配信予定・最新刊

作品一覧

  • アコとリコ
    NEW

    アコとリコ

    小説・文芸

    -
    1巻1,870円 (税込)
    流れ星はさいご、消えちゃうんじゃない。かたちを変えて、未来へ飛ぶんだ。 中2のアコと中1のリコ。ふたりは3年まえ、父親を交通事故で亡くし、それぞれ胸に大きな傷を抱えていた。 ある日アコは、仲よしグループから絶縁されてしまい、学校に行けなくなる。そんなアコを、リコは父が残したツリーハウスへと誘う……。
  • ぼくがぼくであるために

    ぼくがぼくであるために

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    男らしさ、女らしさって、なんなんだ? ポプラズッコケ文学新人賞大賞、講談社児童文学新人賞佳作を受賞した注目の作家、入魂の一作! 小柄な体格にかわいい顔。女の子みたいと言われるアキは、男らしい男になりたかった。憧れの男はたくさんいる。宮本武蔵、ブルース・リー、そして眉村。アキの親友だ。だからなんで、あんなことを眉村が言ったのか、わからなくて……。これは「自分」を知る物語。
  • TRUE Colors 境界線の上で

    TRUE Colors 境界線の上で

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,595円 (税込)
    生理は、将来ママになるために必要なものだから──そう本には書かれていた。でも、わたしもママにならないといけないの? 子どもが欲しい友達、怖いと言う友達。わたしは?(『To be a Mom』神戸遥真) 男子に負けない努力を重ね、中学硬式野球のエースとなったわたし。でも、甲子園には出られない。女子だから。納得なんてできない。ナックルボールを磨き続けた先に、未来はあるのか──。(『三月のグラウンド』蒼沼洋人) 元カレの葉空とは今や親友。恋人じゃないからこそ、楽に過ごせる……はずだった。でも、葉空に「好きな人ができた」と言われて、わたしの心は大混乱。しかも、相手は「彼女」じゃなくて「彼氏」!?(『親友のカレ』いとうみく) お母さんの出張で、家事を任されたわたし。やるしかないけど、なんでわたしばっかり? 詩馬の家のダイニングテーブルでは、父さん二人が料理をしていた。家族のかたちは一つじゃない。それなら、わたしの家だって変えられる?(『ダイニングテーブル』鳥美山貴子) 新しい通学路、新しい学校、新しい生活。ある日、電車の中で尻に触れる誰かの手。満員電車だから? 勘違い? ……違う。ぼくは被害者だ。男のぼくだって、痴漢に遭う。それを認めるのが、こんなに怖いなんて。(『ぼくと体と、』ひこ・田中) ◆ ◆ 令和6年埼玉夏休みすいせん図書にも選ばれた『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』から待望の第2弾が登場。 「今」を生きる児童文学作家がジェンダーと中学生をテーマに、それぞれの視点から物語をつづります。 装画は今回も『少年ノート』『ヒラエスは旅路の果て』の鎌谷悠希が担当。 ここでしか読めない、珠玉のアンソロジーです。
  • 光の粒が舞いあがる

    光の粒が舞いあがる

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,200円 (税込)
    だれかと出会うこと。あこがれること。勇気をもって向き合うこと。そうしてひとは、強くなる。 【あらすじ】中学1年生の心愛(ここあ)は母親と二人暮らし。仕事が忙しい母親を助けるため、部活動を諦め家事の手伝いに奮闘する日々を送っていた。そんな心愛のささやかな楽しみは、駅前のボクシングジムで練習に励む少女を眺めること。踊るように、舞うようにサンドバッグを叩くその姿は、見ているだけで胸のモヤモヤが吹き飛び、前向きな気持ちになれるのだった。しかしある日、見つめていることが少女に気づかれてしまい……。ボクシングを通じて紡がれていく絆。絆を通じて解かれていく迷いと悩み。迷いと悩みを通じてたどり着いた、「自分がするべきこと」とは? 【もくじ】●Chapter1:透明な壁の向こうがわ ●Chapter2:新世界 ●Chapter3:世界の終わり ●Chapter4:氷の女王 ●Chapter5:光の粒が舞いあがる
  • 波あとが白く輝いている

