あらすじ
仕事は普通、人付き合いは下手、休日の予定はナシ。自信が持てない系会社員の未奈はある日突然、憧れの上司・堂ノ上に、社会人オーケストラサークルのマンドリンパートを無理やり任せられてしまう。未奈には、演奏の苦い思い出があるうえ、優しい紳士だった堂ノ上は、鬼畜な二重人格で……。
休日に何をしたらいいのか分からない人へ贈る、音楽と恋で紡ぐ幸せな趣味の時間。
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Posted by ブクログ
とても面白かったです。
僕自身、大学入学と同時にマンドリンを始め、
途中お休みもありましたが社会人になってからも続けています。それだけにマンドリンを題材とした小説というだけで飛びついてしまいました。
少し設定が強引かなぁ、という部分はありました。でも、主人公未奈の一人称で書かれた文章は、未奈の心の動きを細かく描写してあり、読むうちに物語の中へ引き込まれました。
音楽をやっている、やっていないに関わらず、多くの人に読んでもらいたいな、と思います。
Posted by ブクログ
ギャップがあり、ちょっと強引な男性に弱いので主人公の気持ちはよくわかります。学生時代のトラウマもあるあるです。
二重人格上司に騙されたかのように連れてこられたマンドリンサークルで最初はとまどいながらも結局マンドリンの魅力が再燃してどっぷりつかってしまう主人公が少し羨ましいです。
テンポいい2人の会話も楽しく、最後あっさり終わってしまったので物足りなさが少し残ります。電子書籍で続きがあるようなので、読むのが楽しみです。題名的にも2人の関係が進展するのかなと。
Posted by ブクログ
マンドリンというあまり一般的になじみのない楽器のアンサンブルが舞台になったお話。
演奏経験のある人には非常に「あるある」なお話で、ちょっと1冊でおさめるにはもったいないけど、とてもテンポの良い感じで読めました。
Posted by ブクログ
主人公の花崎未奈は、仕事は普通、人付き合いは下手、休日の予定はなし、時間があれば少女漫画を読んでいます。会社の上司の堂ノ上課長は、とても紳士で憧れです。そんなある日、堂ノ上さんから社会人マンドリンサークルに強制的に加入させられます。学生時代にもマンドリンサークルに入っていた未奈には、苦い思い出があります。それに、サークルでの堂ノ上さんは職場とは違いまるで二重人格のような酷い対応です。でも、次第に休日のマンドリンサークルが喜びと癒しの時間に。それと恋心が・・・
小説の中で色んなマンドリンの曲が紹介され、優しい音楽小説になっています。もちろん、マンドリンを知らなくても楽しめます。
Posted by ブクログ
学生時代にクラシックギターでアンサンブルをやっていたこともあり、マンドリンアンサンブルの物語ということで読んでみた。
堂ノ上さんの二重人格っぷりと、主人公が自信を持てないところが自分に似ていて序盤は読むのがつらかった…が主人公が仕事でもアンサンブルでも自分の意見を言うようになって学生時代のモヤモヤ…も解消されることになってよかった。
私も自分の短所や性格を受け入れて生きられるようになれたら。