長月天音のレビュー一覧
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泊日文(36歳)は、小日向食堂で働く独身女性である。
大学時代のバイト先で知り合った直人は、一人暮らしの同士として頼りになる友達だったが、彼が結婚し、北海道に行ったことで寂しさを感じでいた。
電球が切れて困ったときは都内に住む弟を頼り、高熱がでて辛いときは仕事先に連絡し、フリーターの美沙紀が飛んでくるという…
困ったときにも周りの人に助けられることにより、散歩で知り合った人たちとの輪の中にも入ることも躊躇なくでき、ランチの素敵なお店も発見し…
繋がりを持つことでひとりでも寂しくなく生きていけることに気づく。
おひとりさまって自分の気持ち次第で、孤独を感じることもなく楽しみながら生きることが -
Posted by ブクログ
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一人だけど、
独りじゃない
独身
異性が苦手
上京組
36歳
泊日文(とまりひふみ)
の再出発を描く、
希望に満ちた物語。
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月曜に出社した際、
なんかぐったりしてて気持ちが落ち込んでたら、
「週末の読書で重たいの読みました?」と
社内の人に言われ、
今週末は優しいのを読んでみようと手に取りました。
「キッチン常夜灯」の著者。
今回の主人公、日文はチェーンの定食屋で働く36歳。
助け合っていた友人(男性)が結婚することに、
寂しさと不安を抱く。
「お -
Posted by ブクログ
スパイスを使った料理を絡めながら、料理人の姉と、編集者から経営者に転身した妹のストーリー。
私には姉妹がいないので、2人がそれぞれを思いあっているのが羨ましい。
派手な展開はないけれど、温かく、読みやすく、とにかくカレーが食べたくなります!
スパイスも奥深い!
2人の間にワダカマリはないのだろうけど、元カノのお店に今カノを連れてくる和史はデリカシーがない。と、モヤモヤ。
今カノに元カノだと言わない辺りも。
私が大人気ないのかな……?
神楽坂は馴染みがない街ですが、人情を大事にする街のように思え、坂上の大将のとこのカレー南蛮も食べたくなりました。