長月天音のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ美空の成長 それぞれの死への向き合い方
人生を再スタートさせる為への1歩が詰まった1冊
シリーズものを読む楽しさは魅力ある
キャラクター達が成長していく姿を一緒に歩んで
いくことだと思う。だから美空が初めて司会への道を歩む姿、取り組む姿にこんなにも胸が打たれる。
坂口さんと海路くん 美空の友人 夏海の話も
それぞれ故人への向き合い方、立ち直るスピードは
違えど故人を思う気持ちは一緒で。それぞれに
大切な思い出があるからこそ離れがたくて愛おしい
けどいつかは残酷に誰にでも来てしまう死。
その悲しみに寄り添う美空と漆原さん
坂東会館の皆さん、僧侶の里見さんの優しさが
この作品を暖かい灯火で照 -
Posted by ブクログ
2024年出版。332ページ。著者自身が夫の闘病生活を長く支えた経験を持つとの事。それを知ると低く評価し辛くなるが。設定や展開は興味深いし、ジンワリもするし感動も有る。ただ、 話し言葉にクセが強い傾向は本作でも変わらなかった。例えば「さては、来ているな?」、「混んでいる?」。
現在の市井の日本人なら「さては、来てるな?」「混んでる?」でしょ? 会話シーンの多い作品でこれ⬆が散々繰り返されると、展開や表現をすっ飛ばしてシラケる。最後の「エピローグ」数ページは殆ど会話が無いので、作品の締めとして成り立った感じ。この作者さんの作品を読むのは3作目だけど、傾向は変わらない。数年後辺りに、新作を読んで -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画の予習をしたくて
手に取った一冊でした
生憎内容は映画とこの本とは違いました。シリーズものなので第一弾から読んでみたいです
コロナ禍の葬儀社の様子や故人の送り方など何度も号泣しながら読み終えました
亡くなった故人は必ず寄り添って近くに居てくれるんだと分かって、嬉しくなりました
近くにいた人が突然居なくなったり亡くなる悲しみや辛さは同じ境遇になった人しか解らないと思う
葬儀社の方はそれを理解して寄り添って一番良い形で送ってくれる大切なお仕事だと改めて感じました
映画もとても感動して
ずっと泣きっぱなしでした
私が亡くなる時にはお迎えに来てくれる人がいるんだなぁって思えて死ぬ事が少 -
Posted by ブクログ
銀座のはずれにある雑貨店のお話。
あ〜好きなお店だぁ〜。たい焼きも雑貨も、心惹かれる〜。
話題の「ほどなく、お別れです」の予約がいっぱいすぎるので待ちきれず、同じ著者さんの作品を読もうとこちらを。
ちょっと偏屈なおばあちゃんも、絶品たい焼き職人の葵くんも、常連さんたちも、いい人たちだぁ。
残りページもわずかというところで、突然思わぬ真実が出てきて驚いたけど。でもみんなが心穏やかになる終わり方で、よかった。
一点物のアクセサリーも、つげの櫛も、スノードームも、出てくる雑貨が魅力的。雑貨って、心踊るよね。キャラクター物もそれはそれで好きだけど。
こんな素敵な物たちに囲まれて仕事ができるなんて -
Posted by ブクログ
女性店長のいつきさんは元々『女性活躍』前から店長として働いていたため、彼女なりの誇りだったり志があってかっこいいと思いました。中々若い女性たちに対して卑屈では?考えすぎでは?とも思えるようなこともちらりと頭をよぎったりしますが、『常夜灯』を経て少しずついつきさんも前に進むことが出来るように。
みもざちゃんもそうでしたが、自分が頑張ることで周りを引っ張っていくという姿勢は体力的にも精神的にもかなり負担が大きくて簡単に出来るものではありません。でも、「常夜灯」でのご褒美や家族、仲間との当たり前で大切なの日々を力に変えて働く姿は凛々しく映りました。(シェフのお母様がそうであるように!)
何はと -
Posted by ブクログ
やりがいがないなら作ればいい。
できるよ。やろうと思えば何だってできる。みんなで知恵を出して協力すればいい。
このままじゃダメだって思うから、変えることができる。
何も解決していない、なんてことはないよ。私に話してくれた。頑張ろうって思えた。
実力がありながら、それを発揮する馬がないのも苦しいもの。
きっと大丈夫よ。何かを失っても、またそれに代わるものに出会えるから。
恐れていては何も変わらない。時には勇気を出して挑戦することも必要なのだ。
決めるのは自分。でも、そのためにはたくさん迷ったり考えたりしたほうがいい。
私は私のできることをやる。欲張らない。背伸びしない。
伝えないと損をするのよ。 -
Posted by ブクログ
コロナ禍における飲食業界の過酷さを描いている。
2020年の分断された社会を思い出してしまった。
飲食に限らずどこも大変だったなと、今さらながら思い出すことになる。
今作は、新宿駅ビルに入っているイタリアンレストラン「マルコ」で、ベテランフロア係として働く鈴木六花が、不安になりながらもいろんな問題に目を背けることなく奮闘する話である。
席数を減らしたり、アクリル衝立をしたり、それでも休業に追い込まれることが何度か…
お酒が出せないことや他店の応援やお弁当など、いろんな工夫をするが、それでも吸収されるのか…とか。
六花の熱い思いは伝わってくるが、何より丸子社長が突然お店に現れて、ピザを作り -
Posted by ブクログ
今回は製菓工場のお話。
仕事に対するスタンスって其々で、何が正しいというものでもない。部長の不安もよくわかる。
パートさん達が素敵で、それを素直に受け止められる部長もかなめも素敵だった。
相変わらず常夜灯のお料理はどれも美味しそうで、知らないものもしっかり描写されているから、想像できて読んでいても楽しい。近くにあったら通いつめたい。
其々の主人公が、みもざ、つぐみ、かなめ。一度に全員出てくるとやや混乱笑
みもざもつぐみも、かなめから見たら眩しく逞しく見えるけど、今でも色々と悩みながら進んでるんだろうな。
次もどんなお料理で常夜灯が心を繋いでくれるのか楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ様々なことが制限され、当たり前の日常がなくなったコロナ禍。社会が分断され、人との繋がりも減り、内側に塞ぎ込んでしまい、心に余裕がなくなる。
そんな状況の中でも人の死は突然訪れる。コロナ禍に交流を避けた結果、長年会うことができないまま故人と対面することもある。感染症によって亡くなった場合は、顔を見ることもできずお別れすることもある。葬儀に集まる方も、お別れの過程も、最小限になる。故人を見送る気持ちは変わらないのに、やるせなさが残る。その中で、区切りとなる葬儀をすることはとても難しい。
コロナ禍における葬儀の変化。制限された状況でご遺族の気持ちを汲み取り、最もよいお別れができるよう、坂東会館はご遺 -
Posted by ブクログ
このシリーズ三冊目。
この話は当たり前だがどれもこれもフィクションである。にも関わらず、心の奥にそっと入ってきて私たちの詰まった感情を引き出してくるこの作品には毎度驚かされる。
葬儀にはいろいろな形がある。故人とその遺族に合わせた式のやり方がある。
この一冊では、突然大手の葬儀会社から転職してきた男と、坂東会館の面々が若干突き合う様子が描かれる。
彼らに共通するのは、遺族のための葬式をすることだが、なかでも転職してきた男はその上で利益も出していきたいと意気込んで坂東会館の改革を進めようとするのだ。
坂東会館の面々は、遺族には自分がやりたいことをやってもらうだけで、こちらからこれをやったらと押