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Posted by ブクログ
これはエッセイではない。
出てすぐに福岡空港で買った。
大人計画は第3回公演から観ていたけど、松尾さんがエッセイを書いていたとは知らず、知らなかった自分のぬるさを「あちゃ~」で誤魔化しながら買った。
「フライトまで」と読み始めたら止まらず、正月かなんかで超満員のスカイマークの薄暗くてクソ狭い2階席で羽田まで笑いを噛み殺し、血まみれで読んだ。
うん。読むところを選ぶ本です。気をつけて!
これはエッセイではない。だってウソだらけだもの。
ネタネタギャグギャグ!
しかも浅い!いい意味で!
戯曲とエッセイの中間、これをギッセイと呼ぼう。
脳幹に染みる一冊。
タオル地大好き!な方は死出の旅のお供に是非。
Posted by ブクログ
松尾スズキの【大人失格 子供に生まれてスミマセン】を読んだ。
松尾スズキのエッセイ集だ。松尾スズキをご存知だろうか?いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの劇団【大人計
画】の主宰者である。自身も俳優をするかたわら、演出家や脚本家の仕事にも積極的に取り組んでいる。
やはり、この手のエッセイは面白い。面白いエッセイを書く人というのは、その着眼点からして独特であ
り、それについて思考する世界までも独特であると思う。
ギャグやリアクションではなく、文字で人を笑わせることができるということは、並大抵のことではな
い。正直に言ってしまえば、今流行の勢いだけの芸ナシお笑い芸人より、百倍面白い。比べるのは失礼だ
ろうか?お笑いとは少し違う劇団という、もっとアーティスティックな分野で活躍している彼らは「笑
い」に対する質が違うと感じるのだ。
「この手のエッセイ」と書いたが、ここでいう「この手」とは、宮沢章夫であり、宮藤官九郎であり、リ
リーフランキー(リリーは作家・イラストレーター)などである。この3名のエッセイも読んでいるが、
同系の面白さが漂う。
言うなれば、「独自の哲学」がブレない面白さ。
物を見る目、考える事、行動、どれを取っても、売れようが売れまいが変わらない。創作者として見習い
たい姿勢だ。そして共通して言えることは皆、頭がいい。勉強が出来るという意味ではなく、物事をきち
んと考えられるという意味でだ。事象を正面から正統派的に捉えることもできる。それを踏まえた上で独
自の哲学という角度から分析することができるから面白い視点や言葉が次から次へと生まれてくるのだろ
う。
大人失格。すごいタイトルである。
「私は大人だ」今、この日本でいったい何人の大人が、そう胸をはって言い切ることができるだろう。
(中略)大人らしさとかでなくて。しがらみから独立した「大人」という素朴な生きものになること。私
がもくろむのはそれだ。(本文より)
言われてみて、なるほどと思うことあり、あまりにもバカらしくて思わず笑ってしまうものあり、松尾ワ
ールド全開である。この作品は松尾氏の執筆デビュー作。1999年に初版が刊行されているので、初々
しさもプラスされての力作であると言える。だが、「毒」が売りの松尾氏だけに好き嫌いが分かれること
も考えられるが・・・。本書にもその「毒」が所々に見受けられる。それが彼の特徴でもあるのだけれ
ど。
僕的には面白い。宮沢章夫、リリーフランキー、宮藤官九郎、松尾スズキ。
四天王ということでお薦めしたい4人である。
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