長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は、「女性活躍」の前から唯一の女性店長として頑張ってきた、いつきさんが主人公。
どんどん同期が転職していく中で、転職に踏み切れず、男性社会で頑張ってきた、いつき。「女性活躍」で能力に関係なく女性というだけで店長になっていく後輩たちに複雑な思いがある。
いま、二人目を妊娠して、業績がよければ正社員になれる道もと言われ、業績はあがっていて、でも、正社員になるまで継続して働くことができないと決まって、それでも後任とか後輩が入ってくることも決まっていて、自分が産休育休を取っている間に、フルタイムで働ける独身のその子たちが正社員になるのではと、やきもきしている。
のと、違うとは思うけど、重ねてしまう。
私はプライベートも家事も育児も全部やりたい、というわがままなタイプなので、飲食店の現場でフルタイムの正社員なんて、本当に考えられないけど、自分たちが休みの日に気兼ねなく外食ができるのは、休みの日にお店を開けてくれている人がいるからだ、と強く感じた。感謝しかない。
家族ができて「シリウス」のようなファミレスが欲しい、行きたい、と思うし、大人になって「常夜灯」のようなお店に通いたい、と思う。
私の「常夜灯」を探したい。
すでに続刊が出ているようで、読むのが楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに読んだ常夜灯。
主人公は、1巻に出てくるみもざの同期。
仕事でのやるせなさを感じているつぐみが、常夜灯と出会って仕事と恋愛、どちらも成長に向かって自分を変えようと努力していく物語打。
会社っていうものは今の私にはよくわからない。
でも、表舞台で働いている人の裏には、つぐみのようにもっと中心に近いところで頑張っている人がいる。それを感じさせられた。
現場の人も、裏方の人も、自分にできることをやろうと必死で頑張っているのだと、そう思った。
私自身も、表舞台で働く人間だと思うけれど、数え切れないくらいたくさんの人に助けられている。
そのことに感謝しながら、もっと自分主体で、やってやるぞっていう気持ちを持って仕事をしたいなと感じた。
あと、印象に残ったシーンはここ。
「野々宮さんが見てきた三上店長と、私が見ている三上店長はまったく違う
同じ人物でも、こんなに見え方が違うのだ。相手によって見せる姿が違う。関係によってその見え方も感じ方も違ってくる。」
私が見るか、他の人が見るかで同じ人を見ていても違うように見える。たしかになぁと思った。
そんなふうに、まわりの人から色んな視点で見られることで、人間は成長するのかもしれない。
それにしても、常夜灯の料理はおいしそうだし、居心地はよさそうだし。
元彼を思い出させられることだけがたまに癪だ。笑 -
Posted by ブクログ
『ほどなく、お別れです』を読んで、すぐにこの本を借りられた。全体に暗さが漂うが、最後に明るく終わっているので、良かった。
小さい頃に大人の男性からの被害を受けた事で、男性に恐怖症を抱く36歳の泊日文。唯一の男の親友として、大学1年より16年も親交があった直人からの結婚報告でショックを受ける。何とか結婚式に出るのだが、一生ひとりで暮らすと決めてノートを付け始める。
アパートの隣の部屋に住み始めた背の高い男らしき人に恐怖心を抱き、ビクビク暮らす日文。何だか心細くて可哀想になってしまう。浴室のライトが切れ、助けを呼ぼうにも誰も居なく、最期は弟に頼む。高熱で倒れても、最後はSOSを職場に出して助けて貰う。
店長も後輩も良い人たちだったので、徐々に人との交流が広がっていく。
職場の人達も含め、遠く離れた親の面倒をどうするか、などの悩みも尽きない。
隣の得体の知れない人も女性だったし、最後の方になって小さい頃のトラウマも実は違っていたようだ。
おひとりさまノートも最後は内容が良いように変わった。「故郷に帰るのではない。ここを自分の故郷にするのだ。」力強く宣言がされた。