長月天音のレビュー一覧

  • 世界をめぐるチキンスープ 神楽坂スパイス・ボックス3

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    ネタバレ

    みのりとゆたかの姉妹の関係が本当に素敵。
    向上心もあって、お互いを尊重し人間性も本当に素敵だなぁと思う!
    今回はエキナカ青年南くんと後輩須藤のシーンがすごく良かった!須藤を本気にさせようと激励するシーンは何度も読み返したくなる場面だった。
    他にも子育て中の家族連れの方のお話や、職場で素を出せない明日実、ケバブ料理アルバイトの祐未とのメニューで繋がる関係性等…素敵なシーンがたくさんだった。
    長月天音さんの作品をもっと読んでみたい!

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    2025年05月31日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    ネタバレ

    みのりとゆたかのお店「スパイスボックス」の料理が読んでいてとても美味しそう。
    今回も様々な登場人物が…!
    「スパイスボックス」の前に同じ場所で営業していた古民家カフェが閉店になってしまい、知らずに来店した綾香、失恋で落ち込むも板前の修行を頑張る大志、奥様を亡くすも前作にも登場した周子先生と面識のあった千秋、職場環境が悪くランチタイムに元気をつけるために来店していた真友。
    色んな登場人物の生活に寄り添いながら料理を提供し、元気づけるみのりとゆたかにホッコリした。実在するお店だったら是非行ってみたい!

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    2025年05月31日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    人との繋がり方、距離感の取り方の機微が淡々と描かれて日常が紡がれてゆく。
    歳を重ねてゆく両親を大切に思っても、だからと言って一緒に住むだけが親孝行でもないし…
    一緒に働く人との関係が良好だと精神的には穏やかで居られると思う。

    ずっと1人で生きていくという覚悟を持つと吹っ切れるのか、日文が少しずつ強く逞しくなっていく様を応援しながら読み進めた。

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    2025年05月21日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    一見素っ気ないようで愛情深い祖母美寿々と40歳過ぎて無職になった孫の綺羅と大企業を辞め美寿々に弟子入りし、たい焼きを焼く葵くん
    銀座の裏通りにある店先に鯛の形の木型が吊された店にやってくる客の物語を入れながら
    たい焼きの尻尾の秘密 娘で綺羅の母珠子の遺品を美寿々はなぜ処分してしまったのか
    色々な秘密が少しずつ明らかになり最後に驚かされる 

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    2025年04月27日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    表紙イラストが素敵だったので購入。
    たい焼きも売ってる雑貨屋さんのお話。
    お店に並んでいる雑貨がお客さんの心を癒していき、心が温まった。
    なによりたい焼きが食べたくなった。
    しっぽに塩昆布が入ってるなんて食べたすぎる。

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    2025年04月20日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    おばあちゃんが若かりし頃、たい焼きを作るきっかけになったエピソードから始まって主人公は孫の綺羅に交代、少しずつ綺羅とおばあちゃんの間にある確執に触れていき徐々に雪解けが見えてきたところで最後に急展開が待っていた。

    とはいえその頃には綺羅もだいぶ柔らかくなっていたからか、多少の戸惑いはありつつもすっと道を選んだように思う。

    確執については、当時の親子の様子を見ればおばあちゃんの取った行動に分があるかなぁと個人的には思う。捨てた(本当は捨ててない)のはやりすぎだけど、残してたら耐えられないお父さんとずっと遺品抱いてぼんやりしてそうな娘になりそうだ。

    最後に、ちぐさのたい焼きとコーヒーのセット

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    2025年04月11日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    銀座の外れにあるちぐさ百貨店という名前の雑貨屋であり、雑貨やアンティークな物を売りながら、鯛焼きを売っている。それがとても美味しく銀座の名物ともなっている。母が亡くなった時に祖母が思い出の品を処分してしまった事がきっかけで、百貨店には行かなくなってしまった。しかし会社を辞めて、無職のみ半年が過ぎたところで、祖母のちぐさ百貨店に呼ばれて行ってみることにした。祖母は、孫である綺羅に店を譲るとの事だった。店には鯛焼き職人がいて、2人で店をやっていってくれとの事だった。

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    2025年04月07日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    ネタバレ

    「自分がいいと思ったことを自信を持って勧めるんだ。お客も気に入ってくれればこんな嬉しいことはないよ。自信もつく」

    私は雑貨とカフェのお店を営んでいます。自分が自信を持って仕入れたものが売れないと気持ちも沈みますが、上記のセリフで初心に帰る思いでした。

    長年の経験に裏打ちされた、ちぐさの店主の揺るぎない自信から生まれた言葉に私も背中を押された気持ちになりました。

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    2025年04月04日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    ネタバレ

