コナン・ドイルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホームズ短編集の2冊目。
ポー名作集を読んでおいてよかった。1冊目の『~冒険』も含め、明に暗にポーの影響っぽいところを発見しては、古典を読んだ甲斐を感じて満足した。
同じく、ホームズも古典。「子供のころ好きだったな~」と知った気でいたけれど、知っていたのはほんの入門レベルであったことよ。この短編集では、「兄・マイクロフト登場(『ギリシャ語通訳』)」と、「宿敵モリアーティ教授/シャーロック・ホームズの死(『最後の事件』)」の単元を履修。
マイクロフトはシャーロックにも勝る観察眼と推理力の持ち主で、のちの短編では兄弟で活躍する話もあるらしいので楽しみだ。ところで彼はロンドンの「ディオゲネス・クラブ」という"社交嫌いの男たちが集うクラブ"の発起人のひとりだとのこと。なんだかとても自己矛盾に満ちたクラブのように思えるが、「人間嫌いの男たちだって、安楽椅子や最新の新聞雑誌はぜひとも欲しい。そういう人間のために創立されたクラブ」なのだそうだ。「クラブ」という英国文化への興味がじわりと湧いた。
そして問題の"ホームズ死すの巻"については・・・ロンドンのすべての凶悪事件の黒幕たるモリアーティ教授なんていうのが唐突に出てきて、彼との対決の結果、ホームズは死んでしまった・・・?のかどうかかなり曖昧なこの感じ。その後の歴史を知っているから言えることではあるけど、いかにも復活の余地を残している感あり。ホームズシリーズをやめたかった作者と、人気作品の連載を終わらせたくない出版社との、せめぎ合いの結果がこれだったのかな・・・と、ネットの憶測記事みたいなことを考えてしまった。
一話完結の探偵もの人気娯楽作品といえば、私の時代でいうならテレビドラマ「古畑任三郎」みたいな感じだったのかなあ、と想像。内容やキャラクターが似てるという意味ではなく、「みんなが楽しみにしていた」という雰囲気が。
ホームズの映像化作品にはあまりなじみがなく、カンバーバッチのSHERLOCKを1話見たかも程度。そのため、今は読んでいてもビジュアルイメージはそんなにはっきりしていないのだが、いろいろ調べていたら、クリストファー・プラマー(先月[2021年2月]91歳で逝去)がホームズに扮した「黒馬車の影」という1979年の映画があることがわかった。彼の演じたトラップ大佐のあの汲めども尽きぬ魅力を思えばあなた、ホームズ役はまだ見ていないけど、ちょっと、正直、控えめに言って、かっこよすぎてダメなんじゃないだろうか、ねえ? -
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絵がきれい
絵がきれいです。出てくるキャラクターが個性があってスタイリッシュで魅力的です。話の内容もテンポよくすすんでいくので、飽きずにどんどん読んで行きます。
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Posted by ブクログ
この本の中に納められている『黒ピーター』で、シャーロック・ホームズが言った言葉が刺さった。『…。人は常に起こり得べき変化に対する心構えを持って、対策を抱いていなければならない。これは犯罪捜査学の第一原則だ』犯罪捜査学でなくても、日頃の仕事にも当てはまる。
ところで、子どもの頃親しんでいたシャーロック・ホームズシリーズを何十年の年月を経て今ごろ読んでいるのは、『憂国のモリアーティ』がきっかけだ。
このマンガには正典に対するオマージュが込められており、いたるところに正典を彷彿とさせる題材が散りばめられている。
『第二の汚点』は、マンガでの『大英帝国の醜聞』の原案になっているはずだし(題名は『ボヘミアの醜聞』を仄めかしてる)、登場人物であるトリローニ・ホープ伯爵のファミリーネームは、『シャーロック・ホームズの研究』に出てくるジェファーソン・ホープ(伯爵殺しの犯人)に使用されている。
今後このシリーズを読み進めていく上で、どんな気づきがあるのか楽しみだ。 -
購入済み
モリアーティ教授に日の光が…!
コナン・ドイルによるシャーロックホームズシリーズを全巻読破したのは中学生のとき。ホームズの不遜な態度と薬物を使用する姿に、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズのような正義の味方然とした名探偵を期待していた私は少し失望した。しかし、モリアーティ教授と対立する場面では知と知のぶつかり合いに心が躍った。だからこそ、モリアーティ教授が数作しか出演せずに姿を消してしまったときは本当にさみしかった(不自然に復活したときは尚更がっかりした)。その、モリアーティ教授を主人公にした画期的な漫画!今作のモリアーティは名探偵のようでいて、やはり悪の化身…ただ、決して悪意だけではない。長年のモリアーティ・ロス解消!
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購入済み
クライマックス近し
この漫画は面白い!
ただこの巻は、なかなか重苦しい展開で、これまでのような、弱きを助け強きをくじくという、痛快な展開ではなくなり、ちょっと読むのがつらい。
だけどオリジナルのホームズ対モリアーティを思えば、仕方ない展開なのかもしれない。
読者の納得のいく終わらせ方に期待! -
購入済み
面白い!ミステリーと社会問題
モリアーティ教授ってあのハゲのオッさんでしょ?と、BBCのシャーロックホームズのドラマでの印象が強過ぎて、タイトルだけで、は?と思っていた。しかし読んでみたらジワジワくる。
ミステリー要素も巻を重ねるごとに面白くなってきた。
シャーロックホームズや、切り裂きジャック、ジェームズボンド、既存のビッグネームをうまく利用し、そして根底の、弱き者を助かる、という精神に、胸がスッとすくような思いになる。