長月天音のレビュー一覧
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シリーズ4作目。
もちろん、物語の舞台は「キッチン常夜灯」と「ファミリーグリル・シリウス」洋食店。
そして、主人公はシリウス池袋店の店長、鳥羽いつき・45歳。
45歳ならではの、これからの自分の人生への不安や向き合い方がとてもよく伝わってきた。
ワークライフバランスというものへの悩みも。
仕事への向き合い方、老いてくる両親との関わり。これらは私もよく考えます。考えても仕方のない先のことを、考えてしまうこともしばしばあります。
そんな中、今まで仕事で積み上げてきたものを武器に社内環境を改善しようと取り組み始めた主人公、いつきの姿は、とても頼もしく感じた。
そんな、いつきの背中を押したのが、キッ -
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一言で言うと、こんなお店近くにあったらいいなぁ、
です。
キッチン常夜灯を読んでいると、心が安心するのか落ち着くのか、何故か眠たくなります。(いい意味で)
堤さんとシェフとのやりとりも素敵でした。
菜々子さんもみもざちゃんも嫌なこと、悲しいこと、ストレスがたくさんあるけど、前を向いて生きようする姿にとても勇気をもらえます。
そして、シェフの出してくれるお料理一度でいいから食べてみたい。
こんな美味しそうな料理作ってみたいと思うけど、到底作れないなあとか、料理を想像して美味しそうお腹すいてきたなあと思いながら読んでました。
続編がまだ私には後、3個もあるのでとても楽しみです。 -
Posted by ブクログ
三十六歳のおひとりさまの日文(ひふみ)。
信頼する男友達の直人が結婚してしまい、自分はひとりぼっちになってしまったと感じている。
男性が苦手で、恋人もいないし結婚しない人生を送ると決めている日文。
無理せず自分らしく一人で生きていく。心を許せる友がたった一人いれば充分幸せ。でもその友達が人生のパートナーを見つけてしまったら、今までと同じ関係でいられるだろうか‥‥難しい問題です。
困った時や、ちょっとした時でも、いつでも連絡し合っていた友達がそばにいなくなってしまい、ものすごく孤独を感じてしまった日文。この先、自分はずっとひとりぼっちなのだろうか?老後は?そしてその前に親の面倒は?と思考がグルグ