コナン・ドイルのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
初心者にも
普段漫画はほとんど見ないですが、物語に引き込まれてあっという間に読み終えました。アニメ版から知って、さらに深堀りした内容を知りたくて買ってみました。モリアーティ達が悪い貴族に罰を下していく様はスカッとしますがこの巻の後半はかなりグロテスクな表現があるので苦手な方はお気をつけて下さいね。アニメ版では知り得なかったフレッドの内面がみれたのが個人的な収穫です!
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Posted by ブクログ
"ホームズ復活の巻"も読んだぞ!
ということで、「以上、終わり、ホームズはもうやめて別の作品に移ろう!」という気持ちと、「ここまで読んだのだから短編集だけでもコンプリート目指せば?」という気持ちとがせめぎあった結果、残る2つの短編集は光文社文庫新訳版の「解説」だけ読んじゃった(夫が過去に買っていたから良かった)。
短編集『~生還』の最後の『第二のしみ』という話も、コナン・ドイル的にはホームズ最後の作品のつもりだったようで、「もうホームズは探偵業は引退しているし私が彼の活躍を発表するのはこれが最後だ」とワトソンに説明させている。でもまだその後に長編が1冊、短編集が2冊出ていることを後世の私たちは知っている。
ただ、月一サイクルでの連載はついに『第二のしみ』が最後となり、その後の発表ペースは時期によってまちまちとなった。人気連ドラが何クールか放送された後、たまに特別編をやってお茶の間を賑わせるのに似ている。
『~生還』の中の第一作『空き家の冒険』(つまりホームズ復活編)が雑誌に掲載され世に出たのは1903年で、前作、つまりホームズの死ぬ『最後の事件』の掲載(1893)から10年経っており、現実のロンドンは既に「自動車と電灯と電話の時代」に変わっていたそうだ。
だが作中の年代は1894年。ホームズの物語は変わらず「馬車とガス灯と電報の時代」として描かれ続け、その方針は後続の作品でも変わらなかったらしい。ということは後半戦はノスタルジックなパラレルワールドのような側面も作品の特徴として愛されたのかもしれない。携帯電話が登場しないサザエさんみたいに。
その他雑感。
・ワトソンは妻と離別しホームズとの同居生活に戻った。そして医者も廃業(これは実はホームズが手を回した結果)。晴れてワトソンはホームズ補佐に100%稼働をあてられるようになったわけだが、これが幸せなのかどうかよくわからない。だってなんかホームズのワトソン批判が多くなったような気がする。やれ捜査を任せたのに何の収穫もなかっただの、僕の物語をドラマチックに書き過ぎだの。
・警察の人間としてはレストレード警部がずっと、ホームズと対照的な「愚鈍な警察」の象徴として準レギュラーを張ってきた。ここへきてホプキンズという若手警部が新登場。彼はホームズからも「なかなか見所がある」と評価されている優秀な人物で、それにレストレードと違ってホームズを尊敬しているときた。ここで私はまたもや古畑任三郎の西園寺くん(アリの人が演じた)を思い出す…。読者としては、レストレード警部が道化を演じてくれる話の方が断然面白い。いつもルパンにしてやられる銭形警部みたいなイメージ。 -
Posted by ブクログ
ホームズ短編集の2冊目。
ポー名作集を読んでおいてよかった。1冊目の『~冒険』も含め、明に暗にポーの影響っぽいところを発見しては、古典を読んだ甲斐を感じて満足した。
同じく、ホームズも古典。「子供のころ好きだったな~」と知った気でいたけれど、知っていたのはほんの入門レベルであったことよ。この短編集では、「兄・マイクロフト登場(『ギリシャ語通訳』)」と、「宿敵モリアーティ教授/シャーロック・ホームズの死(『最後の事件』)」の単元を履修。
マイクロフトはシャーロックにも勝る観察眼と推理力の持ち主で、のちの短編では兄弟で活躍する話もあるらしいので楽しみだ。ところで彼はロンドンの「ディオゲネス・クラブ」という"社交嫌いの男たちが集うクラブ"の発起人のひとりだとのこと。なんだかとても自己矛盾に満ちたクラブのように思えるが、「人間嫌いの男たちだって、安楽椅子や最新の新聞雑誌はぜひとも欲しい。そういう人間のために創立されたクラブ」なのだそうだ。「クラブ」という英国文化への興味がじわりと湧いた。
そして問題の"ホームズ死すの巻"については・・・ロンドンのすべての凶悪事件の黒幕たるモリアーティ教授なんていうのが唐突に出てきて、彼との対決の結果、ホームズは死んでしまった・・・?のかどうかかなり曖昧なこの感じ。その後の歴史を知っているから言えることではあるけど、いかにも復活の余地を残している感あり。ホームズシリーズをやめたかった作者と、人気作品の連載を終わらせたくない出版社との、せめぎ合いの結果がこれだったのかな・・・と、ネットの憶測記事みたいなことを考えてしまった。
一話完結の探偵もの人気娯楽作品といえば、私の時代でいうならテレビドラマ「古畑任三郎」みたいな感じだったのかなあ、と想像。内容やキャラクターが似てるという意味ではなく、「みんなが楽しみにしていた」という雰囲気が。
ホームズの映像化作品にはあまりなじみがなく、カンバーバッチのSHERLOCKを1話見たかも程度。そのため、今は読んでいてもビジュアルイメージはそんなにはっきりしていないのだが、いろいろ調べていたら、クリストファー・プラマー(先月[2021年2月]91歳で逝去)がホームズに扮した「黒馬車の影」という1979年の映画があることがわかった。彼の演じたトラップ大佐のあの汲めども尽きぬ魅力を思えばあなた、ホームズ役はまだ見ていないけど、ちょっと、正直、控えめに言って、かっこよすぎてダメなんじゃないだろうか、ねえ?