長月天音のレビュー一覧

  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    まだまだ続いてくれて嬉しい。中間管理職って難しい…自分が若い頃とはやり方もあり方も違うだろうから方々に気をかけながら働いてるのかな。常夜灯のオオヌイメンバーはちゃんと常夜灯で癒されてリフレッシュして、ブラッシュアップされて、ちゃんとそれがシリウスを変えていっているのがいい。その時だけじゃなくて、ちゃんと持続されているのがなりよりも素敵。

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    2025年11月05日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    最新作。
    葬儀屋の仕事ってすごいよなあ。なかなかできる仕事ではないと思う。人が亡くなってしまったという現実にお通夜・お葬式を通して向き合わないといけない。寄り添いすぎても、放置してもいけない。難しいと思う。私は数年前、恩師のお通夜に行って人目も気にせずボロボロ泣いてしまった。一般葬やったので行けてよかった。ただ、私がもし死んだときは家族葬がいいな。家族に負担もかけたくないしね。

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    2025年11月02日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店

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    たい焼きに雑貨店
    私の大好きが揃ったお店に
    すてきな、おばあちゃんや
    孫の綺羅さん葵くん
    表紙も好みで
    素敵なお話でした。

    雑貨店の雰囲気も目に浮かぶようでしたし、たい焼きの香ばしい香りが漂うようなお話
    あーつかれたなぁ。元気でないなぁ。一休みしたいなぁ
    誰でもそういう時あると思います。そんなとき
    ふと
    こんなお店を見つけたら
    たい焼きの香ばしい香りにつられて入っちゃって、素敵な雑貨を
    思う存分見まわしてお気に入りの一つを見つけて
    たい焼きを頬張りながら
    少しお店の温かい雰囲気に癒される
    最高ですね〜
    私もこういうお店に出会いたいと思いました。

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    2025年10月31日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店② 江戸切子のロックグラス

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    ネタバレ

    銀座にある「ちぐさ百貨店」。祖母から受け継いだ店を切り盛りする綺羅と、たい焼きを焼く葵。ずっと守り続けてきたたい焼きの新作を作ると試行錯誤する葵だったが…

    たい焼きのしっぽに隠された秘密の食材・塩昆布に匹敵する食材が見当たらなく、中々新作完成のゴールを見出せない葵だったけど、自分なりにの食材に辿り着き、やっと兄夫婦に会社を辞めた事を言えた事がホッとしました。ずっと秘密を抱えていた荷物を下ろせて良かったです。

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    2025年10月31日
  • キッチン常夜灯 夜ふけのオニオングラタンスープ

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    巻数を追うごとに食べ物の複雑に美味しそうな表現がパワーアップしている気がする。
    今回もワインが呑みたい!!と激しく思うお話でした。

    今回の主人公、自分よりは少し若いけどほぼ同世代という事で、分かる。共感しかない。
    職種は違えど同じところにハマるのね…と思った。
    だからこそ、ネガティヴに考えていたことから抜け出して、立ち止まって前を向いて少しだけ上を向いて不敵に笑う姿に励まされた。

    シリウスの人たちが少しずつより良い影響を与えあってるのが良い。 足を引っ張り合うより全然良い。

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    2025年10月30日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    大好きなシリーズの2作目。一作目の主人公に誘われて行くところから始まる。
    相変わらず行きたくなるキッチン常夜灯だった。

    「私も同じです。だからわかるんですよ。料理も試行錯誤する。迷う。あれこれ試す。また迷う。そうやってやっと最高の答えにたどり着いた時、それは経験として私の中に深く刻み込まれます」

    このセリフに救われた。人生はとても短い。だから迷って試して最高の答えを探ることにもう少し命をかけて楽しみたいなと思った。

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    2025年10月29日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    312の順で読んでしまったせいもあるかもだけど
    本作が一番好き。
    すれ違ったり分かり合えなかった人達が徐々に同じ方向に向かって力を合わせていく展開はやはり読んでて気持ちいい。
    でもってやはり圧倒的に私に不足してるのは
    誰かと語らうことなんだなぁと痛感。
    さびしーっ!!

