神戸遥真のレビュー一覧
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自分の好きな事を好きって他人に言えない時もある。
変だと思われないか、笑われないか
男のくせに、女のくせに、変なの、気持ち悪い
そんな言葉の刃物に傷付けられて
自分の殻に閉じ込めてしまう。
この物語の主人公、優人もその1人。
手芸が好きなのに、過去のトラウマによって素直になれず、友達に流されるままサッカー部へ入ってしまう。
手芸男子の成長ストーリー。
テンポがよく、スラスラ読めました。
個人的には手芸部の先輩、サンカク先輩が大好きです。
『好きなものを好きっていって、なにが悪い!』
その通り!
好きな事(物)があるってことは素敵なことだと教えてくれる1冊です。 -
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老舗旅館を営んでいた父が急逝した夏希に遺されたのは、旅館リニューアルに伴う借金5000万円と女将になる道と支援者で採点魔の遼介との契約結婚。慣れない女将業に苦戦しつつ借金返済&離婚を目指して突き進む夏希と、嫌味だけど思いのほか人間味のある遼介のやりとりが、だんだん微笑ましくも思えてくる。
この作者さんの書かれる作品が、私の中で、ちょっとダメ寄りの女の人と口が悪めの男の人の物語、となっていて、今回もまさにそんな感じ。おいおいと思うこともあれど前向きに進んでいく夏希のはっきりしたところ、ないわーと思うこともあれどなんだかんだ分かりにくい優しさと可愛げのある遼介のやりとりはほっこりした。 -
Posted by ブクログ
▼神戸さんの「恋ポテシリーズ」(というのでしょうか)第2作。割と明快に、「ウケたからシリーズにしよう」感があって微笑ましいです。
▼10代、内面的な悩み、親との葛藤、社会に出ていろんな人を知ること、先入観イメージと、リアル体験の落差、労働を知ること・・・などなどの主題みたいなものは前作で一応やりきっていはります。続編は、そのようなことを引き続き描きながらも、対人関係、恋愛、三角関係、みたいな路線にかなり舵を切ってます。それはそれでキャラクターには馴染み感が増して行くので、悪くありません。
▼個人的にはこの続編の白眉は、バイト先の先輩の、フリーターの「萌夏 さん」が、正社員に挑戦して受かり -
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人が人を理解しようとする時の手がかりとして、いろんなタグを付けるのはごく当たり前におこなっていることだけど、そのタグ、本当に合ってる?と時々振り返ってみなければいけないと思ってる。
見た目、言葉遣い、ちょっとした振る舞いに対する自分の感じ方etc.……その時々の移り変わる心象や状況でいかようにでも編集されてしまうタグを固定させてしまわないように、と自制できるのが人として成長するということなのかもしれない。
「何も知らなくても、相手の考えなんてわからなくても。理解できることはあるんだろうか。
寄り添えることはあるんだろうか。」(117ページ)
背景として少しだけ登場する別シリーズの世界が、物 -
Posted by ブクログ
聞いたところによると、『ぼくらの胸キュンの作り方』と同じ学校が舞台だそうだ。「中学生による共同での創作活動」が描かれる点も共通している。
『ぼくキュン』は、「好き!やってみたい!」という気持ちから友だちと二人で漫画製作を始め、物語やキャラクターをゼロから作り込んでいく過程で、気づきや経験を得ていくお話だった。一方本作の主人公の波瑠くんは、周囲の期待に合わせてうまく立ち回ろうとしていたら、やりたくもなかったが流れで自主制作映画のほぼ主役(映画研究会看板女優の相手役)を演じることになり、先輩の書いた脚本と指示に沿ったモノづくりに巻き込まれていく。
やるとなったら中途半端なことはしない、真面目 -