長月天音のレビュー一覧

  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    どの人物も人間臭くて、反発もあるけれど、どこか朗らかな気持ちになる不思議な物語だった。
    人間の死に関わる話であるため、寂しさを感じる場面もあるが、「区切り」として前向きに捉える姿は優しささえも感じた。
    誰もがいろんな想いを抱えて生きている。そんな気付きを物語を通して実感できる気がした。

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    2025年07月23日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    泊日文(36歳)は、小日向食堂で働く独身女性である。
    大学時代のバイト先で知り合った直人は、一人暮らしの同士として頼りになる友達だったが、彼が結婚し、北海道に行ったことで寂しさを感じでいた。

    電球が切れて困ったときは都内に住む弟を頼り、高熱がでて辛いときは仕事先に連絡し、フリーターの美沙紀が飛んでくるという…
    困ったときにも周りの人に助けられることにより、散歩で知り合った人たちとの輪の中にも入ることも躊躇なくでき、ランチの素敵なお店も発見し…
    繋がりを持つことでひとりでも寂しくなく生きていけることに気づく。

    おひとりさまって自分の気持ち次第で、孤独を感じることもなく楽しみながら生きることが

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    2025年07月20日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    一人だけど独りじゃない。
    生活は一人でも小日向食堂で働く日文には支え合える仲間がいる、助けてくれる弟、故郷に帰れば両親がいる。
    ウォーキング仲間もできて一緒に食事もしたり日文はしあわせだなと思う。生き方は人それぞれ、なにがしあわせで、どう生きるかで人生の楽しみ方は変わってくる。前向きになれる本でした。

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    2025年07月13日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    ネタバレ

    香辛料って奥が深い!辛いものは苦手だけど食べてみたくなった
    印象に残った言葉
    「ここで、お客さん同士もつながっていけたらいいね。大将と、マトンカレーの整体師さんみたいに」

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    2025年07月11日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    2冊目。

    今回は、
    もらい事故で亡くなった少年
    家族に疎まれていた高齢女性
    2人の幼い子供を遺して逝った男性
    不慮の事故で亡くなった女性

    遺された遺族に寄り添う葬儀
    それがどんなに難しく、どんなに遺族にとっての光となるのか。が、読んでいくことで気づける感じ。
    グリーフケアを自然な流れで表現している本だなーと思う。

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    2025年07月05日
  • キッチン常夜灯

    匿名

    購入済み

    素敵なお話しです。
    真夜中から朝方まで営業してるフレンチのお店。どの料理も美味しそうで思いやりが詰まっている。こんなにもお客さんの事を思い料理を作ってくれるシェフって素敵です。

    #ほのぼの #切ない

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    2025年07月05日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    ネタバレ

    訳あって大人の男が苦手だった日文。そんな日文にも性別関係なく男友達だった直人から、結婚して北海道へ転勤すると聞かされて…

    日文はかなり直人へ依存していた節がありましたが、直人と物理的に離れて『おひとりさま』を見つめ直した時、周りの人や故郷への想いなどを実感し、人との繋がりを大切にできてきたのは前進できたと思います。

    故郷へのわだかまりも解けて良かったです。

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    2025年07月02日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    おひとり様として生きていくことを決意するラストにジーンときた。幼い頃の怖い思い出も、切なくもあり、何とも言えない気持ちに…。職場の人間関係が良いのは素晴らしいことだ。地域の人との繋がりも大切だよね。

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    2025年06月30日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    他の積読本を放置して3部作通読しました。
    生きている限り必ず訪れる死。
    それが身近に感じられる作品です。
    自分の命といえど一人で生きているわけではないので日々関わっている人を大切に毎日のありがたみを感じながら生きていけたらいいなと思います。

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    2025年06月27日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    おひとりさまの寂しさを綴るノートではなく、強くなって行く様を綴っているノート。
    悪い人も出てこず、ほっこりと読める。

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    2025年06月24日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    一人だけど、
    独りじゃない

    独身
    異性が苦手
    上京組
    36歳
    泊日文(とまりひふみ)
    の再出発を描く、
    希望に満ちた物語。
    ----------------------------------
    月曜に出社した際、
    なんかぐったりしてて気持ちが落ち込んでたら、
    「週末の読書で重たいの読みました?」と
    社内の人に言われ、
    今週末は優しいのを読んでみようと手に取りました。