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    2025年10月29日
  • ほどなく、お別れです

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    初めましての作家さん。映画化されるとのことで。

    目黒蓮?うーん、、浜辺美波まぁ納得。
    キーパーソンとも思われる里見さんの配役がない。映画には登場しないの??
    (なのでたぶん映画は見ない)

    内容としては、全く好みではなかった。。
    死をテーマにした作品は、とても苦手。
    そして、ファンタジーと言って良いのか、非現実的に話が解決する(霊との対話が謎解きみたいで)のはどうも読んでてしらけてしまい、受け付けない。。

    でも、読みやすさは抜群で、初めましての贔屓目で星4だけど、ホントは2.5でも。。
    この先のシリーズは読まないかな、、

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    2025年10月26日
  • ほどなく、お別れです

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    映画化されるとの事で登場人物に俳優さんを脳内変換しながら読みました。葬儀場でのお仕事と言うと人の死にのみ関わるお仕事と思ってましたが、この物語では死だけではなく生前から死後さらには天国への道のりを亡くなった本人とその家族両方に温かく橋渡して愛を紡いでいくようなお話でした。とても良かったです。

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    2025年10月26日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店② 江戸切子のロックグラス

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    銀座の外れにある「銀座ちぐさ百貨店」名物は尻尾に秘密がある美味しい「たい焼き」

    シリーズ2冊目
    まず、こんなに良い話だったかしら!と思った。

    前作で引退した祖母の「美寿々」から
    跡を継いだ「綺羅」と「葵」。
    2人で力を合わせて、古くからある雑貨店の思いと場所をしっかり今後に繋いでいきながらも
    オリジナリティも併せて出していく勇気を持った姿の何と清々しいこと。
    その原動力が「誰よりも祖母に認められたいのだ」というのが人間味があって良い。

    4作の短編のそれぞれの語り手の話も温かくて「みんな、がんばれ がんばって踏み出してきて」とずっと応援していた。

    こんなに心が温かくなって涙が出そうになる

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    2025年10月23日
  • ほどなく、お別れです

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    葬儀屋の話ってなかなかなかった気がする
    霊感みたいな特殊能力ある感じは時々あるから珍しくはなかったけど、
    葬儀屋さんって暗いイメージしかなかったけど、
    お別れを支えられる素敵な仕事ですね

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    2025年10月23日
  • 泊日文のおひとりさまノート

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    36歳おひとりさまの泊日文の物語。一人暮らしの不安を助けてくれていた信頼できる男友達が突然結婚することになり、戸惑う日文は、誰にも頼らず生きていく決心をする。しかし、電球が変えられない、顔も見たことがない隣人に怯える、高熱で寝込むなど、大変なことばかり。それでも少しずつ、同僚や弟や地域の人たちとのつながりを育み逞しくなっていく。心を閉ざしてひとりに固執していたのは日文自身だった。おひとりさまノートに心に留めておきたいことや自分の思いを書き留める日文は、いつのまにか自分の生活を楽しんでいる。

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    2025年10月20日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    だんだんファンタジー要素?
    主人公の霊感部分が少なくなってきてて
    より物語に深みが増してきてる気がした

    小暮さんという新たなキャラも登場する中で
    またさらに成長していく姿がみれて面白かった

    エピローグも良かった、、
    今回もしっかり泣けました

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    2025年10月18日
  • ほどなく、お別れです

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     葬儀は誰のために行うのか。多くの人は死者を弔うためだと答えるはずだ。そして同時にその実はのこされた家族もしくは関係者のための儀式であることも承知している。死別という非日常事態を、丸ごと受け入れるためには特別な時間と空間とが必要なのだ。
     その行事を取り仕切るのが葬儀社の仕事である。この小説は葬儀社で働く人々の物語だ。彼らには死者の魂を見通せる力があり、その遺志を葬式の中で実現してくのだ。先に述べた言い方で繰り返すのなら、死者のための葬儀を実現しているのである。
     主人公が生前に死んだ姉の霊と共に生きてきたという設定が、全編を通して効いている。霊感の存在を私は認めてはいないが、こういう話を読む

