長月天音のレビュー一覧

  • キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ

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    シリーズを追っていく内に、作中で登場するファミリーレストラン「シリウス」についてもどんどん詳しくなっていて、
    更に今回、主人公の新入社員の目線でシリウスのキッチン設備や営業時のポジショニングなど、より詳細な内情が分かりやすく描かれているので、もはやシリウスで働けそうなくらい詳しくなっていっているのが嬉しさ反面なんか面白い。

    主人公あかりちゃんが新入社員として働きはじめてからの数ヵ月間、仕事の大変さや責任の重さにビシバシ打ちのめされている姿がすごく生々しく、思わず自分の経験と繋がってより辛い気持ちになった。
    一緒に働く人達と比べて自分の力量に絶望してしまったり、それが周りの目を気にしてしまう要因になってしまっている様子など、
    あかりちゃんの痛々しいほど辛い心情が伝わってきて胸が締め付けられそうだった。

    だからこそ、常夜灯のシェフや堤さん、同じ職場で働く先輩たち、それ以外にも様々な人達から励まされたり、見識を貰ったり、良い影響を受けたりして、
    確実に一歩ずつ成長しているのが伝わってくるので、心あたたかく報われるような気持ちになれる。
    特に千明ちゃんとファミレスで対話しているシーンで描かれる、あかねちゃんの仕事に対する強い気持ちが、これまでの経験と成長を表しているようで胸がアツくなった。
    だけどやっぱりシリウスの形態はブラックだよなとは思う。

    名前すらはじめて聞くような料理たちも、文章だけで味わいの豊かさが伝わってくるのがすごい。
    中でもシェフの作るスープはどれも本当に美味しそうで、めちゃくちゃ食欲そそられた。

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    2026年08月02日
  • キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ

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    色んな本を読んで色んなキャラを好きになったけれども最近の小説内での推しはキッチン常夜灯のいつきちゃんだ。

    前回はいつきちゃんが主役だったけど今回は新入社員のあかりちゃんがメイン。
    なのにもう!いつきちゃんの言葉が沁みる滲みる…(ついでに早見さんも。)

    人は転びながら己を育てていくものだと思ってるので今作もあかりちゃんを応援しながら涎を我慢しながら楽しく読めた。
    でも千明ちゃんみたいな人…結構いるよねぇ…。

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    2026年08月01日
  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    女性店長いつきさんのお話。女性活躍の前から店長を勤めておりベテラン。独身45歳。自分の仕事の立ち位置に悩んだり、私生活では自分の今後、両親のことで悩んだり。常夜灯でシェフや堤さん、かなめちゃんと話すことで前向きになっていく!
    あと今回は三上さんとの会話も素敵でした。相談に乗ってくれる上司は心強い。
    あと当麻くんも。そんなステキな上司や後輩たちに囲まれ支えられての仕事。
    チーム一体となっていて今回も良かったです。

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    2026年07月31日
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ

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    こんなに刺さって泣いた小説は初めてです。
    去年父が亡くなってから言語化しなくてもいいのだけれどモヤモヤとする気持ちがどこかにありましたが、この小説を読んであぁこういうことだったんだなと少しですが自分の気持ちを知ることができました。
    忘れないようにしたい言葉がたくさんありました。

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    2026年07月31日
  • キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ

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    シリーズ5作目、新入社員が主人公でこれまでより心当たりや共感する部分が多かった。周りとの連携ができなかったり1つのミスで責任を負いすぎたりする主人公を美味しい料理と優しさでそっと支えてくれるいつものお店が今回も大活躍でした。

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    2026年07月31日
  • ほどなく、お別れです

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    映画を観て初めてこの作品を知りました。ほとんどのお話は映画と同じでしたが最後の章の紫陽花の季節は初めてでした。他の作品はどうなるのかは知っていたので感動はしましたが紫陽花の季節は読んでて泣いてしまうほどでした。1人で沢山の事を抱えて愛する人と一緒になるために殆ど自ら命を経ってしまう。最終的には二つの指輪が一つになり2人は永遠に一緒になれたのかなと思いました。

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    2026年07月31日
  • キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ

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    シリーズ5作目。
    今作は「シリウス」池袋店に配属をされた新入社員・高坂あかりが主人公。

    新入社員ならではの不安や恐怖、また、想像以上の現場とのギャップ。出来なくて当たり前なのに出来ない自分に落ち込み、ちょっと思考が拗ねてしまう様子。そんな新社会人ならではの様子が主人公・あかりを主軸にとても良く描かれていました。

    そんな彼女を池袋店の店長・鳥羽いつきや社員の早見などが温かくもしっかりとサポートしていく。もちろん、常夜灯の2人も。

    前作と作品の主な舞台が同じ池袋店なので、スムーズに物語に入っていくことができました。
    何よりも主人公・あかりの失敗して挫けそうになりながらも、周りの色んな人に励まされて沢山のことを吸収して挑戦する姿は、きらきらととても眩しかったです。
    私にもまだまだ知らないことがたくさんある。こんなふうに柔軟に吸収してみたいと思いました。