    「キッチン常夜灯」の著者。
    今回の主人公、日文はチェーンの定食屋で働く36歳。

    助け合っていた友人(男性)が結婚することに、
    寂しさと不安を抱く。

    「お

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    2025年06月08日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    「キッチン常夜灯」、「ほどなく、お別れです」を読んで今作に辿り着きました。
    「キッチン常夜灯」が良すぎたために少し期待感を増して読んでしまって少しだけ物足りなさを感じましたが、物理的に一人だとしても周りに支えてくれる人が居なきゃ生きていけないのだなと感じましたし、視野を広げるという点で日文が様々なことを感じたり行動していく姿には力をもらいました。

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    2025年06月08日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    1人だけど独りじゃない。
    実際には、なかなかこーゆう繋がりを持つって難しいとは思うけど、、、
    ちょっと外に出てみようかなって気にはなるよね。
    登場人物がみんな良い人なので、あたたかくホワーンとした気分になれる本でした。

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    2025年06月04日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    ネタバレ

    子供の頃の男性へのトラウマから始まり、おひとりさまの道を突き進む日文。
    読んでてなぜそこまでかたくなにって何度も思いました ^^;
    日文はひとりでなんでもっていう考えに囚われ過ぎていて。
    でもちゃんと周りには日文を気に掛けてくれる人たちが実は沢山いてくれている。
    そのことに気付けて自分から歩み寄ることが出来るようになった日文の成長がすごくよかった。
    直人ともこのまま絶縁なんて悲しすぎると思ってたからこのラストは嬉しかったよ〜

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    2025年05月30日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    スパイスを使った料理を絡めながら、料理人の姉と、編集者から経営者に転身した妹のストーリー。
    私には姉妹がいないので、2人がそれぞれを思いあっているのが羨ましい。

    派手な展開はないけれど、温かく、読みやすく、とにかくカレーが食べたくなります!
    スパイスも奥深い!

    2人の間にワダカマリはないのだろうけど、元カノのお店に今カノを連れてくる和史はデリカシーがない。と、モヤモヤ。
    今カノに元カノだと言わない辺りも。
    私が大人気ないのかな……?

    神楽坂は馴染みがない街ですが、人情を大事にする街のように思え、坂上の大将のとこのカレー南蛮も食べたくなりました。

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    2025年05月20日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    そう!そう!「おひとりさま」という言葉に引っ張られるすぎる世の中だけど、見方によればみんなおひとりさま。ひくつにならず誠実に生きたいな、元気が出た! 
    実家に帰省した時の、目に映る風景、その時の気持ち、胸がきゅっとなって共感。

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    2025年05月19日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    良い話でした
    この小説を読んでいる間時間がゆっくり流れた気がした
    こだわりの店内で、たい焼きを食べながら
    一緒に時間を共有したいなと感じました

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    2025年05月03日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    銀座のはずれにある、「ちぐさ百貨店」。
    雑貨だけでなく、焼きたてのたい焼きも販売している。
    祖母のこだわりが詰まっている店。
    ちょっとした行き違いから
    孫の綺羅と祖母の美寿々は疎遠になっていた。

    アルバイトの葵をはじめ、来店するお客とのやりとりや
    整然と並ぶ雑貨が目に浮かぶようだ。
    焼きたてのたい焼きの匂いも漂ってくる。

    P284
    〈私がここを守っていく〉
    来たお客さんに〈何かをやり遂げて、安心してもらうため〉
    「ちぐさ百貨店」を有名店にする。

    綺羅と葵、そして美寿々との関係も良かった。

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    2025年03月31日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    文章が読みやすく、さらさらと読めた。
    料理や人についてもわかりやすくて、お店の雰囲気も想像できるので、文章で読みながら絵が思い浮かぶ感じ。

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    2025年03月26日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    癒やしを求めて手に取った本だったけれど予想に反して感動ものだった。
    わざとらしいベタベタした印象ではないので感動の胃もたれを起こすことなく気持ちよく読めた。

    ちぐさ百貨店名物のたい焼きが何度も登場するので完全にたい焼きの口になってしまった。

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    2025年03月11日