羽根田治のレビュー一覧

  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    「聖職の碑」のモデルとなった大正2年の木曽駒ヶ岳の学校集団登山事故から、夏山でありながら8人凍死という衝撃的な結果となったトムラウシ山遭難事故まで10の事例を挙げながら、それぞれの遭難の過程、問題点などを描く。
    淡々とした語り口ながら、遭難の恐ろしさや、当事者たちのなぜあの時そうしてしまったのか(またはしなかったのか)など後悔の念が読み取れる一冊。

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    2022年02月14日
  • ヤマケイ文庫 人を襲うクマ―遭遇事例とその生態

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    山に入る上での心構えを考えさせられた。
    登山は野生動物の領域に侵入することである事を認識し、自らも野生動物のように五感を集中させ山と真摯に向き合っていきたい。

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    2021年11月27日
  • ヤマケイ文庫 人を襲うクマ―遭遇事例とその生態

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    登山をするので興味深く読みました。誰でもクマと遭遇する可能性はあるということです。
     ヒグマが恐ろしいことは知っていましたが、ツキノワグマもかなり恐ろしいと感じました。クマに襲われて重傷を負った被害者がクマを責めることなく敵意も抱かず、人間がクマのテリトリーに入ったり、野生世界の秩序を乱すようなことをしたから襲われたのであって、どちらかというと悪いのは人間のほうだというようなことを言っていることに驚くと同時に、この問題の根本的な真意を感じてます。

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    2021年10月06日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    山登りを趣味にしてから、決して慢心しないよう、なるべくたくさんの過去の遭難についての本を読むようにしている。
    この本は古くは1913年の学校登山から、新しいものは2009年のトムラウシの事故まで10の遭難事故について詳しく検証している。
    しかし、すべては悪天候が原因なのだ。
    さっきまであんなに晴れていたのに、こんなに暖かい日なのに、晴れていれば30分かからない距離なのに、すべては急変した天気により環境は変わり果ててしまう。
    雨による低体温症、雪による凍傷、雷!
    山での悪天候は本当に恐ろしい。
    肝に命じることができた。

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    2021年08月10日
  • ヤマケイ文庫 野外毒本 被害実例から知る日本の危険生物

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    ネタバレ

    ・日本の危険生物418種を完全網羅!
    第1章 野山の危険生物(哺乳類・爬虫類・両生類・むしなど)
    第2章 野山の危険植物
    第3章 海の危険生物
    第4章 感染症

    巻頭はカラー写真で生物植物の外観、生息地などの基本情報の確認ができます。
    それぞれの章で、詳しく被害事例や症状、予防法の確認ができます。
    個人的にはツキノワグマを投げ飛ばした男性のエピソードが気になりました。すごいな。


    最後は対処法と応急処置についてまとめてあります。これで被害にあっても大丈夫!
    ダツの対処法が衝撃的…

    観察員からの一言のコーナーでは、毒がある一方で薬にも使われているなどの雑学があり、好奇心が刺激され次へ次へと進

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    2021年07月03日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    ネタバレ

    面白かった。
    けれども、読むのに時間が かかった。頭が小説を読むのに特化しているため、記録的な文章だと飽きてしまうんだと思う。

    それでも、事実を明確に記述し、状況の解説や証言によって、事故はどうして起きたか、どうしたら防げていたか、というのを考えられて面白かった。

    山登りする趣味は無いが、サバイバル自体には興味があったので楽しめた。

    だいたいはみんなうっかりなんだよなあ。大丈夫だろうで進んで引き返すという判断ができない。グループでも単独でも。
    雪崩でテントが埋もれてしまったのは人為というより天災すぎて避けようが無いが、他のはだいたいもっと気をつければになる。
    けれども、簡単には気を付けら

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    2021年04月21日
  • ドキュメント 単独行遭難

    購入済み

    ベテランの方ばかりなので読み応えがあります。
    装備も計画もしっかり立てていっても、予想外のトラブルで遭難してしまう。

    生還された方のなぜ単独行をするのかという話は納得します。
    静寂や絶景を噛み締めたり、他人に気を割かなくていい時間を作ることは山でなくてもできるかもしれません。ですが山の空気感、スケール感を心ゆくまで味わうことは単独行でないとできないのだと思います。

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    2021年04月08日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難

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    全員生還しているので安心して読めるが、凍傷で指を失った人の話は生還したからこそ、痛みや凍傷に至るまでの様子が克明で怖かった。
    迷ったと気づいたら登り返す、沢に降りない。本を読むまでもなく知っていることだが、それを知りつつ降りてしまった人達の心境が、ああ自分も同じ状況になったら同じことをやってしまいそうだ、と思わせる。
    ここに書かれている何件かの事故を読んでいて思うのは、やはり雪山でもなければ、怪我をしなければ生還できる可能性が高いなあ、と。
    この本で本格的に死にそうになっている人は皆、下に下に下り沢にあたって無理に沢を降り、滑落した人だった。つまりは、体力がなくて厳しくても、結局は迷ったと気づ