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    2025年10月18日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    「キッチン常夜灯」シリーズの第2弾。
    1巻では店長が主人公だったけど、2巻では本社勤務のつぐみが主人公になってて、また違った視点で楽しめた。店舗とはまた違う忙しさや悩みを抱えながらも、つぐみが奮闘している様子が伝わってくる。

    第一話でみもざが勇気を出して発言しているのを見て、頑張っている様子が見えて良かった。前作からのキャラクターの成長が感じられるのもシリーズものならでは。今回のつぐみは恋愛で悩み続けていた印象で、仕事と恋愛の両立に悩む女性の心境が丁寧に描かれていた。

    心に響いたフレーズ
    ⇨「気持ちの問題ってことかな。来てくれって言われて、面倒だなって嫌々行くのと、よし、任せとけって行くの

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    2025年10月17日
  • ほどなく、お別れです 思い出の箱

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    3冊目なので落ち着いて味わいながら読めました。この世に平凡な死などはなく、どんな死にも深いドラマがあるのだと感じます。だから、今を精一杯生きていこうと思います。

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    2025年10月16日
  • ほどなく、お別れです

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    うっかり続編の方から読んでしまい、遡る形に。
    話は葬儀屋さんにバイトで働くお話。
    続編で流れはわかっていたので、すいすい読み進められる。
    見える感じる体質の美空の話を通して、頼りになる上司・漆原さんの対応が本当に遺されたものを思い、葬儀という非日常空間で悔いのないように送り出すお手伝いをしてくれている。
    自分はまだ身近にこういう経験はないが、いつか必ずくるお別れの時には美空や漆原さん、里見さんのようなひとに寄り添ってもらえると心強いし、なんなら死ぬことは一時のお別れくらいにライトに捉えることもできる。

    続編よりも話の内容的にはこちらの方が好きだな。

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    2025年10月13日
  • ほどなく、お別れです

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    浜辺美波×目黒蓮で映画化するとの事。
    初読みの著者なので冒頭、今まで読んできた小説にはない若干の引っかかりを感じつつもいつの間にか引き込まれてしまいました。
    葬儀場「坂東会館」でアルバイトする微かに「視える」能力を持つ美空という名前の大学生が主人公。
    ある程度読んでいくと構成も含めて物語の先が見えてきますが、それでもなかなか泣かせてくれます。文章力の成せる技か。2冊出版済の続編も映画も期待。

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    2025年10月11日
  • ほどなく、お別れです それぞれの灯火

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    3冊のシリーズものうち2冊目。3冊のうち2冊をまとめ買いしてたので、1冊目の流れでそのまま読みました。1冊目の感想で書きましたが本作を買った動機はめちゃくちゃ軽い動機笑。でもほんといい本に出会えたー!短編集っぽい仕立てで、今回は4つのエピソード。毎エピソードで涙腺崩壊。しかもその涙腺崩壊ポイントが一つのエピソードで何度もやってくる。通勤電車の中で涙と鼻を堪えるのに必死でした。今回もやっぱりとり方によっては“むごい"“キツイ”シーンはあるのですが、そのむごさがあるから逆に涙腺崩壊になりやすいのか。。とにかく不思議なくらいそれほど怖さを感じない、怖さより先に感動がやってくる。しかもささや

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    2025年10月10日
  • キッチン常夜灯 真夜中のクロックムッシュ

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    旅に出るように食事に行く。そこにはくっきりとした季節の移ろいがあって、美味しい料理を前にすると誰もが気を緩めてしまう。前作に引き続き、今宵もキッチン常夜灯ではやさしい時間が流れていた。
    行き詰まった日。もう一踏ん張りしたい日。ちょっと頑張りすぎた日。とっておきのごちそうを頬張って、自分に「お疲れさま」と言ってあげたい。具だくさんの温かいスープ、わたしも食べたいな。

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    2025年10月10日