長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ葬儀は死者のためだけに行うのではなく、
亡くなった大切な人を想う人達が前を向くきっかけを作る為に行っているものでもあるということを
この本を読んだことでめちゃくちゃはっきりと感じることができました。
本当に大切にしていた人と“もう二度と顔を合わせることもできない”“相手の温かさを感じることもできない。”いつでもどんな時でも隣にいた人が居なくなった悲しみはきっと測りきれないほどのものだと思う。その状況を想像して自分と重ねて読んでいると物凄く同じくらい辛い気持ちになりました。
しかし、ずっと悲しみに埋もれるままではダメで、
前を向かないといけない。
もう居ないことを認めないといけない。
とても切な -
Posted by ブクログ
ネタバレ葬儀とは、死者のために行われるものであると同時に、生者のためのものである。〜死者となったその人と別れたことよりも出会えたことに意識を向けることで、前を向き、明日へと一歩踏み出すきっかけを作るのだ。
解説に書いてあるこの言葉に共感した。
もっとしんみりしたお話かと思ったが、読後感はさわやかで、ほのぼのしている。
それはやはり、死者たちが里見さんや美空のお陰で納得して旅立っていったからだと思う。
でも、後に残される生者は、それでも前を向いて長い人生を歩んでいかないといけないからやっぱり辛いなー(36歳で夫と死別した私の独り言です(涙)) -
Posted by ブクログ
優しく温かい空気が纏い、自然と涙が溢れてくる。シリーズ4作目。
本作は葬儀社が舞台であり、「死」にまつわるエピソードで綴られている。
「死」は避けられない。
みな、当然知っている事実だけれど、自分の近しい人に「死」が訪れたとき、ようやく「死」を身近に感じるように思う。それだけ、当たり前でありながら、「死」は遠いもの。だと気付かされる。
また、本作では、コロナの影響で、お見送りも出来ない実情や、家族だけでの縮小された葬儀など、当時の混乱ぶりも描かれている。
ほんの数年前のことだが、コロナが残した影響は大きい。
入社4年目となり、女性葬祭ディレクターとして成長していく清水美空。その教育係の