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    2021年03月08日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    山岳事故に少し興味があるので、ネットサーフィンで色々な事故を検索していますが、この本にはネットでは有名ではない、書籍としてもほとんど刊行されていないものも丹念に調べまとめているので、知らない事故が多かった。
    まとめ方も丁寧で、自分ならどう行動するかな?と想像しながら読めるような内容です。
    大正時代の天気予報もほぼなかった時代に台風にあたってしまった学校の集団登山。冬の富士山の雪崩に巻き込まれた大学生達。ひとつの落雷で10人以上が犠牲になった事故。
    どれも興味深かった。

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    2021年03月03日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難

    購入済み

    道に迷い帰り道がわからなくなる、道迷い遭難
    自力で下山された方も救助された方もいますが、どの方も警察に届けがでて捜索されてます。

    最後に捜索費用について触れられています。
    ヘリに乗らず、捜索されるだけで数百万…

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    2021年02月20日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    田舎の祖父母に勝手に山に入るな山は怖いから、とよく子供の頃言われていたが、本当に怖いとこだと実感できる本書。
    急に天気が崩れることはざらだろうし、何回も登山してる人が遭難したりもする。
    遭難中に幻覚をみていたひとの手記はゾッとするものがあるし、最後に交わしたことばがあれだったのか…と亡くなられた方を思う切なさなどもすごいものがあった。

    山は本当になめてはいけない場所だとおもう。
    確かに山に惹かれる気持ちもあるけれど、私はよほど整備された登山道があるところ以外はこの先も登ることはないだろうな…。

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    2021年02月13日
  • 空飛ぶ山岳救助隊  ヘリ・レスキューに命を懸けた男、篠原秋彦

    購入済み

    羽根田さんの本は2冊目。淡々として読みやすく、つい読みふけってしまいます。構成も好み

    今では当たり前の山岳救助ヘリ
    そのノウハウを0から築いた男、篠田秋彦
    血の通った山男であり、仲間の安全のために効率を求め、困っている人を助けたいと遭難現場に赴く
    格好良い人です。

    元書籍出版は1998年と20年以上前の話になります。
    「昔はさ、山で事故を起こしたらとても恥ずかしくて人に言えない(中略)それと比べると今の登山者は感覚が違ってきてるのか、ちょっとアマいって感じがする」
    当時でそうなら、現代はどうなんだろうと思います

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    2021年02月10日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    気象遭難、滑落遭難を読み、こちらも読むことに。
    今回は単独行なので、遭難の原因は色々あり、また一人で対処しないといけないし、どうなるんだろうと読み進めた。
    二週間近く遭難していた話は読み応えがあった。

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    2020年12月01日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 滑落遭難

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    ドキュメントシリーズを読むのは二冊目。またスムーズに読み進めた。2日で読めた。
    トムラウシ山遭難にはまり、ずっと気象遭難ばかり読んでいたので、はじめての滑落遭難ものでしたが、同じく楽しめた。

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    2020年11月22日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 気象遭難

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    読みやすく、4日ほどで読み切った。最近、山岳遭難にハマっているので楽しんでよめた。また、登山をするわけでもないが勉強になった。

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    2020年11月21日
  • レスキュー・ハンドブック 増補改訂新版

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    レスキューというタイトルですが
    基本はレスキュー(救助)することよりも
    いかに事前に危険を察知して
    事故にあわないかが 大切なんですよね
    危険な場所 物には手を出さない
    事前にしっかり読むのが大事
    もし万が一 トラブルになったら
    ちらっとでも 知識を思い出せれば
    と願って 転ばぬ先の杖です

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    2020年10月05日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    リアル。咄嗟の判断が運命を分ける。
    私の鈍い日常でも、そういったことが少しずつ私の運命を動かしているのだろう。

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    2020年09月18日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    山を知らないわたしだが、あたかも自分が体験しているかのように一気に一晩で読めた。ヤマケイ文庫で加藤文太郎の『単独行』を読んでいたのでソロ登山の遭難について興味があった。

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    2022年11月17日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    大峰山で道に迷い、幻覚に苦しめられながら彷徨った人の手記が怖い。幻覚はどれも、彷徨ってる人を楽な方へ、状況を悪くする方へと導いている。山を降らせたり(迷ったら下らない、沢に降りないが鉄則)、靴やスパッツを脱がせたり、時計を取らせたり。
    大峰山という霊山だけあって曰くを感じてしまう。もともと迷いやすい厳しい山だからこそ霊山になってるのかもしれない。
    迷いながら見る幻覚は、日本昔話に出てくる怪談や、山の話にでてくる「まよいが」的だ。
    かつてここで彷徨った昔の人が、霊的な体験をし、それがよく起こるから霊的な山と畏怖されたのかも。
    大峰山、穂高岳は、ヤマケイの遭難シリーズでよく名前が登場するので要注意

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    2020年06月12日
  • 人を襲うクマ

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    日本各地で起こった熊による被害や熊の生態について細かく分析した本です。
    熊について興味のある人は是非読んでください!

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    2020年04月27日