    雑貨屋店主がおばあちゃんから孫に引き継ぐ
    あったかストーリーと思ったら途中から
    ジーンとするお話多めの素敵な作品でした。

    雑貨屋でたい焼きを売ることになった
    切ないけど暖かいエピソードはよかったし
    たい焼きの尻尾に塩昆布の理由も素敵、
    当初の目的は達成できなかったけど
    そのおかげで今の「ちぐさ百貨店」があり
    綺羅が戻ってこれたり葵の居場所になったりと
    なんかそんなところもひっくるめてよかった。
    近くに売ってたらそのたい焼き食べたいな。

    物語の終わりごろに思わぬ展開があり、
    これまでの色んなことに納得がいき
    あぁ~家族っていいもんだなと思いました。

    美寿々ばあちゃん分かってたけど
    愛がすご

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    2025年03月07日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    最後の手紙よかったな
    スパスパ決断するおばあちゃんが、きっとどうやっても割り切れず大切に仕舞っておいたモノたち
    その人が使っていたモノには記憶も時間も刻まれていて、それを通してまた身近に感じることができる

    使い捨ても多いけど、とっておきの一つを大切に使う良さがわかる

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    2025年02月17日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    完全に、表紙がレトロっぽくてかわいくて購入。
    タイトルからは、たい焼きやさんの話しでもなさそうだし、雑貨だけの話しでもなさそうだしどんな内容か解らなかった。
    読んでみたら、どっちも大切なものだった。
    ひとつひとつ丁寧に焼いてくれるたい焼きが恋しくなってしまった…

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    2025年01月14日
  • ただいま、お酒は出せません!

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    2024.7.5

    新型コロナが遥か昔に思えてくる。

    皆、よく頑張ったな。まだ、終わってないけど。

    人間って凄いよな。

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    2024年09月14日
  • 私が愛した余命探偵

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    ネタバレ

    やはりタイトルの通り余命ということで、悲しく辛い空気感はありつつ、その中でも生きている時間想いあっている2人。
    でもやっぱり辛い…。

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    2024年09月08日
  • 私が愛した余命探偵

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    ネタバレ

    西荻窪のコイズミ洋菓子店で働く二葉の夫・一星は病気で長期入院中。食事も取れず病室で過ごす一星は二葉がコイズミ洋菓子店で出会ったお客さんにまつわるちょっとした謎解きを楽しんでいた。
    「におい」を頼りにケーキを探す女の子、洋菓子店の前を老犬と散歩する老婦人、病院内のカフェで誰かを待ち続ける男性、40年間以上に渡るバースデーケーキのアルバムを持ってきた女性。
    はっきり答え合わせができない謎も含まれてはいるけれど、悲しい結末などはない。結末も二葉が前向きになれるエンディングでよかった。
    人見知りで厨房から出て来ない、マッチングアプリで出会った女性を何時間も待った末にすっぽかされるなど、シェフがいいキャ

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    2024年08月23日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    相変わらずどれもこれも美味しそうな料理が出てきて食べたくなる。
    こんなに一人一人のお客さんのことを見て、心と身体に良い料理を出してくれるお店があればなぁ。
    スパイスは奥深い。

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    2024年07月20日
  • 私が愛した余命探偵

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    去年はまった『ほどなくお別れです』シリーズの長月天音さん。

     腹部に腫瘍が出来てしまい半年近く入院している夫の一星と、洋菓子店に勤めつつ夫を支える妻の二葉。

     ある日二葉は、退屈な一星にせがまれお店に来るお客さんの謎を話し聞かせるように。

     2日に1回ロールケーキを買って行くおばあさん、匂いで思い出のケーキを探す女の子、娘が独り立ちした後も誕生日ケーキを買い続けた老夫婦。記念日に行く事が多いケーキ屋さんには色々な思い出があるもんね。

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    2024年06月29日
  • 失恋に効くローズマリー 神楽坂スパイス・ボックス2

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    普通、連作短編だと、(実際はその後、リピーターになるのかもしれないけど)お客さんは1回しかお店を訪れないけど、この小説は必ず1話で2回続けて訪れます。珍しいですよね(笑)

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    2024年06月02日
  • 世界をめぐるチキンスープ 神楽坂スパイス・ボックス3

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    姉妹で営むスパイス料理屋シリーズの第三弾
    正直、特に目を見張る新展開があるわけではなく、普通に美味しそうで、優しい話が並んでいる。
    無難に楽しめる一冊。

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    2024年05月21日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    前の職場、知り合いの有名作家のコネクションを利用させていただいていて、それを素直にありがたがるところはリアル。別れた二人の関係もなんかいい。

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    2024年05月09日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    元カレに対抗するため、姉をシェフにして
    飲食店を開業した妹。

    軸は開店した飲食店の短編。
    姉妹視点から客視点に代わるので、一体何があって
    やってきたのかがよく分かります。
    小さな悩みが、食べたことによって
    違う意見を渡されたことによって解決していきます。

    読んでほのぼの、食べものでわくわく、な
    美味しい内容でしたw

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    2024年03月26日