神戸遥真のレビュー一覧

  • ニセモノ夫婦の紅茶店 ~あの日の茶葉と二人の約束~

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    ネタバレ

    後書きにあった「ダメンズ製造器」の件に妙な説得力を感じて、最後の最後で笑ってしまいました。
    確かに、今回本格的に乗り込んできた某彼は、ダメンズ代表格でした。
    あやめが秀二との暮らしを続けるためには、どうしても乗り越えなければならない過去であり壁でありましたが、直接対峙し、秀二の口添えもあって(この口添えがまた恋するあやめには堪らない後押しになった筈)乗り越えることができて本当によかったです。
    未練がないことを示すのに口にした「どうでもいい」発言は、まさに一撃必殺だったのでは。
    好きの反対は嫌いではなく、無関心と言いますし。
    秀二の目の前で言い切ったのも、過去ではなく秀二との未来を選んだというの

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    2019年07月31日
  • 休日に奏でるプレクトラム

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    主人公の花崎未奈は、仕事は普通、人付き合いは下手、休日の予定はなし、時間があれば少女漫画を読んでいます。会社の上司の堂ノ上課長は、とても紳士で憧れです。そんなある日、堂ノ上さんから社会人マンドリンサークルに強制的に加入させられます。学生時代にもマンドリンサークルに入っていた未奈には、苦い思い出があります。それに、サークルでの堂ノ上さんは職場とは違いまるで二重人格のような酷い対応です。でも、次第に休日のマンドリンサークルが喜びと癒しの時間に。それと恋心が・・・
    小説の中で色んなマンドリンの曲が紹介され、優しい音楽小説になっています。もちろん、マンドリンを知らなくても楽しめます。

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    2019年03月16日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    ジェンダーを切り口にした5人の作家のアンソロジー。日常生活の中の題材ばかりで読みやすく感情移入しやすい。「ダイニングテーブル」が好きだった。

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    2025年12月09日
  • 恋とポテトと夏休み Eバーガー1

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    演劇部に入って違う自分になってみたい…そんな希望を抱いたものの受験に失敗し、そんな気持ちを引きずったまま始まった高校生活は上手くいかず、元来の引込み思案な性格も相まって何もないまま夏休みに入ってしまった『優芽』。が、偶然見かけた憧れを抱かせてくれた人を追いかけていき、何故かバーガーチェーン店のバイトを始めることに…。

    気弱で、厳しい母親の言うなりだった女子高生が主人公が、バイト先で出会う仲間やお客さんとの出会いを通し成長していく青春ラブストーリー。
    年代も違えば環境も違う、もちろん考え方も、そんな人たちと触れ合い、自分にとっての当たり前がほかの人にとっての当たり前じゃないと気づけたのは大きい

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    2025年11月28日
  • TRUE Colors 境界線の上で

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    生理がきたら赤ちゃんを迎えるため
    将来はママになって女の子はそのために家事を覚えなきゃいけないのか

    甲子園に出たいでも甲子園だけは男子だけ

    元彼と友達になって好きな人ができたと打ち明けられた相手は男子
    男子が好きだと知って冷やかす周り黙ってる相手

    家族の形はそれぞれ

    痴漢に会うのは女子だけじゃない
    だけど男子で痴漢に会えば声があげづらいけど勇気を出す

    日常の生活の思いの違い考えたかの違いジェンダーと言われていても声を上げづらい言いづらいことはたくさんある

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    2025年10月18日
  • 恋とポテトと夏休み Eバーガー1

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     行きたい高校に行けず、部活にも入り損ね、親しい友だちもできずに一学期を終え、ノープラン・ノーイベントの夏休みになってしまった高校一年生の女の子、優芽。思いがけないきっかけでハンバーガーチェーン店でアルバイトをすることになる。
     はじめての仕事、新しい仲間、そして新しい自分。そして母との対決。そしてもちろん、恋の予感。王道成長物語で安心感ある。
     …と思っているが、本書はシリーズものの第一巻。今後、一巻に出てきた誰かが悪に転ずるイジワル展開でないことを祈る…。

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    2025年08月20日
  • そのネイルは内緒のときめき

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    ネタバレ

    男性だってネイルしていいじゃない(※オネエにあらず)
    自分をアゲるために、これまでの自分から一歩踏み出すために。

    年下男性ネイリストと年上幼馴染み男性(どちらもイケメン)の間にありながら、二人からの気持ちをスルーしてる鈍い女性が、一度恋と仕事から離れた後に自分が本当にできることを見つけていくお話。
    彼女の社会人としての一人立ちが(と言いつつ結局最後まで幼馴染みの男性の店で居候することになるが)メインではあるので、恋愛面の決着はお預けに。
    本当に鈍いんだ、彼女。
    それでいて割とグイグイ入り込んでくるタイプでもあるので、距離感バグっている人でもある。
    ネイリストの彼がそれでやられたと思われる。

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    2025年08月02日
  • ひみつの相関図ノート

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    物語の前に相関図が書かれているが
    読み進めていくうちにその関係がガラッと変化

    この歳ながら最初の話きゅんきゅんしてしまった笑
    少女漫画によくありそうな話だったけど久しぶりに味わえて良かった、、、笑

    1話ずつさくっと読めて読みやすかった

    小6〜高校生

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    2025年08月01日
  • 目的地はお決まりですか? ~森沢観光どこでも課~

