羽根田治のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    ●小学校の集団登山を台風が襲う。あるはずの山小屋。跡形もなく崩れ落ちている●切れるはずのないナイロンザイルが何故切れたのか?決着がついたのは21年後●大学山岳部のパーティ皆が帰らぬ人に。乱雑に残された山小屋の跡。未だ果たせぬ部の復興。●高校行事の集団登山。ピンポイントのはずの落雷が多数の命を奪う。そのメカニズムとは?●危機意識の低さで多くの命を失った中高年パーティ。取材を断った生存者2名の思うところは?…恐ろしくも魅力溢れる山。大胆さがなければ挑めない。臆病さがなければ助からない。悲しい事例に多くを学ぶ。

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    2023年11月05日
  • ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

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    ネタバレ

    やっぱりこのシリーズ大好きです。
    全く登山はしないけど、実際にあった話という事が面白いのかどんどん読んでしまう。
    うじ虫が出たりと凄い状況でも生き残れるのが凄いと思う。


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    2023年11月03日
  • ヤマケイ文庫 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    羽根田治『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』ヤマケイ文庫。

    日本の山岳遭難史に於ける十大事故を時系列に検証しながら、今後の糧にしようとしたノンフィクション。

    荒天や雪崩、落雷による遭難の原因の一つではあるが、撤退することの決断力が遭難事故を防いだものと思われる。


    『第1章 木曾駒ヶ岳の学校集団登山事故』。新田次郎の記録文学小説『聖職の碑』で有名になった山岳遭難事故。1913年、長野県の伊那地方の中箕輪尋常高等小学校の高等科二年生の男子生徒25人と赤羽校長ら教諭3人、同窓会員の青年9人の総勢37人が学校集団登山で木曾駒ヶ岳に登る。しかし、予想外の台風による暴風雨で11人の死者を出した

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    2023年10月01日
  • ヤマケイ文庫 野外毒本 被害実例から知る日本の危険生物

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    子どものころ、生き物図鑑を見て楽しんだことを思い出す。カラーで危険な生物の写真が60ページほど紹介され、そのなかの主なものに解説がつけられている。

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    2023年09月05日
  • ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

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    山で道に迷ったらどうするか、頭では分かっていても…とつくづく考えさせられる。
    私も単独行なので余計に。もし怪我をしたら、もし道迷いをして夜になったら、そのもしはすぐ近くにあったりするものだと改めて思う。
    何回も改めるべき事。
    追記にあったように日帰りハイキングであろうと火、ストーブ、ツエルトは必携。

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    2023年08月08日
  • 山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難

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    山のおそろしさがよくわかる本。
    ただし、著者は、これらは教訓として心に刻むべきものであり、山の怖さだけがクローズアップされることは本意でないと言っている。
    登山と言えるほどの経験はないけれど、私でもとてもためになる内容で、様々なシチューエーションを予め想定することが必要なんだと改めて感じた。
    落雷、蜂、熊など滑落や道迷い以外にも山には多くの危険がある。
    また、街中とは違い、それらに遭遇した時に救急車はもちろん、救援がすぐに来てくれるわけではない。
    山はおそろしいということをしっかり肝に銘じて、山登りを楽しめたらと思う。

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    2023年08月03日
  • レスキュー・ハンドブック 増補改訂新版

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    山と渓谷社のレスキューハンドブック。
    読まずに荷物に入れておこうと思ったが、パラパラとページを繰ったらアウトドアや災害現場基礎として知っておかねばならないことがコンパクトにまとめられているようだったので、とりあえず一読。

    海、山、川、キャンプ場などのシーンに分けて、一般的に想定される危険、事故と、その状況についての基礎的な知識、対応の基礎指針、具体的対応の概要がまとめられている。
    読めばあなたもレスキューのスペシャリストとなるわけではないが、少なくとも誤った方法でアプローチすることによる無駄な被害の拡大、二次災害の発生などを避け、レスキューの専門家が来るまでの時間を稼ぐといった対応に結びつけ

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    2023年07月24日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    事故を防ぐのは難しいけど、備えたり判断して軽減したり回避したりできる事件ばかりなのが無念さを感じるところ

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    2023年03月23日
  • ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

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    遭難するかはほんの紙一重。ほとんどの人がその後に遭難場所を再訪したり、登山を再開していて驚きました。

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    2023年02月21日
  • 山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難

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    山に登るのに免許は要らないけれど、知っておくべきこと、覚悟しておくべきことはある。
    熊、蜂、天候、水流、盗難以外にも、なんなら自分が凶器となって他者を死傷させる可能性もある。
    そんな恐ろしさも込みで、登山を楽しんでほしい。
    という著者の思いがよく伝わる警告書でもあるレポート。文章がわかりやすいので臨場感たっぷりに被害状況が伝わってくる。自分ごととして考えられるのがよいと思う。
    本当に必要な人には届かないかもしれないけれど、少しでもつらい思いをする人が減りますように。

