あらすじ
神楽坂の路地の奥の奥にある木造家屋のスパイス料理専門店「スパイス・ボックス」。料理が美味しいのはもちろん、食べるだけで心の不調も直し、整え、癒やしていくお店として、ファンを着実に増やしている。今回は、ドタバタの子育てに疲れた祖母と母親、やる気を見せない後輩社員とそれを憂う先輩社員ご一行、そしてセルフ・プロデュースと周囲の視線に疲れた女性社員などが人生の岐路に立ってご訪問。美味しい料理を食べながら前に進む勇気が湧くお店はいかがでしょうか? 心にも栄養が染み渡る、大好評・料理小説、第4弾!
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Posted by ブクログ
チキンスープの話も、シェフゆたかの人生を語る上で大事なものだったが、今回作の中で私は1番タイ料理に惹かれた。スパイシーで、ヘルシーだからだろう。これからの時期、酸味とスパイスの効いた料理を堪能し夏バテにならないように過ごしたい。好き嫌いは激しそうだけど。
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相変わらず美味しそう。
しかしスパイス料理ならではの悩みもあるね。
食べ物の記憶は結構残るけども、同じものを別の場所で、となったら難しい。だけどそれが不可能ではないのが料理の魅力なのかなあ。スパイスはインドのイメージ強いけどそうじゃないんだな。
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第3弾。
神楽坂の路地の奥にある、スパイス料理専門店「スパイス・ボックス」。料理が美味しいのはもちろん、心と体の不調を癒して整え、前向きな気持ちにさせてくれるお店。
今巻もいろいろな人生の岐路に立つ人がお店を訪れます。
前に進む気持ちと人間の成長を感じる1冊でした。
そして、思わぬ所で誰かが誰かの為になっていること。
自分の存在意義を無理に表現しなくても、そこに居るだけで誰かの為になってるかも。
そんな風に少し肩の力を抜いてもいいよと言われているような気がしました。
Posted by ブクログ
相変わらずスパイス料理の魅力が詰まっている。
ホントに元気をもらえそうだから食べたいと思える。
それに今回は泣きたくなるような話ばかり。
共感できる部分があるから、読むと少し胸が痛かった。
エキナカ青年の意外な一面が見れたりと今作も楽しく読ませてもらった。
羊肉のケバブ食べたい。
Posted by ブクログ
神楽坂にあるスパイスボックスの店には様々なお客さんが来て、美味しい料理で胃袋を唸らせている。駅ナカ青年の話がとても面白かった。スパイスボックスも1周年となりコレからも美味しい料理を楽しませてもらいたいものだ。こんな店が近くにあったら必ず行ってしまうだろう。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
前作を飛ばして、こちらから読んでしまった。
でも、すんなり物語に入っていく事が出来たので、問題なし。
スパイス料理ってパンチがあるので、心身共にエネルギーを与えてくれる。
何か問題を抱えている人がお店に訪れて、元気になっていくのも納得。
「第3話 真夏のトムヤムクンと美女のレシピ」が一番好きだった。明日実が周りの理想に自分を寄せていってしまう様子、なんとなくわかるなぁと共感した。
Posted by ブクログ
スパイス・ボックスシリーズ第三弾。
今回のお気に入りは「真夏のトムヤンクン」
実はアラフォーな明日実は、会社の同僚に若く見られているのを気にして自分を偽り、お酒もスパイシーな料理も我慢していた。その所為で心身共に疲れ始めていて…
自分をずっと偽るのは疲れるだろうな、と。それをちゃんと受け入れてくれる人が近くにいた事に気付けて良かったです。年下彼氏、可愛くてニンマリでした。
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子どもも大満足!スパイスは辛いものだけではないのだ。新しい客層を求めてメニューを考えるのも楽しそう。育児に疲れた母も祖母も癒やしてくれる料理ってすごい。
Posted by ブクログ
みのりとゆたかの姉妹の関係が本当に素敵。
向上心もあって、お互いを尊重し人間性も本当に素敵だなぁと思う!
今回はエキナカ青年南くんと後輩須藤のシーンがすごく良かった!須藤を本気にさせようと激励するシーンは何度も読み返したくなる場面だった。
他にも子育て中の家族連れの方のお話や、職場で素を出せない明日実、ケバブ料理アルバイトの祐未とのメニューで繋がる関係性等…素敵なシーンがたくさんだった。
長月天音さんの作品をもっと読んでみたい!