神戸遥真のレビュー一覧
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ネタバレ後書きにあった「ダメンズ製造器」の件に妙な説得力を感じて、最後の最後で笑ってしまいました。
確かに、今回本格的に乗り込んできた某彼は、ダメンズ代表格でした。
あやめが秀二との暮らしを続けるためには、どうしても乗り越えなければならない過去であり壁でありましたが、直接対峙し、秀二の口添えもあって(この口添えがまた恋するあやめには堪らない後押しになった筈)乗り越えることができて本当によかったです。
未練がないことを示すのに口にした「どうでもいい」発言は、まさに一撃必殺だったのでは。
好きの反対は嫌いではなく、無関心と言いますし。
秀二の目の前で言い切ったのも、過去ではなく秀二との未来を選んだというの -
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主人公の花崎未奈は、仕事は普通、人付き合いは下手、休日の予定はなし、時間があれば少女漫画を読んでいます。会社の上司の堂ノ上課長は、とても紳士で憧れです。そんなある日、堂ノ上さんから社会人マンドリンサークルに強制的に加入させられます。学生時代にもマンドリンサークルに入っていた未奈には、苦い思い出があります。それに、サークルでの堂ノ上さんは職場とは違いまるで二重人格のような酷い対応です。でも、次第に休日のマンドリンサークルが喜びと癒しの時間に。それと恋心が・・・
小説の中で色んなマンドリンの曲が紹介され、優しい音楽小説になっています。もちろん、マンドリンを知らなくても楽しめます。 -
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演劇部に入って違う自分になってみたい…そんな希望を抱いたものの受験に失敗し、そんな気持ちを引きずったまま始まった高校生活は上手くいかず、元来の引込み思案な性格も相まって何もないまま夏休みに入ってしまった『優芽』。が、偶然見かけた憧れを抱かせてくれた人を追いかけていき、何故かバーガーチェーン店のバイトを始めることに…。
気弱で、厳しい母親の言うなりだった女子高生が主人公が、バイト先で出会う仲間やお客さんとの出会いを通し成長していく青春ラブストーリー。
年代も違えば環境も違う、もちろん考え方も、そんな人たちと触れ合い、自分にとっての当たり前がほかの人にとっての当たり前じゃないと気づけたのは大きい -
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ネタバレ男性だってネイルしていいじゃない(※オネエにあらず)
自分をアゲるために、これまでの自分から一歩踏み出すために。
年下男性ネイリストと年上幼馴染み男性(どちらもイケメン)の間にありながら、二人からの気持ちをスルーしてる鈍い女性が、一度恋と仕事から離れた後に自分が本当にできることを見つけていくお話。
彼女の社会人としての一人立ちが(と言いつつ結局最後まで幼馴染みの男性の店で居候することになるが)メインではあるので、恋愛面の決着はお預けに。
本当に鈍いんだ、彼女。
それでいて割とグイグイ入り込んでくるタイプでもあるので、距離感バグっている人でもある。
ネイリストの彼がそれでやられたと思われる。
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ネタバレ2学期から突然制服のスカートを履き始めた笹森くん。
汗が気になる子、部活を辞めたら笹森くんのバンドに誘われた子、胸の中にいいなと思う人のリストを持つ子、整った顔を隠したい子、最後に笹森くんがスカートを履き始めたきっかけの章。
母校は私服校だったけど、制服がこれくらい気軽に選べるといいよね。
雪国なので中学時代、女子は冬季のみスラックスもOKだったけど、セーラー服にスラックスが似合わない制服だった。なので私はスカートでいたけど、それくらいの気軽さで男女問わず制服が選べたらいいよね。というか、もう一律で同じとか、私服でいいんじゃない?
スカートを履くことで笹森くんにも見えてきたり感じられたこと -
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