松尾スズキのレビュー一覧

  • 108

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    妻に裏切られた脚本家は、離婚することになれば資産の半分は妻にとられてしまうと気づき、108人のいい女を抱き、セックス三昧で金を使ってしまおうと計画するが・・・

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    2019年04月14日
  • 東京の夫婦

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    ネタバレ

    私自身も年の差婚&選択子無しの結婚生活をしているので、共感できる部分があるかなと思い手に取りました。
    当たり前を押し付けられるのが物凄く嫌、スポーツに興味が持てない、町内のお祭りのテントにはどうしたら参加できるのか…共感ポイント沢山ありましたw
    これでいいんだと思わせてくれる本でした。

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    2019年04月03日
  • もう「はい」としか言えない

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    僕のような冒険しない人間にとって、不条理というものは結構遠くにあるものです。不条理がどんどん増幅して巻き込まれてもみくちゃにされ、それを見たり読んだりするのは非常に楽しいし、それがいい書き手だと猶更です。どちらかというと同じ主人公「海馬五郎」の子供時代を描いた「神様ノイローゼ」の方が笑えました。神様を欺くためにフェイントをかけて生活するとか、なんとなくわかる気がするんですよね。この辺の感覚をわざわざ表現できるのがすごい。

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    2019年02月04日
  • もう「はい」としか言えない

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    もう何と言っていいか分からない。 今まで読んだことのない種類のストーリー。 自分にはなかなか理解できなかったかも。 自分には、神様ノイローゼの方が分かる部分が多かった。くすってところと、あの頃はそうなんだよなぁってとこと。

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    2019年01月24日
  • もう「はい」としか言えない

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    なにかを受賞したらしく、先入観をたっぷり持って読んだ。ストーリーは好き嫌いあるが文の転がし方やフレーズの使い方が上手いのは間違いない。頭に残るセンテンスがいくつも出てくるのを味わってもらいたい。

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    2018年12月25日
  • もう「はい」としか言えない

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    中編2編、表題作「もう『はい』としか言えない」と「神様ノイローゼ」を収める。
    いずれも主人公は、著者自身を彷彿させる、俳優兼シナリオライターの海馬五郎。
    この男が、自分が悪いのか世間が悪いのかはたまた人知を越えたナニモノかが悪いのか、のっぴきならない状況に追い込まれ、えええー?と立ち往生するような、ちょっとシュールなストーリー展開である。

    「もう『はい』としか言えない」では、五郎は浮気をし、それが妻にばれる。まったく自業自得だが、離婚は何としても避けたい彼に、妻が厳しい条件を突き付けてくる。密会場所となった仕事場の解約はともかくとして、仕事で仕方がない時以外は1時間ごとに写メを送れ、そして毎日夜のおつとめをせよ、と。しかしまぁ弱みがあるので「はい」としか言えないわけである。窮屈な生活を送る五郎に「朗報」が舞い込む。パリの富豪が創設した賞を受賞したので、現地での授賞式に出席せよというのだ。妻の監視から逃れられると色めき立つ五郎だが、実は飛行機はニガテだし外国語もまったくできない。その上、この賞、「世界を代表する5人の自由人のための賞」なるもので、なぜ大して売れていない自分が受賞するのかも謎である。ともあれ、友達に世話してもらった通訳のネクラ美青年を伴い、現地に向かうのだが、富豪はなかなか姿を現さず、ことは意外な展開に・・・。

    「神様ノイローゼ」は、五郎の子供時代の回想である。何だか理屈っぽくあれこれ考えすぎる子供。本当は1人で絵を描いたり物語を考えたりするのが好きなのだが、大人たちは周囲の子供と遊ばせようとする。子供社会の不条理なヒエラルキーでしかし、五郎は伸していくことはできない。それもこれも「神様」が決めているのだ、と少年は思い込む。何でもかんでも言い当ててしまう「サトル」の化け物の昔話のように、神様の裏をかくことはできないのか。水泳教室の昇級試験で、窮地に陥った五郎少年が取った策とは。

    全般に不思議なブラックユーモアと危ういバランス感覚が漂う。
    失笑しつつどこかうすら寒い。
    リアルさを残しつつも、理解不能な展開に迷い込むシュールさ。その境界はなかなかスリリングである。

    劇化は困難であるようにも思うのだが、何とはなしに発想が「舞台」「演劇」寄りであるように感じられる。

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    2018年10月14日
  • もう「はい」としか言えない

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    第159回芥川賞候補作。
    選考委員は主人公が動けば必ず何かが起きる、「ドタバタのおもちゃ箱感」が好評だった模様。

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    2018年09月11日
  • もう「はい」としか言えない

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    序盤がすごく良かった。
    何が起きるんだろうというワクワク感が最後まで持続すれば受賞したかもしれない。

    自伝小説かと錯覚するほど主人公の描写が細かく松尾さんっぽくて掴まれた。
    設定がすごく面白い。

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    2018年08月18日
  • もう「はい」としか言えない

