長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ほどなく、お別れです」の4冊目。
丁度映画をやっていた時期に遅ればせで予約したのがまずかったな。半年経ってやっと予約の順番が回ってきた。
コロナ禍の対応に追われる中での、入社4年目となった美空の物語。
今回もまた、若くして事故で夫を亡くした妻や、かつて息子と孫を同時に亡くし今度は妻に先立たれた老人など、辛い事情の葬儀が描かれる。
美空は最初の頃ほど気を感じたりなってきていて、その分遺族に寄り添って、その気持ちを誠実に受け止めることができるようになってきたよう。
高校時代の恩師の葬儀でも私情に流されることなく、しっかり故人と遺族にとって望ましいお別れの形を作っていく姿が頼もしくなった。
葬祭ディレクター技能審査の合格を目指しての漆原との練習シーンも、負けず嫌いの美空と意外に部下思いの漆原という二人の良さが滲み出ていてとても良い。
今回はまた、引退を決めた水神さんの印象が強い。
そこにいるだけで安心感のある姿にベテラン社員の理想像を見るが、少しずつ明らかにされた過去の辛かったりきつかったりの経験を知れば、それもむべなるかな。
我が身に置き換えてみて、色々と感じるところがあった。
美空が葬祭ディレクターに合格して、シリーズもここで一区切りかな。
私も自分の葬儀やお墓をどうするかを真剣に考えておかなくちゃいけないな。