長月天音のレビュー一覧
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ネタバレ美味しいご飯と自分自身との対話。疲れていると自分の扱いが雑になる。そうなると周りも見れなくなる。でも必死で懸命だから余裕がない。そんな中でも、人はご飯は食べる。美味しいご飯が無機質だった食事を変える。感情が動く。そこでようやく、張り詰めて押し殺された自分の存在と周りの人たちに気づく。
主人公のみもざさんが徐々に、鈍くなってしまった思考を取り戻していくのが妙に身近に感じれる話。
忙しかったり責任感だったり、いつの間にか私たちってすり減っていて、視野も思考も鈍くなりがち。少しでも余裕があれば読書なり旅行なりセルフリカバリーできるのだろうけど、ないなら生きる為に不可欠な中で出会いたい。キッチン常夜灯 -
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めっちゃ良かった。
お仕事と美味しいごはん。
仕事の悩みがリアルだったなぁ。それに、なかなかうまくいかないところも良かった。だって現実はそう簡単にいかないもん。
主人公のかなめちゃんが徐々に成長してる過程を側で見てるみたいに読めて嬉しかった。今までの登場人物も出てきて懐かしかったり、相変わらず優しい雰囲気の常夜灯シェフと堤さんに癒されて、私もビストロ行きたーい!!!って思いましたw
最後の方は駆け足な感じがしてちょっと勿体なかったかなー。
悠太くんとの事をもう少し丁寧にすすめても良かったかも。突然ぶっ飛んだ結果になってビックリ。
でもまぁ、続きが気になる所で終わるのもいいのかも♪
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Posted by ブクログ
もうひと踏ん張りしたくなる小説。
食にあまり興味がない私でも思わず料理したい!と思ってしまうほど描写豊かな料理の数々。それ以上に主人公を中心に、明かされる数々の人の悩みと葛藤、そこから立ち上がるまでの時間。
居場所のない人のための居場所。とても心に沁みました。家族仲が悪くなくても、それなりに話せる友人がいても、軽口を言い合える先輩がいても、それでも絶対どこかで線は引いていて、勝手に引いた線で勝手に苦しくなる。
主人公がんばれ!と思いながら、不器用な彼女と一緒にお店の中のゆったりとした時間を堪能させてもらいました。もっと永倉さんや他のスタッフとの協力し合う過程、その後まで見たかったなあと思います -
Posted by ブクログ
新しく加わった小暮さんが巻き起こす嵐の中、
美空の失敗加え、取り巻く環境の変化もあってちょっと心がざわざわする1冊。
しかしその度に成長する美空や漆原さんの温かいサポートもあり安心できる。
今回は孤独死やおばあちゃんと孫という残された側の悲痛がこちらまで伝わり苦しかった。
ただ毎回納得のいくお見送りで終らせることが出来るのは遺族に寄り添うことが1番と考える漆原さんだからこそ。
その対照的な立ち位置であった小暮さんの印象がガラリと変わった最終章は涙なしには見れなかったな~
夫婦揃ってお酒を片手にスカイツリーを一緒に見上げる情景が目に浮かんだ。
これからも反発し合うだろう小暮さんと漆原さん -
Posted by ブクログ
自分を追い込むことが生活を充実させることでは無い、一歩止まって振り返る今の生活を送れることへのありがたみを噛み締めることも自分の生活を充実させることに繋がると気づける本でした。
もっとスキルを磨こうとかもっと綺麗になろうとか自分を磨いたり、出かけたりなにか特別なことをしようとか忙しなく動き生活を消耗してしまう日々を過ごしていたし、それが幸せに繋がると考えていました。だけどそればかりを追い求めてしまうと自分に余裕がなくなってくるし、今まで気づけていた事にも気づけなくなってくる。この本を読んで追い求めるだけではなく、一歩止まって今の生活を振り返り、そのありがたみを噛み締めたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
出てくる料理が全部美味しそうで読んでいるとお腹が空いてきます。特にスープは私も飲みたいなと思いながら読んでいました。
混んでる時の心情やラストオーダーぎりぎりに入ってくるお客さんに対する心情など飲食店ならではのリアルな悩みが丁寧に書かれている文章だと思いました。自分が嫌な思いをした時や辛い時、相手を変えるのではなく環境を変えることで自分にストレスを与えないようにすることができる。環境を変えることは勇気がいるけれど重要なことだと感じました。また、苛立っている時こそ相手への感謝の気持ちや尊重する気持ちを忘れてしまっていることにも気付くことができました。自分が思っていることは思っているだけでは相手に