長月天音のレビュー一覧
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シリーズ第四弾。
東京スカイツリー近くの葬儀場〈坂東会館〉を舞台にした、連作四話(&プロローグとエピローグ)が収録されています。
今回は「コロナ禍」が舞台となっていて、面会制限や葬儀の簡素化など、〈坂東会館〉のスタッフ達もこれまでと勝手が異なる事態に対応せざるを得ない状況が描かれています。
私事ですが、父が他界したのがコロナ禍の中だったので、当時の制限が多い中での見送りだった事を読みながら思い出しました。
そんな制約の多い時世だからこそ、遺族の心にどこまでも寄り添おうとする主人公・美空をはじめ、教育係の漆原さんや僧侶の里見さん、そして最古参スタッフ・水神さんの温かさが、より一層心に染み渡 -
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ネタバレキッチン常夜灯もいよいよ4作目。そろそろオオイヌ関係者以外も仲間入りするかと思いきや、今度は池袋店の店長・鳥羽いつきが参戦。他の人もレビューに書いていたけど、ほんとにこの店にはオオイヌ関係者がこぞって集まる。
今回の主人公は、これまで推定20代30代だった主人公たちよりも年上となり、40代。いつきは勤続20年を越え、大量採用された同期たちは次々といなくなり、結婚もすることなく独り身。若い人たちのパワーに押され、自分が入職し店長となったばかりの頃とは違い、これからどう仕事と向き合っていくか考え始めていた。私自身もこの先仕事を続けていると、同じように考えるのだろうかとふと思う。
自分の職場でいうと -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第4弾。
新型コロナウイルスが猛威を振るって少し後の話。
美空が資格試験に合格するのか(多分するんだろうけど)、美空と漆原の関係はどうなるのか、水神さんのお願いごととは一体…?と思いながら読み進めた。
相変わらず、「葬儀」、「別れ」といった悲しいテーマなのに、全体的に悲壮感をあまり感じさせないのは、筆者の軽やかな文体のおかげだろうか。神式の葬儀の神聖な場面など、神々しさを感じさせ、その後のエピソードも、読む間、爽やかな風が吹き抜けて行くように感じた。
最終話の、葬儀で個展は喪主が楽しそうに準備している様子を想像するだけで私も楽しくなってきた。
そして、エピローグ。
美空と漆原、この先ど -
Posted by ブクログ
2026 06/24
今回の主人公は四十代半ばのベテラン女性店長のいつき。実力で店長になったいつきは「女性活躍」で店長になった若い女の子たちに対して思うところがある。会議で積極的に発言しているのを見て焦燥や不安も感じる。
人生の不安や老いた両親の健康不安。
今までの主人公たちとは年齢も差があるので、悩みの内容が違うのがリアルだった。がむしゃらに頑張って前進していくのとはまた違って、しなやかに解決していくところに、大人の女性の余裕を感じられた。
今までの若い女性主人公たちも登場して、交流していく。話してみると若い人たちのことを好きになっていく。そして刺激を受ける。
いつきはとても素直で柔軟な人だ