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    突然窓際課に飛ばされてしまった主人公は
    個性的すぎる二名と仕事をする事に。

    自分含めて3名、というのは、人は把握しやすいかと。
    仕事面になってくると、個性的すぎはしますが
    ものすごく有能なのはわかります。
    主人公本人も、なかなかです。

    となると、どうして飛ばされた? という話ですが
    出てくる人が少ないので、もしや…は
    分かりやすかったです。
    しかも途中で、どれだけ鈍い人でも
    察する事ができる状態に。
    しかし情報が流れたとしても、纏められる向こうも
    流れる向こうもちょっと…ですが。
    よくこの『顔合わせ』に応じる説得ができたものです。

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    2025年05月24日
  • カーテンコールはきみと 幽霊部長の銀河鉄道

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    『カーテンコールはきみと』シリーズ第2弾。前作とは主人公が変わっているので、一人の成長を書くというよりは演劇部を舞台としたシリーズになっていくのかな?前作は廃部寸前からの立て直しだったと思うので。

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    2025年04月14日
  • きみとホームで待ち合わせ

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    高校生男女✖︎駅のホーム=甘酸っぱい恋の予感。
    「恋ポテ」の主人公だった優芽ちゃんのクラスメイト、深田さんを軸としたオムニバス短編集。

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    2025年01月15日
  • きみとホームで待ち合わせ

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    恋ポテシリーズの登場人物が出てくる連作物語。
    ちょっとした出来事に悶々と思い悩む優しい高校生達に好感が持てる。

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    2024年11月25日
  • ぼくらの胸キュンの作り方

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    少年たちが少女漫画の賞を目指す作品。神戸さんの作品は既存の男らしさという偏見に一石を投じるような内容が多い。

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    2024年11月20日
  • ティーンズ文学館 嘘泣き女王のクランクアップ

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    ネタバレ

    ティーンズ向けなので、読み心地が軽くて、始終爽やかでした!
    嘘泣きの上手な女の子と、人前で泣くことを恥ずかしいと思っている男の子の話。
    一緒に映画の主役を務めることになり、「泣く」ことへの考えも少しずつ、互いの考えに影響されて変わっていく二人が微笑ましい。
    深刻になりすぎず、軽やかに変わっていく二人を見ていると、若いっていいなぁと思う。
    最後の映画のシーンの涙が、イラストも含めて、最高に素敵でした!

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    2024年11月17日
  • 笹森くんのスカート

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    ネタバレ

    2学期から突然制服のスカートを履き始めた笹森くん。
    汗が気になる子、部活を辞めたら笹森くんのバンドに誘われた子、胸の中にいいなと思う人のリストを持つ子、整った顔を隠したい子、最後に笹森くんがスカートを履き始めたきっかけの章。

    母校は私服校だったけど、制服がこれくらい気軽に選べるといいよね。
    雪国なので中学時代、女子は冬季のみスラックスもOKだったけど、セーラー服にスラックスが似合わない制服だった。なので私はスカートでいたけど、それくらいの気軽さで男女問わず制服が選べたらいいよね。というか、もう一律で同じとか、私服でいいんじゃない?

    スカートを履くことで笹森くんにも見えてきたり感じられたこと

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    2024年11月13日
  • 笹森くんのスカート

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    笹森くんと周りの4人が語り手になった5つの短編集。ある日突然スカートを履いて登校するようになった笹森くん。どんな意図があるのか、戸惑いながらも、優しく見守るみんな。行動にはそれぞれ訳があることを忘れてはいけないと思った。

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    2024年11月12日
  • おはなしサイエンス 美容の科学 神永くんは知っている

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    中~高学年向け。主人公の同級生神永くんは長い髪の毛をしている。『ぼくのまつりぬい』シリーズの手芸や『笹森くんのスカート』のように一昔前なら「女の子のもの」と思われていたようなものを積極的に題材にしている気がする。

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    2024年11月01日
  • ひみつの相関図ノート

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    望月麻衣さん以外は初読みの作家さんの8つの短編でしたが、タイトルにあるように作品の冒頭にある程度の相関図が描かれていて、それを見た上で読み進めていくと相関図に描かれていない部分も出てきたり明らかになったりしてそういうテイストで楽しめて読みやすかったです。(^_^)

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    2024年10月07日
  • 片想い中の幼なじみと契約結婚してみます。

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    ネタバレ

    契約結婚と周りに公表するタイプの物語は新鮮でした。彼女は元から彼が好きで…彼の方はどうなのー?と、後半はそれが気になって、ページを捲る手が速くなりました。
    最後の最後、2人が想いを伝え合うシーンで、彼女のセリフがスッと入ってこなかったので星3つですが、ストーリー全体としてはドキドキ・キュンキュンで楽しめました!

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    2024年10月02日
  • ひみつの相関図ノート

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    4.5年から。いろんな人間関係にまつわる8話を人気の児童書作家さんたちが描く。今売れている作家さんの作品をお試し読みできて贅沢だが、期待している作家さんばかりなのでもうちょっと読みたいと思うものばかり。設定がさまざまで、思いつかないところも多くチャレンジ感のある作品が面白い。

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    2024年09月22日