あらすじ
ひとりじゃムリでも、
ふたりなら、きっとだいじょうぶ!
中学1年の律希は、あこがれの演劇部に入部しようとしたところ
顧問から衝撃的な言葉をきく。
「演劇部、なくなるんじゃないかな?」
おちこむ律希の前にあらわれたのは、同じく入部希望の夏帆だった。
律希と夏帆は、廃部寸前の演劇部を立てなおすため
ふたりだけで、公演をおこなうことに!
あらたな青春部活シリーズ開幕!
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みんなきらびやかな衣装を身にまとい、その表情はだれもかれもが活き活きとして見えた。
そこが、舞台の上が、本当に希望に満ちた場所に思えた。
舞台の上でなら、だれでもあんなふうになれるんだろうか。
べつのだれかになれるんだろうか––––。
あきらめてばかりだった毎日に、わずかに光がさした。
いいなぁって思った。
わたしにも、演劇、できるかなって。
(本文より)
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
僕のまつり縫いシリーズに続く部活ストーリーです!!舞台は僕のまつり縫いとおなじ中学校の廃部寸前の演劇部!
何をやっても続けられなかった律希は中学校で演劇部に入部しようかと思ったがまさかの廃部寸前!?同い年のカホや愉快な先輩たちとの部活コメディです。
まず、魅力は読みやすさですね。小学生からでも読める簡単な内容と読んでいて続きが気になってしまうところ、なんとなく登場人物を応援したくなるようなストーリーです!
Posted by ブクログ
4.5年から。憧れていた演劇部が廃部寸前…⁉︎落ち込む律希が出会ったのは、同じく入部希望の夏帆。二人は演劇部の存続を願い、新歓公演を企画する。
神戸さんのコミカルさでさらりと読めるが、演劇の練習姿やそれぞれの部員の悩み、協力、お話を通した部員の心とセリフの掛け合いが絶妙。二人の姿と演劇部の成長が見れる感動作。
Posted by ブクログ
井田千秋さんのイラストに惹かれて手に取った1冊。演じる役を理解するにはまず自分と向き合わないといけないっていうところが良かったな〜。シリーズ化したら次も読みたい。
Posted by ブクログ
自分に自信を持てない律希は演劇で自分を変えようとするが、中学の演劇部は廃部寸前だった。
青春ど真ん中部活物語。それぞれの人物が背負うもの、やりたいことをやるために動くこと、自分らしさの中に新たな自分がいること。ひとつひとつのエピソードが結びつき、舞台へと繋がっていく展開が素敵です。
中学生が自分ごととして読むことのできる小説って大切だと思う。中学生が自分たちの物語だと思える作品は必要だと思う。そんなYAの魅力が溢れんばかりに詰まった作品でした。
Posted by ブクログ
中学校で演劇部に入ろうと意気込んでいた律希は、演劇部が消滅寸前であることに衝撃を受ける。入部希望の夏帆と共になんとか演劇部を立て直そうとする。好きなことに向かって頑張る生徒たちが頼もしい。
Posted by ブクログ
自分とちがう誰かになれる。演じるって難しそうだけど、すごく楽しそうだなとりっちゃん見てて思った。
部員のみんなも個性的で素敵。マコちゃん先生も良い味出してる。『夢の舞台はブレーメン』私も観たいな〜。