松尾スズキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほぼ主人公のひとりがたり。
しかし読まされるものがある。
めくるめくというか流れるように堕ちるように沈むように溶けるように崩れて曖昧になっていく日々と記憶。
ないまぜのごちゃまぜ。
回想が主人公の視点から語られるが、後半すべての記憶の中で語られていなかったことが明かされていく。
酒を飲まなければ生きていけない人たちが、酒を飲みつづけ自身を少しずつ殺していく。
それでも何かがないと今日を明日を生き延びることはできない。
依存することの怖さと心地よさがある。
私は物質には依存していないが、依存していることはある。
これさえあれば生きていけるものがある。
そのために生きているし、それがあるから生きて -
無料版購入済み
オムニバス作品
東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも? -
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Posted by ブクログ
ネタバレ「もうはいとしか言えない」/松尾スズキ
今まであまり読んだことのないジャンル。
結局主人公は精神病みたいな感じだったのかな?
前半はひたすら奥さん怖いみたいな感じで、主人公ちょっとかわいそうだなぁって思ってた。
でも読み進めていくにつれてだんだんそうじゃなくて、
主人公が、どこか普通とは違うのかなと思い始めた。
で、その原因が後半で明らかになっていくのかなあと思っていたら幼少時代からどこか狂っていた。
猟奇殺人的な生々しいグロシーンは無いけど、所々出てくる主人公のぐちゃぐちゃな感情の書き方がすごくグロかった。
思春期の人間の感情ってこういうことなんだろうな。
どっかすっきりしない感じが -
Posted by ブクログ
劇場に見に行ったことはない。
この数年はWOWOWの舞台放送などでつまみ食いしたりしてる。
現物を知らず、NHKの特集などで周りの要素を徐々に知っていく感じ。
本人の語りをメインに時系列で経過を見ていくことが出来る。
映像で見たものものあり、見ていないけど興味をそそられるものもあり。
本の中にあった、外の環境で修行して帰ってきた役者に対し、
「面白いことに対して手を抜いたら本当に軽蔑されるから、オレに。
怒りはしないけど、自然と心が乾いてくる」という言い方にはドキリとした。
ふるまいを見て休息に興味を失っていく、その気持ちの動きは自分でも制御できず
後戻りすることは容易ではない。怒るよりもず