長月天音のレビュー一覧

  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    ひとりで頑張りすぎないこと。
    頑張ってきた過去の自分を蔑ろにしないこと。
    いつの間にか「わかったつもり」になっていることに、キッチン常夜灯は気づかせてくれる。今すぐにはどうにもできないことに鬱々としてしまう日も、まずは美味しいものを食べて、お腹を満たすことから始める。”今の自分”を幸せにすることを、後回しにしないようにしたいと思った。

    三上店長が主人公の『キッチン常夜灯』も読んでみたいな。

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    2025年11月23日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    シリーズ2作目。

    このシリーズを読んでいると、人生が終わるその人と家族にはそれぞれの死とその受け止め方がある。

    幼い子どもと一緒に遺された家族、交通事故で突然高校生の息子を失った親、海から帰らなかった家族や恋人…いくら時間があっても区切りをつけることは難しい。無理に区切りをつける必要はなくて、前に進むためのそこにある種を見落とさないことなのかな。それを坂東会館のみんなは助けてくれる。

    漆原さんは美空のいいところ、苦手なところををよく見ていて、もちろん自分の知識や経験も惜しみなく伝えてくれるけれど、自分と同じ通りにやる必要はないと思っていると思う。こんな上司部下関係は素敵。

    これから美空

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    2025年11月22日
  • ほどなく、お別れです

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    「3+1回泣ける」がキャッチの葬儀屋さんのお話。
    ちょっと泣けなかったなぁ、、、けど父を亡くした時を思い出しました。葬儀の時は決めることや、やることが多くて、悲しんでいる間もなかったし、亡くなったって実感がなくて、バタバタと過ぎた中、近くにおったんかなぁ、、、
    きっとこっちのこと見てくれれて、今でもどっかで見守ってくれているんやろうって思うことができた一冊でした。

    目黒くんと浜辺美波ちゃん
    ピッタリなキャスティング!

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    2025年11月22日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    以外と長かったけど、読み終わった!
    主人公は、ケーキ屋さんで働く女の人!
    水道橋にある常夜灯っていうフレンチで、出会う人や料理、仕事のプロジェクトと出会ったり向き合ったりする物語。
    パートと社員さんとか、飲食業界のこととか身近に感じられるようになった。雨降って地固まる。また思い出した。

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    2025年11月22日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    シリーズ3作目。主人公は2年目に成長しているが、未だに漆原の後ろにくっついている感じで、自信がないだのなんだの言い訳が多くてややイライラした。
    そして今作の新しい登場人物、小暮。当初はなかなか理解し難い存在だったけど、小暮の考えも一理あるなと読んでいくうちに思えた。主人公は小暮を毛嫌いし過ぎやけどな…

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    2025年11月19日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    銀座で評判の鯛焼きも売ってる雑貨屋さんを舞台に祖母の美寿々と孫娘(といっても40過ぎ)の綺羅とアルバイトの葵のお話。
    ほのぼのしんみり、まったりしてるようで時に現実的。

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    2025年11月19日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    電車の中で読んでしまって思わず泣きそうに。今回はいっそう切なかった。
    相変わらず漆原さんのところにやってくるのは一筋縄ではいかない葬儀ばかり。
    特に今回は子供に先立たれることや自ら命を落とす辛いものばかり。
    葬儀は1歩前に進む為の区切りといえど、乗り越えるのは辛いものだ。ましてや生死不明なら尚更に。夏海ちゃんと坂口さんのやりきれない思いが伝わってきた。

    漆原さんの元で働いてもう1年か。美空が司会をやったりと成長が目まぐるしい。今後も応援したくなった。

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    2025年11月12日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    「ほどなく、お別れです」の3冊目。
    美空が坂東会館の社員になって2年目の繁忙期に入ろうとする頃から始まる物語。

    今回もまた、孤独死だったり、火災で亡くなった祖母と孫であったり、故人の妻と姉の確執が激しかったり、という訳アリの葬儀が描かれる。
    前半は大手葬儀社でも働いたことがある小暮が入社してきてその言動が波紋を起こしたり、美空の気持ちが入りすぎて遺族を置き去りにした司会がクレームになったり、イラっとしたりザラっとしたり、ちょっとテンションが上がらない話が続く。
    別れた夫が妻の葬儀に出席をしてくる顛末を描く四話目が家族の在り様を語ってなかなかいい話で、そこから小暮や漆原の家族の話につながってう

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    2025年11月07日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店② 江戸切子のロックグラス

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    たい焼き食べたくなりました。アッツアツのやつ。

    人となりが分かって角が取れている分、前作よりもとっつきやすかった。
    この作者さんは2巻目以降が良い気がする。キャラクターが馴染むのかな?