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    2023年01月01日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 滑落遭難

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    読んでいるだけで想像してこちらの体が痛くなるような、死亡事例も含め、凄絶な滑落事故の数々が綴られている。
    傍証や聞き書きでも充分臨場感は伝わるが、直に取材した当事者の声も多く収録されており、なおのこと背筋が冷える。

    改めて、"ながら歩き"は厳禁であると思いを新たにした。
    スマホをいじるなどもちろん論外、ウェアの脱着、バックパックやポケットの物の出し入れ、行動食や水分の補給等は、必ず安全な足場を確保した上で、立ち止まって行わねばならない。
    私自身、頭では分かっているつもりだが、ついつい歩きながら行ってしまって、ひやりとする瞬間があったり…。
    頻繁に訪れる近所の低山であっても

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    2022年12月05日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難

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    冬山は怖いですなあ。生命に関わる要素が多過ぎる。どの事例もそんなに責められないなぁと思いながら読んだ。少し古いけどいろんなケースが丹念に描かれてて良かった。興味深いのがどのケースでもGPSについて全く記述が無いことで、1990年前後ならまだしも2000年前後でも全く普及してなかったことに驚く。今なら少しは違うのか?

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    2022年10月30日
  • 山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難

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    「雷に打たれる」「ハチに刺される」「熊に襲われる」「テントが盗まれる」「人に衝突される」「助けざるを得ない人が現れる」…油断した隙に危機が訪れる。山には無数のリスクがある。だからこそ山は人を魅了する。太古の昔、人が暮らす場所には何も守るものがなかった。自分と自然の間には何もない。そんな環境でも生きていけるのか。確かめたいという本能。危険を回避する能力を鍛えたい。…いつかは山へ、と思いながら何年経っただろうか。登山するのはいつの日か。整備された公園を散歩しながら、せめて、頭の中でシミュレートしてみる。

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    2022年10月16日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    本書は登山をしない人にとっても十分読むに値する。実際私は登山はあまりしないが、彼の本は好きでよく読んでいて、登山の知識がないのに遭難したときの対応だけは詳しくなっている気がする。

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    2022年08月19日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    複数の事例の遭難事故に至るまでの詳細が書かれている。いつでも自分がこの状況になり得るということを思い知らされる内容で、とても勉強になった。

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    2022年07月22日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    自分と比べれば遥かに立派な装備と計画で準備されていたのに突然に壮絶な死の淵を彷徨うこととなり、そこから強靭な生命力で生還する様が迫真的に描写されている。
    無計画な自分が今ここに命脈を保っていられるのは単なる偶然の幸運なのだと戒められる。

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    2022年07月19日
  • ヤマケイ文庫 人を襲うクマ―遭遇事例とその生態

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    熊と人の距離。今は人が増えすぎて熊の場所を奪っていると感じる。
    山に入って熊に襲われるのは、それは覚悟の上で山に入るしかないと思った。

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    2022年07月07日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    過去に起こった十の山岳大事故から読み解く
    山登りへ向かう人への教訓

    木曽駒ケ岳の学校集団登山事故
    剱澤小屋の雪崩事故
    冬の富士山巨大雪崩事故
    前穂東壁のナイロンザイル切断事故
    谷川岳の宙吊り事故
    愛知大学山岳部の大量遭難事故
    西穂独標の学校登山落雷事故
    立山の中高年初心者遭難事故
    吾妻連峰のスキーツアー遭難事故
    トムラウシ山のツアー登山遭難事故

    私の山登りの知識がないので山用語はあまり理解できてないのだけど…
    とにかくどの事故も恐怖しかない。

    特に怖かったのは…
    トムラシ山の遭難と立山の中高年初心者遭難事故
    あと、スキーツアーの遭難の話も震えた

    年々、中高年の登山人口が増えているという

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    2022年06月22日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難

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    道に迷うのはあるけど。その時、地図で場所を確認する、頑張って来た道を戻る、沢に降りない。わかってはいるけどいざ実際、戻れるかと言われたら…その時に変なバイアスが働いて。このまま下れば温泉に着くはずとか全然違う場所を思って降りてしまうことがある。
    やはり人間の力なんて自然に入ったら本当にちっぽけだし、過信しちゃいけないなと思う。
    ハイキング気分で遭難した親子は助かって本当によかった。

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    2022年06月03日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    山岳遭難や事故の教訓。過ちや死者を冒涜することではない。
    今を生きている人が、そこから何を学び、同じ過ちを繰り返さないために学びを得られるかだ。避難や中傷、批判でもない。
    命に係わる山岳遭難を感情論で捉えてはいけないと思う。
    今を生きる人が、これから人生を歩んでいく人が取り返しのつかない事態にならないように。

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    2022年03月01日