長月天音のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
飲食業界の危うさの描写がなかなかに生々しく、キツいと感じる場面が結構あった。
だからこそ、そんな場所で働き続ける前向きな意思と、そこからより良くしていくために更に立ち上がろうとする主人公いつきさんの姿がとてもまぶしかった。
前作の主人公が皆でてくるのが純粋に嬉しく、いつきさん目線描かれるそれぞれの姿がなんだか誇らしく感じた。
また神保町店の店長三上さんの心情をかなりちゃんと知れたのが嬉しかったし、ほんとに格好良い人だなーと再認識できた。
登場する料理のどれもが実際の熱さとは関係ない暖かさを持っていて、感覚として美味しそうってだけでなく、心も満たしてくれそうな料理という感じがした。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
店舗から製菓工場に配属されて3年になるかなめ。
異動当初はやる気満々だったのだが、製菓工場は元々が別会社であり、食中毒事件を起こしたことがきっかけでファミレスチェーンを運営するオオイヌに吸収された経緯を持つ。
元社長である部長を筆頭に社員も最古参のパートも前会社から残っている人間で、かなめは完全にアウェイだった。
そこに、本社からデザート部門の強化が伝えられるが ——— 。
【感想】
今回も仕事にやりがいを見出せない女性が主人公ですが、まんねりにならないところが素晴らしい。
前回までの主人公や〈キッチン常夜灯〉のスタッフや常連さんたちの物語も少しずつ進行しながら、かな -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
本社の営業部に勤務するようになって3年になる新田つぐみは、恋人とは距離が出来、職場の人間関係もうまく行かず、疲弊するばかりの毎日を送っていた。
そんなつぐみに同期のみもざが教えてくれたお店〈キッチン常夜灯〉。
お店の丁寧なお料理と丁寧な接客に癒されていくうち、つぐみは自分の目指す道を見つけていく——— 。
【感想】
キッチン常夜灯の2冊目です。
今回も美味しそうなお料理に癒され、つぐみの抱える悩みに共感しながら読み進めました。
私にも大好きで大切なお店があったのですが、そのお店が今夏、諸事情により閉店となり寂しい思いをしていました。
この本を読んでいると、あのお店で -
Posted by ブクログ
シリーズ1では「ファミリーグリル・シリウス」というファミレスで働く女性店長と「キッチン常夜灯」のお話。シリーズ2はその女性同期で本社勤務の女性とのお話。
どこを読んでもほっこりする。
文中から
迷う。世の中は自分だけじゃない。相手がいるから難しい。相手の考えがわからないからうまくいかない。これでいいのかと迷うのだ。恋愛も仕事も同じ。
「常夜灯」が満たすのはお腹だけではない。心まで温かく満たしてくれる。夜が明けたら戻って行かなくてはいけない「自分の場所」で頑張ろうという勇気を与えてくれる。同じ飲食店なら「シリウス」もお客さんにとってのそういうお店でありたい。