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    初っ端から面白かった。ニヤニヤしちゃうほどに。不倫がバレた海馬五郎(老人賭博も合わせてどうぞ)が妻に3つの約束を叩きつけられる。
    仕事場は解約すること。今後2年間外出先からスマホで1時間おきに背景も含めた自撮りの写メを送ること。そして2年間毎日セックスをすること、丁寧に、もちろん私とね。

    半年経ち海馬はフランスの賞を受賞する。飛行機が嫌いで海外が怖い海馬だが妻とのセックスから逃げたい一心でフランスに行く…という話なんだけど、この奥さん最高だわ。

    表題作以外にもう一本ありますがこちらも主人公は海馬です。いつか芥川賞受賞してほしい気もするけどこの手の作風だと難しいかな。

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    2018年07月30日
  • もう「はい」としか言えない

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    ネタバレ

    現実的な話のようでシュールな話。
    聖くんのキャラ好きだなー。笑
    表題作は個人的に前半が好きでした。

    2つ目の、神様ノイローゼも面白かった。
    もー自意識捨てて笑っていこー涙

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    2019年02月23日
  • もう「はい」としか言えない

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    ネタバレ

    芥川賞候補作を含む中編集。

    候補作の「もう「はい」としかいえない」は冒頭の不倫の事実を妻から突き付けられるリアリティさからいきなり非現実的でシュールな海外での体験する落差が面白いです。
    純文学的なテーマは死についてということなのでしょうが、母と穴についてのエピソードだけが浮いていたので、狙ったのかもしれないと思いました。
    もう一つの「神様ノイローゼ」の方は肩の力を抜いて読める青春小説でした。

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    2018年07月21日
  • クワイエットルームにようこそ

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    松尾スズキさんは初読み。女性かと思うほどに主人公はじめ登場する女性達の言動とか心理描写がリアルでした。語り口調がコミカルなので重く感じられないけど冷静に読むと十二分に重い。心と体を病んだ人々の集まりである精神病棟の人間模様。凄い修羅場を見てしまった。でも救いがあるところが良い。

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    2018年02月18日
  • 東京の夫婦

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    松尾さんの本は初めて読んだ。
    「大人計画」を旗揚げした人っていうくらいしか印象はなく、でもこれを読んでみて普通に思い悩む、本当に自分と同じような人なんだな~と思った。
    完璧じゃない人の話はホッとする。
    自分もこれでいいのかな~って思えるから。

    M子さんと知り合えて本当に良かったです。
    大事にしてあげてください。

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    2017年10月10日
  • 老人賭博

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    読みかけて、ああ、この漫画版読んだわと気づく。小説版もいいですよ!どっちもおんなじ雰囲気を出しているし、ストーリーもだいたい同じなんだけど、違う部分も確実にあって、その違う部分はどっちもメディアの特質を活かした形で違っているっていうか。ああすぎむらしんいちの漫画って最近連載なくてさみしいなー。

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    2017年04月26日
  • 老人賭博(2)

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    面白いことを考える人がいるもんだ。と、感心する。

    “ダメ人間(オッサン)を見て嘲笑う楽しさ”と、“コントロールの余地があるギャンブルの楽しさ”をミックスさせた、見事な作品。

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    2016年10月19日
  • 老人賭博

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    松尾スズキさんの小説は何と言っても笑いの種が満載だということあとはとにかくテンポがもの凄く早く読んでいてすかっとするところが大好きです。
    この作品もその通りで笑ってしまうところが満載です。
    映画化されるかもしれませんね、ちょっとした時に笑える作品読みたい方にはおすすめです。

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    2015年06月21日
  • 大人失格~子供に生まれてスミマセン~

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    大人になりきれない子供。どんな人であってもどこかしら子供心はあるし、すごいなって思う人でさえその人自身は未熟だって思っているし、大人ってなんだろうがよけい深まった笑

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    2015年04月08日
  • 老人賭博

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    始めの十数ページの勢いのままには進まなかったけれども。マッサージ師、金子堅三、脚本家、ギャンブル中毒、海馬五郎、老俳優78歳、小関泰司、グラビアアイドル、いしかわ海、付き人、ヤマザキ、ラストの勧進帳。温水洋一

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    2014年11月03日
  • クワイエットルームにようこそ

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    ネタバレ

    ところどころの描写が...生々しくてというか
    、気持ち悪くなりそうというか...ちょっと苦手です。

    舞台や主人公の設定が非現実的風だけどこの精神病院にいる人たちは現実にたくさんいるんだろうなぁ...

    最後の終わり方はよかったです。
    心の闇からそう簡単には逃げられない。精神病院に運び込まれたのは、退院した栗田さんなんだろうな...

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    2014年07月02日
  • クワイエットルームにようこそ

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    精神病院に入ってわかる、価値観のゆがんだ閉鎖的な世界。息がつまる奇妙な感覚が味わえる。
    一段上から見ているから反感を覚えるというか客観視できるというか。

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    2014年05月27日