長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
姉妹で経営するスパイス料理専門店「スパイス・ボックス」
順調に客足を増やすこの店に、訳ありな客が悩みを抱えてやってくる…
お気に入りは「勇気をくれるバインミー〜」
やっとの思いで転職したのに、アットホームとは言い難い、古株達の嫌味の日々。憂鬱な日々を過ごす真友の楽しみはスパイスボックスのスパイシーな料理だった。
あの古株だらけの職場じゃ、若い人は寄りつかないでしょうね…私も以前面接で社長が「若い人も男の人も雇ったけど、全員辞めたんだ。即採用するから来てくれない?」って言われた事ありました。きっとこんな職場だっんだろうなぁ。(←辞退しました。)
パクチー増し増しなバインミーで、すっかり自分を取り戻した真友の転職が上手くいきます様に。 -
無料版購入済み
葬儀場でアルバイトしていて
主人公、就職活動で苦戦しているのは他人事とは思えないです。これ、連作集でしょうか。
主人公の産まれる前日にお姉さんが亡くなっていて、というのも辛いです。
遺体にも色んな事情があるのが垣間見える作品っぽいです。 -
Posted by ブクログ
グリーフケアをテーマにしたオカルトファンタジー。葬儀場が舞台で、霊感を持つ女性が主人公の連作短編集。シリーズ1作目。
第19回小学館文庫小説賞受賞作品。
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大学4回生の清水美空は凹んでいた。就活で連戦連敗を喫していたからだ。
そんな美空に声をかけてきたのが、かつてのバイト先の葬儀場「坂東会館」。葬儀が立て込み人員の都合がつかなくなったため手伝って欲しいとのことだった。
気分転換のつもりで応じた美空が会館に出向いたところ出会ったのが2人の男性。
1人が葬儀ディレクターでオレさま気質の漆原。もう1人が大きな寺の若手僧侶で愛想がよく穏やかな里見。
実はこの2人の担当する葬儀はワケありのものばかり。そして、その補助役としてなぜか美空が指名されたのだったが……。
美空が敢えて意識を向けないようにしてきた自分の特殊能力。その秘密が解き明かされる。※全3話。
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「葬儀や法事は故人のためではなく、遺族のためにある」ということばどおりの、ほろりとさせられるストーリーでした。
第1話「見送りの場所」第2話「降誕祭のプレゼント」もよかったけれど、エピローグに当たる、美空の身の上に関わる話がやはり感動的でした。
病死した夫を想うあまり自分の左薬指を食いちぎり指輪ごと飲み込み死んでしまう女性を描いた第3話は ( 心構えができていなかったぶん ) ゾッとしたけれど、全話を通して美空の成長物語としてもうまく構成されていたと思います。
これが長月天音さんのデビュー作だそうですが、ご自身の葬儀会社でのアルバイト経験や、5年間に渡り病床の夫を支え最期を看取った経験が十二分に活かされた作品だったと思います。
マンガ化もされているようですし、続編も楽しみです。