長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
静かな夜のキッチンを舞台に、お酒と料理、人の心がやさしく溶け合う短編集。
派手な展開はないけれど、疲れた日にそっと寄り添ってくれるような温度感があります。
タルトタタンをはじめ、料理の描写がとても丁寧で、読んでいると香りや甘さまで伝わってくるのが魅力。
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読んでいて「はぁ〜…」って自然に息が抜ける本。
大事件は起きないけど、その分リアルで、疲れてる心にちょうどいい。
夜のキッチンでお酒をちょっと飲みながら、料理して、誰かの話を聞く——
その空気感がたまらなく落ち着く。
タルトタタンの描写なんて、もう完全に反則で、
「こんな夜が欲しい…」って思わず本を閉じてしまった。元気なと -
Posted by ブクログ
誰かに想われているというだけで自信が持て、充実した毎日を送っていると思うことができる。
充実した日々っていったい何だろう。
仕事?プライベート?恋愛?それともその他の何か?
私はずっとそれを探している。
頭をからっぽにしたくてさまよっているはずなのに、何か色々と考えてしまっている。でも、そういう時こそ、迷っていたことの答えが見つかったりする。結局、自分で考え続けないと、何も見えてこない。当てもなくさまよっているつもりでも、いつの間にかどこかを目指している。
迷う。あれこれ試す。また迷う。そうやってやっと最高の答えにたどり着いた時、それは経験として私の中に深く刻み込まれます。
私は迷うことから逃 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
善光寺の門前、参道から逸れた先に臙脂色の暖簾を掲げる店〈おやすみ処にしさわ商店〉はある。
土産物屋だった面影を残しつつ、名物であるおやき、喫茶メニュー、ランチを提供するこの店には1冊の古びたノートが置かれていて ——— 。
【感想】
〈常夜灯キッチン〉シリーズがとても良かったので、こちらも購入してみました。
あちらよりはちょっと渋めでちょっとドライな印象ですが、店主がそれぞれが抱える事情に寄り添うスタイルは同じで、とても心地良いお話ばかりでした。
出来れば続きを読みたい作品なので、こちらもシリーズになってくれたら嬉しいですね。 -
Posted by ブクログ
長月天音さんの作品は「キッチン常夜灯」を読んでいます。「キッチン常夜灯」は前向きで元気が貰える作品だと思っています。
この作品も前を向くきっかけや気付きを貰える作品でした。
作品の舞台は、長野県にある善光寺の参道を逸れた所にある「おやすみ処にしさわ商店」で、善光寺にお参りをして、おやすみ処に来た様々な人たちのお話でした。
妻を亡くした人
心の支えになっていたペットを亡くした人
大切な友達に挨拶が出来ないまま引っ越してしまった小学生
祖母からもらった大切なお守りを失くした社会人4年目の男性
病で夫を亡くし、夫に逢いたくて夫の故郷の長野県に来た女性
5人の登場人物たちの大切な話がおさめられてい