長月天音のレビュー一覧
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(シリーズ通して思うことだけれど)葬儀社としてそういう決まりなのかどうか分からないけれど、喪主にお名前ではなく「喪主様」と呼びかけているのは少し気になってしまった。
式場がギャラリーになる!美空の美術部恩師の骨葬のお話が素敵だった。水神さんの生前葬のお話も。
コロナを機に冠婚葬祭が簡素なものになり、正直これ幸いと思っている人たちも多いだろうと思う。
心配なのは、参列した経験が少ないまま、いざ自分が関わることになった時にどうしていいか分からない、マナーが分からない、という人が増えていくのではないか。
色々と、思いを馳せるきっかけになるシリーズだと思う。 -
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シリーズ4作目。「女性活躍」を掲げていた
シリウス、そういえばそれよりも以前から
女性の店長として働いていた人って
どういう思いなんだろうと前の作品を
読んでいるときにちょっと思ってたので
今回の4作目の内容は少し興味もありつつ
色々と考えさせられました。
40代のベテラン店長鳥羽いつき、
23年も働いてただけあって仕事はできるし
この店長自体の考え方もすごく共感出来る
だけあって共感しすぎて読んでてつらかった。
40代ともなると男女関係なく仕事、親、
結婚等々全てのことにたいしてこれからの
残りの人生のことを考えてしまうんですよね。
基本的には仕事もプライベートも楽しんだら
いいとは思うんで -
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夜9時から朝7時まで営業するキッチン常夜灯。
最初は、この店を舞台に悩みを抱えた様々なお客さんにスポットを当てた連作短編(なんならちょっとファンタジー寄りの、悩める人々が一度だけ訪れることができ、後日お店を探しても見つけられない系)なのかと思っていたけれど、そうではなかった。
女性主人公の仕事の悩みや常連客のエピソードを交えつつ、お店の人も人間臭くて、そんな出会いと主人公の成長を描くお話。
サクッと読めてそれなりに面白かったけれど、シリーズ追うほどハマるかというと微妙。
次作品は、今作主人公から紹介された別の女性が主人公となるようで、もう1作くらい読んでから判断しようかな。
こんなお店ステキ -
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映画化されるということで、本屋でも目立つディスプレイがされていて、つい手に取ったシリーズの第一作目。母の葬儀で葬儀場のお世話になる機会があり、この本を思い出し読んだみた。
『死』がテーマだけど、とても温かい気持ちになれる本。別れは必ずやってくるけど、穏やかな気持ちで旅立ってほしい、見送る家族にとっても葬儀はひとつの節目になる。母の葬儀で、棺に納める思い出の品を渡したら、読みかけの本のページを開いて飾ってくださった葬儀場の方のことが浮かんできた。
そっと寄り添ってくれた優しさは忘れません。
本の中では、葬儀に関わる人達の仕事に対する姿勢や、故人と遺族に対する思いやりに溢れていて、改めて感謝の気持 -
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ネタバレ葬儀屋シリーズ第四段
コロナ禍での葬儀。大ベテランの水神さんが70歳で引退を決める。
バイク事故で死んだお父さん。職場の料亭とは違う場所に行こうとしていた?きっと昔の風景に会いに行っていた。水神さん引退で漆原も部外者になったので清水が顧客を引き継ごうとするも顧客から拒否されて凹む。
ショッピングセンターで事故死した30代前半の男性。喪主は妻。変な様子だったが、離婚寸前で別居の買い出し中だった。里見僧侶が遺体の声を聞くが思い出を抱えていると。喪主は頑張ってやり切る。
長年連れ添った老いたおばあちゃんの葬式。喪主は旦那。キリスト教。昔、漆原の2年目の時に息子と孫娘の葬儀をしている。水神さん -
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著者の長月さんの「キッチン常夜灯」シリーズが大好きで、日文ちゃんの本も手に取りました
この本自体はおもしろい!と思ったし、食堂のごはんシーンも美味しそうだし、登場人物にも魅力を感じる
…が…、日文においてだけ、「おいー!」な印象。。。
職場や地域の人たちとつながりができていくのはすごく素敵!
日文の素直な人柄が、きっとそうさせているんだろうな、と思う
だけど、なんて言うんだろうか…
私の心に、ぺとっ…と嫌な感じで貼り付く、この日文への思い…
正直に言います、私、完全にイラっときてました笑
序盤からまあまあな気持ちではありましたが…
彼女がつけているおひとりさまノートに、何で直人の住所を控え -
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葬儀場を舞台にしたお話。でも暗い雰囲気ではなく、前向きに生きようと思えるストーリーとセリフづかい。お葬式は死者を弔うという意味もあるんだろうけど、生き残った側が気持ちに整理をつける場でもあるんだろうな。そうしないと死者も安心して旅立てないよなと。
2章の旦那さんがとてもよかった。自分もとても辛いのにお葬式で奥さんを愛情深く支えて…
3つともいいお話だったけれども、泣くことはなかったかな。
本文より
結局はね、生きている人の心の中の問題なのですよ。どう死を認めるか。どう諦めるか。ご遺族の気持ちに区切りがつくことで、たいていは死者も納得するものです。 -
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2023年出版。267ページ。シリーズ第2巻。
読み始めは、何やら判で押したようなキレイな設定と展開の印象で、ちょっと引いた...。読み進めて、相応の現実的な泥臭さも織り込まれてバランスが取れて来て、味わいを感じられるように。中心人物達の背景と登場人物の設定からして、女性応援の空気は一貫して強く感じる。かと言って、男性を無闇に「この世の毒」のように描くことも無く。登場人物の言葉として、こじらせ中高年女性を繰り返し「ばばあ」と表現するのは珍しいかな。
何だろう? 何か落ち着かない、生身をイメージ出来ない違和感を感じる。「良い人」「悪い人」がカッチリ区別され過ぎ? バランスを取るべく文字列としては