長月天音のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ今回も良かったです。コロナコロナする小説はやだなと思っていたけれど、あまり前面に押し出すではなく、今回は孤独死、というのがテーマに感じた。
そして主役は水神さん。正直前3作まで、レジェンド坂東会館の人、という印象でしかなかったが、言葉の重み温かみがすごく、こんな素敵な方いる?!みたいな神々しい雰囲気。孤独死にしろ死亡フラグ立ちまくってると不安になったが、そうではなかった…
孤独死自体そんなに悪いものではないのでは、と思っていたが、腐乱した遺体をみたら、孤独死したくない…と思うのだろうか。恩師の死(いわゆる孤独死)も、孤独死だったけれど幸せな生涯だったし孤独ではなかった、というメッセージを感じだ -
Posted by ブクログ
「キッチン常夜灯」の5冊目。
今回の主人公は、新入社員の高坂あかり。入社前のお祝いで叔母に連れて行ってもらった高級レストランに気圧されて『「シリウス」レベルが私にはぴったりだ』とか言っちゃうし、希望の店舗ではなかった池袋店に配属になって『いまひとつピンとこない』とごちたり、最初からちょっと不穏に思われる出だし。
案の定、初日から躓き続け、そこからはだいたい予想された展開。まあ、入社早々現場に配属されて手順書もなく『体が覚える』とか教えられても、おいしい料理や接客が好きで入ってきた人にいきなり売上のことを説かれても、確かに新入社員には難しいとは思うがな。
そうして一杯一杯になったあかりが、店 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
大学時代からのおひとりさま仲間であり、互いに助け合って来た友人の結婚披露宴に参加した日文は、これからはすべて一人でなんとかしていかなければならないという現実に打ちのめされる。
それでも毎日を過ごしていくうちに、少しずつコミュニティが広がり始め、これまでいかに自分が狭い世界しか見てこなかったかということに気付かされていく ———。
【あらすじ】
〈常夜灯キッチン〉の長月先生の作品です。
定食屋で働く女性が主人公で、おひとりさまをテーマにしたさくひん。
主人公の日文だけでなく、一緒に働く同僚たちもおひとりさまで、それぞれのスタンスを持ち、それぞれの立場で悩んだりしている姿が -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は新入社員
自我が溢れんばかりの新入社員ぷりに、自分の新入社員時代が重なって身悶えする思い
千明ちゃんにはデコピンチョップをお見舞いしたい
失敗はするもの、と言われても時が経たねば消化できないものもある
ゴールデンウィークに働くのは心身ともに削られるの分かる
スコンと抜けるような青空が恨めしかったのを思い出した
あかりちゃんの叔母は仔羊ちゃんこと木下さんだった
常連さんたちもだんだん人となりが分かってきて嬉しい
常夜灯は読んでて不快感無いのだけど、きっとメインの登場人物がみんな食いしん坊だからだと思った
シリウスで働く人も常夜灯に通う人も、基本はみんな食いしん坊
それが落ち着く -
Posted by ブクログ
ネタバレ人の苦労を「食」とそこに集う「人々」が労う話。
「美味しそうな描写」は苦手だなぁ。
眼前に美味しそうな食べ物の造形が言葉を尽くして表現されているのに、胃袋だけ刺激されて結局食べられない感。
美味しそうなカレーなのに、食べようとしたらレンガで頭をかち割られる感覚に近い。
ということで、途中で挫折。
・・・したんだけど、どうしても気になって数日後に復活して読破。
「そんな飲食店あるわけないがな」と思うのだが、心温まる場所っていうのは自分が知らないだけで実際あるんだろうな。
疲れた心は美味しい食事が癒してくれるというのも本当にあるんだと思う。
いつかそんな飲食店に巡り会いたいなと、心