    定年退職した紳士については、今からでも遅くないから、言い訳する前に家事やれや。
    とは思った。

    ちょっとずつ大変だけど、頑張れるよ!がんばろね!
    と、思わせてくれて良かった。

    一作目も感想書いたなと思って読み返したら、大概辛口やった…でも、その時はそう思ったのよね。
    予想通り、2作目は程よく馴染んでたわ笑

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    2025年11月07日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    主人公の環境が変化し、頼れる人が去ってしまう
    不安や淋しさに深く共感し、ウルっとしてしまいました。
    この物語のように、気持ちひとつ変える事で、簡単に人と信頼関係が築け、絆を育めるものなのかと思いつつ読み終えました。

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    2025年11月07日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    ネタバレ

    今回は製菓に焦点が当たった物語。
    牧野部長の意地張が後半以上続くので主人公の撃たれ強さに感服。私だったら逃げ出すくらいの職場環境だった。だけど、パートのボイコット騒動をきっかけに心を改め直してくれて良かった。
    常夜灯での活力ごはんもデザート類が多く出てきて甘いものが食べたくなってきた。
    直売所でのカフェ経営も軌道にのって夢もできて希望があるラスト。
    明日も何かをご褒美に頑張ろうと思えた。

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    2025年11月02日
  • ほどなく、お別れです

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    文体があまりあわず、誰が話しているのか迷子になったりしてしまいました。

    普通の葬儀屋さんの話かと思ったらさにあらず、特殊能力ものだとは思いませんでした。

    最初の一章は電車内で読んでいて思わず泣きそうになりましたが、三章目の話はちょっとミステリ臭が強すぎてあまりいい気分ではなかったかな?

    出てくる人たちが良い人たち過ぎて、それも少し合わなかったかも。

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    2025年11月01日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    城崎シェフと堤さんが営む「キッチン常夜灯」のように、ゆったりと、気の向くままに楽しめるのがこのシリーズの良いところだと思う。シェフが丹精込めて作り上げるお料理も、そこから生まれる出会いもやさしさも、すべて読むひとの心の栄養になってゆく。迷いながらも前へ前へと進んでいくかなめの姿を見ていると、私もいまある環境で頑張ろうと力が湧いた。かなめたちにキッチン常夜灯があるように、嬉しい日も落ち込んだ日も寄り添ってくれるもの。私にとっては”本”だと思った。

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    2025年10月30日
  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    今回もしっかり面白かった
    根っから悪い人は出てこないし、取り返しのつかないような事件も起こらない
    そこがいい
    悪意が介入する隙がないから安心して読める
    それでいて単調ではない

    初めてベテラン社員から見たオオイヌが語られて
    ぐっと深みが増したように思う
    今後も楽しみ

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    2025年10月30日
  • ほどなく、お別れです

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    心に沁みるお話ばかり。葬儀屋さんという職業柄、そして話の展開上必要な訳だけど、「見える」「感じる」能力だと実はあまり好みではなく、続刊はどうしようかと思案中。良い作品なんだよね…

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    2025年10月28日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    キッチン常夜灯シリーズ第二巻。
    こんなお店行ってみたいなあ。人生を変えるような料理と人々。常連になって、人生を好転させたいね。

    主人公は仕事が忙しく彼氏とすれ違う適齢期の女性。会いたいだの、あの時の言葉にはこう応えてあげられればよかっただの、女性の思い悩む感情の描写は冗長で、おじさんには退屈だったかも。

    また何でもかんでもキッチン常夜灯に行けば答えがあり、解決するというのも主人公補正のようで私としては面白くない。もっとうまくいかなくたっていいし、不幸であってもいい。

    飲食関係で頑張る人、仕事にやりがいが見出だしたい人などは元気がもらえていいかもしれない。

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    2025年10月07日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    カレー、ビリヤニ、キャロットケーキ!!
    スパイス好きにはたまらない
    料理を通して人の心がほぐれていく過程が素敵

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    2025年09月28日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    祖母が切り盛りしている雑貨店。そこは雑貨だけでなくたい焼きも販売している一風変わったお店。そこには真に物大切にするお客様が来店してくる。
    祖母は一見冷たいように見えるけど、思いやりもあって話好き。主人公とすれ違った原因の出来事も綺羅を思ってのことだったんだな。
    更に辛い事実を突きつけられる前に悪者になってまで守ったのかな。
    出生の秘密が明かされる話は重め…それでも家族の繋がりを再確認し前を向いて頑張っていて、人生何が起こるかわからないけど前を向くのが大切なことだった。
    葵くんは今後どうなるのだろう。家族を欺き続けるには限界があるのできっと自ら打ち明けるのだろう。

    装丁がオシャレですべてお話に

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    2025年09月14日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    三十六歳独身女性・泊日文(とまりひふみ)頼りにしていた男友達の結婚を機に誰にも頼らず生きていこうと「おひとりさまノート」をつけていく話

    自分自身の未来が心もとなく
    一人で生きていくと決めたくせに、本当に自分が一人で生きていけるのか不安で
    「おひとりさまノート」を書く

    一人で備えておくことや、いざという時の対処法ばかりを記していたノート

    いつしか今後の展望を書くことが多くなり「一人で生き抜くために」ではなく、「一人でよりよく生きるために」
    と思うようになる

    一人で生きていくことは困難なことばかりでもなく、ひととの繋がりがあることを知り、築いた関係を大切に育もうとする

    「おひとりさま」に

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    2025年09月06日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    前作楽しく読めたので読んでみましたが、今作も面白かった。
    日常のつまずきや不満など誰もが抱えるものをどう捉えるか。料理を通して心をときほどしていく。前作の主人公みもざちゃんの同期つぐみちゃんの成長記。
    読んでいて優しい気持ちになる本です。

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    2025年09月06日