松尾スズキのレビュー一覧

  • もう「はい」としか言えない
    フランスの実業家が設立した「ルールに縛られない自由な精神」を実践して生きていると評価する世界の5人の文化人与える「世界を代表する5人の自由人のための賞の第1回受賞者に選ばれた、不自由な状態にある『海馬』。聞いたこともなく胡散臭いが、浮気の罪から逃れるため、問題ありの通訳の青年を雇い渡仏することに・・...続きを読む
  • 108

    108

    大人計画の松尾さんどから面白いかと手にしたが、エロ小説で驚いた。奥さんがコンテンポラリーダンサーに入れ上げ、嫉妬の妄想に取り憑かれた主人公。離婚すると資産半分取られるくらいなら使ってしまえと、次から次へと、性風俗に注ぎ込んで馬鹿みたい
  • もう「はい」としか言えない
    なんだろう。

    感想も、もはや

    もう「はい」としか言えない。


    松尾スズキさんのエッセイだと勝手に思って
    小説だと知らず読みだしたけど

    なんとも現実的で
    でもファンタジーみたいな
    つかみどころのない感じに
    脱力しました。
  • もう「はい」としか言えない
    浮気がバレた海馬。妻に許してもらうがいくつか条件があった。そんな中エドルアール・クレスト賞という賞の受賞を受け、厳しい条件を逃れるために、パリへ。「世界を代表する5人の自由人のための賞」という怪しげな賞。開放感と共に旅立った海馬は…やはり悪夢の旅となったのである。後半は、海馬の子供の頃のお話の『神様...続きを読む
  • 108

    108

    妻に裏切られた脚本家は、離婚することになれば資産の半分は妻にとられてしまうと気づき、108人のいい女を抱き、セックス三昧で金を使ってしまおうと計画するが・・・
  • 東京の夫婦
    私自身も年の差婚&選択子無しの結婚生活をしているので、共感できる部分があるかなと思い手に取りました。
    当たり前を押し付けられるのが物凄く嫌、スポーツに興味が持てない、町内のお祭りのテントにはどうしたら参加できるのか…共感ポイント沢山ありましたw
    これでいいんだと思わせてくれる本でした。
  • もう「はい」としか言えない
    僕のような冒険しない人間にとって、不条理というものは結構遠くにあるものです。不条理がどんどん増幅して巻き込まれてもみくちゃにされ、それを見たり読んだりするのは非常に楽しいし、それがいい書き手だと猶更です。どちらかというと同じ主人公「海馬五郎」の子供時代を描いた「神様ノイローゼ」の方が笑えました。神様...続きを読む
  • もう「はい」としか言えない
    もう何と言っていいか分からない。 今まで読んだことのない種類のストーリー。 自分にはなかなか理解できなかったかも。 自分には、神様ノイローゼの方が分かる部分が多かった。くすってところと、あの頃はそうなんだよなぁってとこと。
  • もう「はい」としか言えない
    なにかを受賞したらしく、先入観をたっぷり持って読んだ。ストーリーは好き嫌いあるが文の転がし方やフレーズの使い方が上手いのは間違いない。頭に残るセンテンスがいくつも出てくるのを味わってもらいたい。
  • もう「はい」としか言えない
    中編2編、表題作「もう『はい』としか言えない」と「神様ノイローゼ」を収める。
    いずれも主人公は、著者自身を彷彿させる、俳優兼シナリオライターの海馬五郎。
    この男が、自分が悪いのか世間が悪いのかはたまた人知を越えたナニモノかが悪いのか、のっぴきならない状況に追い込まれ、えええー?と立ち往生するような、...続きを読む
  • もう「はい」としか言えない
    第159回芥川賞候補作。
    選考委員は主人公が動けば必ず何かが起きる、「ドタバタのおもちゃ箱感」が好評だった模様。
  • もう「はい」としか言えない
    序盤がすごく良かった。
    何が起きるんだろうというワクワク感が最後まで持続すれば受賞したかもしれない。

    自伝小説かと錯覚するほど主人公の描写が細かく松尾さんっぽくて掴まれた。
    設定がすごく面白い。
  • もう「はい」としか言えない
    初っ端から面白かった。ニヤニヤしちゃうほどに。不倫がバレた海馬五郎(老人賭博も合わせてどうぞ)が妻に3つの約束を叩きつけられる。
    仕事場は解約すること。今後2年間外出先からスマホで1時間おきに背景も含めた自撮りの写メを送ること。そして2年間毎日セックスをすること、丁寧に、もちろん私とね。

    半年経ち...続きを読む
  • もう「はい」としか言えない
    現実的な話のようでシュールな話。
    聖くんのキャラ好きだなー。笑
    表題作は個人的に前半が好きでした。

    2つ目の、神様ノイローゼも面白かった。
    もー自意識捨てて笑っていこー涙
  • もう「はい」としか言えない
    芥川賞候補作を含む中編集。

    候補作の「もう「はい」としかいえない」は冒頭の不倫の事実を妻から突き付けられるリアリティさからいきなり非現実的でシュールな海外での体験する落差が面白いです。
    純文学的なテーマは死についてということなのでしょうが、母と穴についてのエピソードだけが浮いていたので、狙ったのか...続きを読む
  • クワイエットルームにようこそ
    松尾スズキさんは初読み。女性かと思うほどに主人公はじめ登場する女性達の言動とか心理描写がリアルでした。語り口調がコミカルなので重く感じられないけど冷静に読むと十二分に重い。心と体を病んだ人々の集まりである精神病棟の人間模様。凄い修羅場を見てしまった。でも救いがあるところが良い。
  • 東京の夫婦
    松尾さんの本は初めて読んだ。
    「大人計画」を旗揚げした人っていうくらいしか印象はなく、でもこれを読んでみて普通に思い悩む、本当に自分と同じような人なんだな~と思った。
    完璧じゃない人の話はホッとする。
    自分もこれでいいのかな~って思えるから。

    M子さんと知り合えて本当に良かったです。
    大事にしてあ...続きを読む
  • 老人賭博
    読みかけて、ああ、この漫画版読んだわと気づく。小説版もいいですよ!どっちもおんなじ雰囲気を出しているし、ストーリーもだいたい同じなんだけど、違う部分も確実にあって、その違う部分はどっちもメディアの特質を活かした形で違っているっていうか。ああすぎむらしんいちの漫画って最近連載なくてさみしいなー。
  • 老人賭博(2)
    面白いことを考える人がいるもんだ。と、感心する。

    “ダメ人間(オッサン)を見て嘲笑う楽しさ”と、“コントロールの余地があるギャンブルの楽しさ”をミックスさせた、見事な作品。
  • 老人賭博
    松尾スズキさんの小説は何と言っても笑いの種が満載だということあとはとにかくテンポがもの凄く早く読んでいてすかっとするところが大好きです。
    この作品もその通りで笑ってしまうところが満載です。
    映画化されるかもしれませんね、ちょっとした時に笑える作品読みたい方にはおすすめです。