長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
善光寺の門前、参道から逸れた先に臙脂色の暖簾を掲げる店〈おやすみ処にしさわ商店〉はある。
土産物屋だった面影を残しつつ、名物であるおやき、喫茶メニュー、ランチを提供するこの店には1冊の古びたノートが置かれていて ——— 。
【感想】
〈常夜灯キッチン〉シリーズがとても良かったので、こちらも購入してみました。
あちらよりはちょっと渋めでちょっとドライな印象ですが、店主がそれぞれが抱える事情に寄り添うスタイルは同じで、とても心地良いお話ばかりでした。
出来れば続きを読みたい作品なので、こちらもシリーズになってくれたら嬉しいですね。 -
Posted by ブクログ
長月天音さんの作品は「キッチン常夜灯」を読んでいます。「キッチン常夜灯」は前向きで元気が貰える作品だと思っています。
この作品も前を向くきっかけや気付きを貰える作品でした。
作品の舞台は、長野県にある善光寺の参道を逸れた所にある「おやすみ処にしさわ商店」で、善光寺にお参りをして、おやすみ処に来た様々な人たちのお話でした。
妻を亡くした人
心の支えになっていたペットを亡くした人
大切な友達に挨拶が出来ないまま引っ越してしまった小学生
祖母からもらった大切なお守りを失くした社会人4年目の男性
病で夫を亡くし、夫に逢いたくて夫の故郷の長野県に来た女性
5人の登場人物たちの大切な話がおさめられてい -
Posted by ブクログ
『ほどなく、お別れです』シリーズ以来の長月天音さん。
書店や皆さまの本棚で本書をよく見かけて“これは、鉄板でええ話に違いない!”と、ずっと気になっていたのですが、ようやく読めました~。
ファミレスの店長として働いている南雲みもざ。
日々の激務に疲弊していたところへ、居住しているマンションが火事になってしまい、住める状態ではなくなってしまいます。
まさに満身創痍状態のみもざでしたが、仮住まい先の会社倉庫の近くに、夜から朝にかけてオープンしている〈キッチン常夜灯〉に辿り着いて・・。
期待通りのええ話♪
暗闇にポッと灯る暖かいあかりのような〈キッチン常夜灯〉。
フランスで修業したシェフ・城崎さ