    波あとが白く輝いている

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    第63回講談社児童文学新人賞佳作入選作、待望の書籍化! 亡き母が愛した、海光祭を復活させたい! 三船七海は海光小学校の6年生。1歳の時、東日本大震災で母と祖母を亡くし、祖父と母の妹・汐里さんと暮らしている。ほとんど母の記憶のない七海だったが、母の同級生から、母が熱心に取り組んでいた海光祭のことを聞く。それは地域の人たちの協力を得ながら作り上げる、海光小の大イベントだったが、震災後はとだえ、開催されていなかった――。 震災から10年が経ち、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、七海の新しい挑戦がはじまる! 東日本大震災遺児の喪失と再生の物語。巨大すぎる現実に創作で立ち向かう作者の勇気とそれを支える筆力に敬服した。 ――児童文学作家・安東みきえ(講談社児童文学新人賞選考委員)
  • さくらいろの季節

    さくらいろの季節

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    <第4回ポプラズッコケ文学新人賞大賞作品> 主人公のめぐみは12歳。教室での日々を、親友の優希とたんたんとやり過ごしていた。だが、優希の転校を経て、めぐみとクラスメイトたちの関係は少しずつ変わっていく。本当の友情、「ひとの強さ」とはなにか――。だれかひとりでも、自分を受け入れてくれる存在があれば、どんなことがあっても前をむいて生きていける。そんな希望を感じられる物語。

ユーザーレビュー

  • TRUE Colors 境界線の上で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうしてお母さんになるのが確定なの?
    どうして女の子は甲子園に出られないの?
    どうして私の好きな人は男の人なのに、男の人と付き合ってるの?
    どうして女の人が家事をするの?
    どうして男なのに痴漢に遭うの?
    5テーマで主人公が変わる話でした。オムニバスってやつですかね。主人公の内面の言語化が異常に上手いな、という点でリアリティに欠けますが、テーマは分かりやすい。そしてテーマ自体はとても生々しかったです。

    0
    2026年06月16日
  • ぼくがぼくであるために

    Posted by ブクログ

    眉村が凄すぎるよ。優しい人を超えてる。読んだらわかる。

    喧嘩をするけど最後は平和 

    バレーを見たくなった。
    バレー大変っぽい

    0
    2026年04月29日
  • 光の粒が舞いあがる

    Posted by ブクログ

    勇気を出して人生のリングに立て!
    憧れたあの子から勇気をもらって一歩を踏み出す物語。

    母親の再婚がちらつき、学校には心を開いて話せる友達がいない。周りの人間は好き勝手やっているのに自分は周囲の顔色を伺うばかり。
    息の詰まるような日々の中、中学一年生になった主人公の心愛は近所のボクシングジムで練習に打ち込む少女を見かけ次第に興味を持つようになる。
    いつものように練習風景を見ていると少女がこちらに気づいてしまい、主人公はお試しでボクシングジムへ通うことになる。

    前半は主人公がボクシング少女こはくの裏表のない素直で明るい性格に惹かれていく過程が描かれている。不満だらけの現状に向き合うきっかけとして学校と家庭以外での新たな居場所を見つけた主人公が精神的に癒され、こはくから勇気をもらう。
    とはいえ現代モノなので即座に全てが解決するわけではなく、学校と家庭では人間関係の悩みを抱えつつ自分なりにどうすればよいかを物語後半で模索していく。
    こはくから影響を受け主人公の言動が変わっていく様がボクシング関連の出来事を中心に描かれ、自分の思いを周囲に伝えられるようになるまでの主人公の成長過程は見ていて応援したくなる。

    登場人物が多彩で、徐々に変わっていくメインの三人が見ていて飽きない。
    ヤングケアラーで人の顔色を伺いすぎて自分の意見が言えない主人公、型にはまった物の見方が大嫌いで裏表のない性格故に精神的な未熟さが残るこはく、こはくを尊敬しているが努力の方向性が間違っていて空回りしがちな重森。
    この三人が互いに影響し合い、物語終盤ではそれぞれが抱えていた課題に進展が見られる。

    こはくを格好いい憧れの女の子として描く一方で、仲良くなるにつれ彼女の抱える課題が徐々に見えてくるので完璧と思われたこはくに対しても親近感が湧く。
    こはくも主人公と過ごす時間の中で気づきを得て現状打破の糸口を掴むのが友情モノとして美しい終わり方だった。
    憧れを胸に新しい環境へ踏み出す主人公は、きっとこはくのように誰かを勇気づけていくのだろうなと思わせる綺麗な終わり方が見事!!

