長月天音のレビュー一覧
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信州・善光寺近くの裏小路にひっそりと店を構える「おやすみ処にしさわ商店」を舞台にした連作短編。
伴侶や愛犬など大切な存在を亡くしたり、何か心残りを抱えた人が、善光寺に導かれるかのように、この店にたどり着く。
店をひとりで切り盛りする店主の茜が出す心のこもった料理や、相手に寄り添う優しい気遣い、そして店に置かれたノート「旅の思ひ出」を通して、再び前を向いて生きていく気持ちを取り戻していく。
随所に優しさがあふれていて、温かい気持ちになる。
というか、感涙必至。
以前、森沢明夫さんの爆笑エッセイ「あおぞらビール」で「電車の中で読んではいけない」と感想を綴ったが、こちらは別の意味で、電車の中で読んではいけないかもしれない。
(公衆の面前で泣ける人はOK)
心が疲れたときなんかに再読したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズ、最終巻。
長いことこの世界に入らせていただいて、何人も一緒に見届けた気になったり、仕事をしているような気持ちになったりと美空視点が主ではありつつも沢山感情を動かされた作品の最後でした。
この作品は、読んでいて少し暗い気持ちになる時もちらほらありますが、どの回も最後は前を向けるようになっていて、私としましては読んでいてやはり心地がいいものでした。
ずっと読んできたから安心して最後まで読める、といえばいいのか分かりませんが、ちゃんと「区切り」をつけたいなと最後まで読めるという表現の方が正しいような気もします。
1番最後の話も、斬新ではありつつもやはりここの人たちだなと思えるような回ですし、終わり方もすごく綺麗でこの作品全てを読めてとても良かったです。
ただ個人的に、あれ…?って思ったのは漆原に関してもっと話があるかというか、美空が立派になったら話すみたいな話を序盤の方にしていた気がずっとあったのですがそれについては水神さんが話した内容がそれにあたるのか…?と少しだけモヤッとしたのはありますが、まあそれでも些細な気になるものくらいなので、もしまだ続きが出たりおまけなどあるとするならぜひそちらも深堀を見てみたいなとは思いました。 -
Posted by ブクログ
今回は製菓工場に異動になった、かなめちゃんのお話。
接客が好きで店長を目指しているかなめちゃん。異動したシリウスの製菓工場では思うような仕事ではなく雑用ばかり、、部長もぶっきら棒で嫌味ばかり言ってくる。
そんな中、デザートでシリウスの売上を上げよう!となり、つぐみさんと出会い。常夜灯にも出会い。
様々なアイデアが出てきて、苦手な部長も味方にし、パートさんもみんなが仲間になって。
製菓工場の直売所でデザートを売り出すことに。
任されたかなめちゃんのアイデアのおかげで大盛況!
そしてかなめちゃんは新たな夢を抱くことに。。
シリーズ3作目、
1、2に登場したみもざちゃん、つぐみちゃんも出てくるし。ワクワクしました。
今回もとてもステキなお話でした。