長月天音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレかなり性格的に自分と重なる部分が多くて、つむぎが自分の落ち度に気づく度私もぐさっときてありがたかった。これから社会人になっていって、何度も読み返して忘れないようにしたい。人はしっかり見ているし、気持ちがこもっているがどうかは伝わって、信頼につながる。みんな愛すべき「人」なんだ。
「私は他人から羨まれたいと思っている。いつも主役でいたい。だからこそ何かにつまずく度、こんなにも焦り、腹を立ててしまう。いったい私は何様のつもりだ。」
「私は迷うことから逃げてきたかもしれない。じっくりと取り組むことを拒否してきたのだ。」
「これまでの大先輩たちだって、悩みに悩んで、今の「シリウス」を築きあげてき -
Posted by ブクログ
ほどなく、お別れですの続編
前巻も素敵な話だったんだけど、こちらも同様、よい…
それぞれの灯火ってサブタイトルの通り、
故人、遺族がこれから前向きに生活が送れるように
美空が奮闘するストーリーが盛りだくさんだった
読んでいるこっちも前向きになるなあ
事故や自殺、病死…いろんな亡くなり方があるけど、
故人それぞれの思いがあって、
亡くなってからでは思いは聞けないけど、
その気持ちを汲み取る美空が本当に素敵
それを言葉にするのは本当に難しいから、
私も死を間近にする人と関わる時には
たくさん会話して気持ちを理解して、
それを家族に伝えられるように努力したいなあ -
Posted by ブクログ
ネタバレ一作目と二作目を連続で読み、なせだか間に違う本を挟み三作目を読んだ。一作目、二作目と同様にやっぱり定期的に涙が出るシーンがやってくる。電車の中でまた何度も泣いてしまいました(鼻水もじゅるじゅる)。最近電車の中で泣くのもなんか全然気にならない笑笑。きっとやばい奴に見られるてるんでしょうね。一番泣いたシーンは、小暮さんの奧様が亡くなっていたところです。でも途中のところどころ美空とのやりとりからなんとなく“それ”は予測はできていました。でも!いざその小暮が“それ”のことを言ったところに差し掛かった時は、もう涙が止まらなかったです。。
でもなんかこの小説は爽やかなんです、死を扱ってるのに爽やかなんです -
Posted by ブクログ
前作とは異なり主人公は前作の主人公の同期。同じ会社だが部署が違い、彼女の部署での悩みや職場恋愛の悩みなどが描かれていた作品。
相変わらず、「キッチン常夜灯」のお料理は美味しそうで、読みながらお腹が空いたなと感じることが多かった。(会社からの帰路につく際に読むのはよくないなだと思った。)
主人公が直面する人間関係や出来事に対して、文章を読みながら「分かる。」と首を縦に振ることが多かった。しっかり自分と向き合い、いろんな人のアドバイスや言葉を参考にして問題を乗り越えていく姿は、読んでいてこちらも「よし。私も頑張ろう。」と思わされた。
私には「キッチン常夜灯」ような行きつけのお店はないが、自分の拠り -
Posted by ブクログ
飲食店で働いている人、もしくは働いたことある人全員に読んでほしい。
飲食店に限らず、仕事や身の上で悩みや辛さを感じている人にも読んでほしい。
主人公のみもざちゃんはチェーン系ファミリーレストランの女性店長だけど、店長になったのはあくまで本社の方針であり、
本人にとって店長という肩書きは「店の責任者」としての重荷でしかなく、毎日心身ともに満身創痍でぼろぼろ。
その様子の描写があまりに微細で、読んでいて心がぎゅっと苦しくなる。
そんな中路地裏に店を構える「キッチン常夜灯」に出会い、
店の暖かい雰囲気に癒され、シェフや堤さんの温もりに触れ、他のお客さんとの交流で自身の意識や考え方が前向きな方向へと