    0
    2026年04月17日
  • TRUE Colors 境界線の上で

    Posted by ブクログ

    私と同じ年代なら、この本のタイトルを見れば絶対にCyndi Lauperの名曲“True Colors”を思い出すだろう。いまこの本を手に取る中学生読者にもそのことを伝えたい。

    そもそも私が中学生時代に読書に求めたのは、ひたすら“背伸び”だった。友だちが読んでいた三島由紀夫を手に取り、文庫本で薄いからと読み始めた「午後の曳航」で登場する中学生たちの早熟さにしびれた。さらに日常的な中学生活に満足できない私は三島を読み進め、「金閣寺」は難しそうだからと手にした「仮面の告白」を読み、自分の手の届かない世界の存在を感じたものの、それが自分の身近にあるとまでは考えられなかった。
    つまり私にとって三島小説に描かれた世界は、現実感から隔離された“非現実”であり、私が並行して好きだった特撮テレビ番組と同様に空想世界の1つに過ぎなかった。

    他方でこの5編の短編集に登場する中学生は、あくまで普通。この本を読む中学生の多くは「ふつうの話じゃん」と思うだろう。たしかに登場人物たちは普通の家族や友だち関係の中で普通の中学生活を送っている。しかしそれだけでは物語にならない。そこに仕掛けられた、日常のなかに突如姿を見せた非日常(あるいは違和感)をどう受け入れるか。
    ある中学生にとってはすんなり受け入れられるかもしれないし、ある中学生にとっては成長痛のように軋みとなるかもしれない。だが読書がいいのは強制を求めないところ。そして読んだ者の心にそっと種を宿してくれるところ。

    5編のあらすじは載せられている。だが私なりに“日常”と“非日常”という視点から、各テーマの仕掛けに踏み込んで紹介する。
    1 To be a Mom:女子中学生が成長とともに避けえない生理(月経)、妊娠、出産がテーマ。中学生の私は生理は始まったけど、妊娠とか出産とか今から考えなきゃいけないこと? ましてや周りからこうしたらいいとかこうすべきとか言われなきゃいけないこと?

    2 三月のグラウンド:中学校の卒業式が終わった。香田さくらは中学生活のほとんどを硬式野球のシニアチームで練習に費やし、得意のナックルボールは全国大会レベルだと自信もある。でも高校に進むと女子は男子と一緒に甲子園を目指せない。それが決まりだから?

    3 親友のカレ:自己紹介でわたしは「大切にしているのは偏見をもたないこと」とみんなの前で言った。それを聞いてわたしを好きになってくれた彼とつきあい、ある日彼とは恋愛関係から友人になった。その彼が好きな男子ができて付き合うと打ち明けてきた。そのときのわたしの感情って、正直に言って偏見だらけじゃないの?

    4 ダイニングテーブル:わたしの家族って理想形じゃない。女性にばかり家事が押し付けられている。向かいに住む同級生の男子の家族はパパが2人。でも家事は分担制だし理想だなって思う。その男子にそう言うと即座に返された-「だれかんちみたく、とか。ガチで言ってんの?」

    5 ぼくと、体と。:中学生からはじめた電車通学。満員電車で身動きできない中で、誰かが「ぼくの尻とチンチンと金玉」(原文ママ)を触る。ぼくができることはいろいろ試した。でも今日もぼくは痴漢に襲われた。どうすればいい?

    読み終えて改めて表紙を見る。鎌谷悠希さんの女性のイラストがすばらしい。読む前は私も「目がきれいな女性だな」以上の感想はなかった。だが読後はこう思える-この女性はもしかしたら自分が将来出産することを素直に考えられていないかもしれないし、高校進学と同時に男女別になるスポーツを続ける気力が折れそうになっているかもしれないし、男子が好きな男子が同級生にいて自分にだけそれが打ち明けられているかもしれないし、家族のなかで自分だけがという不公平感を抱えているかもしれないし、痴漢にどう立ち向かうか悩んでいるかもしれない、と。少しだけ想像力が広がるようになった。

    5編を読み終えたら、シンディローパーの歌を、動画サイトで聞いてほしい。
    …But I see your true colors shining through/
    I see your true colors/
    And that’s why I love you/
    So don’t be afraid to let them show your true colors/
    true colors
    are beautiful like a rainbow

    0
    2026年03月21日
  • TRUE Colors 境界線の上で

    Posted by ブクログ

    シリーズ前作も大した切れ味のアンソロでしたが、今回もすごかった。今児童書やYAジャンルではかなり最先端の意識が描かれていますが、その一歩先を書く、という志を感じました。どれも良かったですが「ぼくと、体と」が選んだテーマもラストの切り方も一番凄かったかな。
    なぜ自分が痴漢に遭うのか? 顔か? と思って好みのタイプを顔でジャッジする自分の価値観に気付いてしまうなど、こういう言い方はよくないんですが男子主人公だからこその物語になっていて大変よかったです。性の話がサラッとした自然な形で出てくるのも男性作家だから可能なのかもしれない。

    0
    2025年09月29日

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