って動いていたのが、自分なりの故人や遺族との関わり方を考え動き、この先の目標を定めていく様が感じられて頑張れとエールを送りたくなった。
    エピローグのスカイツリーと東京タワーを一望するシーンが心に残った。

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    2025年11月30日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    葬儀場『坂東会館』の若手女子社員・清水美空の物語、第三弾。大手葬儀社で10年以上働いていた社長の甥、小暮千波が入社する。やり手で『坂東会館』の改革に乗り出すが、美空はじめ社員たちは営利優先主義を受け入れられない。そんな中でも色々な葬儀をこなしていく。美空の特殊能力が出てこなくなった。

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    2025年11月29日