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    2026年07月27日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    『ほどなく、お別れです』を読んで、すぐにこの本を借りられた。全体に暗さが漂うが、最後に明るく終わっているので、良かった。
    小さい頃に大人の男性からの被害を受けた事で、男性に恐怖症を抱く36歳の泊日文。唯一の男の親友として、大学1年より16年も親交があった直人からの結婚報告でショックを受ける。何とか結婚式に出るのだが、一生ひとりで暮らすと決めてノートを付け始める。
    アパートの隣の部屋に住み始めた背の高い男らしき人に恐怖心を抱き、ビクビク暮らす日文。何だか心細くて可哀想になってしまう。浴室のライトが切れ、助けを呼ぼうにも誰も居なく、最期は弟に頼む。高熱で倒れても、最後はSOSを職場に出して助けて貰う。
    店長も後輩も良い人たちだったので、徐々に人との交流が広がっていく。
    職場の人達も含め、遠く離れた親の面倒をどうするか、などの悩みも尽きない。
    隣の得体の知れない人も女性だったし、最後の方になって小さい頃のトラウマも実は違っていたようだ。
    おひとりさまノートも最後は内容が良いように変わった。「故郷に帰るのではない。ここを自分の故郷にするのだ。」力強く宣言がされた。

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    2026年07月26日
  • ほどなく、お別れです 4

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    祖母のエピソードや子供を亡くした親のエピソードがまるで自分事のように感じて話にどんどん入り込めました

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    2026年07月20日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    やっぱり面白い。
    一緒に仕事をする中ですれ違うことなんてよくあることだからね...ちょっと相手を思いやることや気遣いは本当に難しいな。常夜灯やシリウスの歴代登場人物はかなめさんの悩みにどう寄り添うのか是非見てほしいです笑
    ほんとに次の作品も楽しみだ(^^)

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    2026年07月16日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    社会に出れば、理不尽な目に遭うことはたくさんあって、客観的な視点を持てず偏った見え方になったり、人のことを考える余裕がなくなったり悪循環にハマりやすい。
    本作は、常夜灯を通じてそういった悪循環から抜けていく主人公の気持ちの変化や行動が描かれているように感じました!
    自分も頑張ろうと思いました。
    とても面白かったです!

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    2026年07月12日
  • ほどなく、お別れです

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    映画で目黒蓮さんが漆原さんを演じた為か、やることなすこと全てカッコよく思えてしまいました(笑)
    主人公の美空と性格が全然違いますが、仕事上良いコンビだなと思いました。

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    2026年07月11日
  • 信州善光寺門前 おやすみ処にしさわ商店

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    善光寺の前の西澤書店に多く陳列されていたので買って読みました。この本にあるように街にあるお店の一つ一つに歴史や想いがあるということをあらためて気付かせてもらいました。

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    2026年07月11日
  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    新しい価値観を受け入れ、自分の考え方を柔軟にしていかなければ、仕事が出来ない世の中になっている。私も昔は昔は言ってられない!

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    2026年07月08日
  • 神楽坂スパイス・ボックス

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    スパイス料理というと、
    辛いとかクセがあるとかイメージを持っていました
    こんなに体を助けてくれるものなんだ…
    スパイスカレーから初めてみようかな
    新しい世界を教えてくれた
    人を幸せにするだけでなく、姉妹にも幸せになってほしい
    次も読みます!

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    2026年07月07日
  • ほどなく、お別れです

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    ほどなくお別れが来るであろうわたしも、しみじみ読みました。

    想いをまったく残さないことは難しいと思うけど、
    なるべく残さないよう…しっかり生きないとね。
    敏感な人のお世話にならなくていいように…

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    2026年07月05日
  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    自分は努力で手にした地位を容易く手に入れられている立場の人に対する嫉妬はとてもよくわかる。その気持ちと、自分の仕事に対する誇りと意地をうまく折り合いつけていくのが難しい人生。和やかに、ゆっくり、仕事の価値と重みと誇りを身につけていきたいと思った。景色が詳細に浮かぶ没頭できる小説の一つ。

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    2026年06月30日
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ

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    4作目。漆原さんの過去や水神さんの話、突然の別れ、長年連れ添った家族との別れ、1話1話とても泣ける。

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    2026年06月28日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    三作目。今回は「シリウス」の製菓部が舞台。

    三年前の不本意な異動から未だ製菓部に馴染めないかなめ。頭の固い職人気質の頑固部長。

    道を見失いそうになった人が、また情熱を持って働けるようになるまでを、美味しそうな料理(今回はスイーツも)とともに描いていくこのシリーズ。
    今回は頑固親父の再生もよかった。
    結束の強いおばちゃんたちの中に若い子が入りづらいのは、わかるなぁ。でもパートさんたちもやりがいを求めて働いているというのがわかって、よかったな。職場の雰囲気はいいに越したことない。

    たまに食べる素敵なパティスリーのケーキもいいけど、肩肘張らない手軽なスイーツって、気軽に食べられていいんだよね。こんな直売所が近所にあったら通っちゃうなぁ。

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    2026年06月25日
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ

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    ネタバレ

    コロナ禍の真っ最中からもう6年も経つことに驚いた。あの頃は街から人が消えたように静かで、家族以外と会うことも稀で。そんな時に大切な人との別れがあった方々は、最期に会うことすら出来ないことも多くてどれだけ辛かっただろうと改めて思った。
    漆原さんの過去はどこかで奥様が亡くなられた、みたいなネタバレを見てしまったと思っていたが、あれは映画の設定のことで原作ではお母様と、幼い頃に離婚したお父様のことだったので少しびっくり。映画の設定は小暮さんの過去を漆原さんに置き換えたものだったのですね。
    良い思いの無いとはいえお父様のお葬式を、誰にも悟られることなくこなせる漆原さんの精神力がすごいと思う。美空ちゃんも無事試験に合格して、長くて暗いコロナ禍から一歩踏み出せたような爽やかな終わり方だった。

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    2026年06月25日