グロービス経営大学院のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ
0.この本を読む目的は何か
ビジネスにおけるサービス機能の難しさと、その難しさを乗り越えて成功をもたらすためのヒントを得る。
自社のビジネスに置き換えて、どんなことが言えるのかを考える。具体的には、自社ビジネスにおけるサービス機能の特定と現状分析、課題を解決するためのアイデアを考えられるようになる。
1. この本は要するに何について伝えようとした本だと理解しましたか。また、現在の自分にとって、どのような意味があるかを考えてください。
サービスを始める、サービスで魅せる、サービスで稼ぐ、サービスを広げる、という進化のサイクルをこの順番で回していく。その際、サービスが持つ特性である、同時性、無形性、変動性、消滅性からくる難しさを巧みに克服していく。
サービスで魅せる、稼ぐためには、人・組織のインプットに対する投資がかかせない。
自社では、コンサルサービスを立ち上げるが、その際、ターゲットの絞り込みと、コンセプトの明確化が重要だと思った。何にしぼって勝負していくのか、そしてそれを実現させるために社内サービスに思い切って投資する。外部からの人材調達も、大規模に行う。自社なりに標準化できる部分の見極めと、それぞれが独自性をもってパフォーマンスを発揮する部分の定義を行う。そうすることで、社員は安心して力を発揮することに集中できる。
2.本の中で印象に残っていることは何か?
・実は、文化は細部のルールに表れる
・従業員満足度を上げることを目的にしてはいけない
サービスの価値を上げ、顧客満足度・ロイヤルティが上がり、売上・収益が向上するという連鎖が生まれるように、社内サービスを向上させる。
3. 今後、何を意識し、どのような具体行動を励行していきたいですか
サービス視点で、DX活動について考えてみる。我々は誰をターゲットにし、コンセプトを明確にしているか?そのターゲットのロイヤルティを満たすためのサービスを定義できているか。 -
Posted by ブクログ
非常にためになりました
しかし、2つ気になる点があります。
1つ目はこの本の全ては初めの30ページくらいまでに書かれてる「イシュー」が上手く設定できなければ、残り170ページのことは上手くいきません。そのイシューの設定が難易度が高いので、もっと「イシュー」の設定について書いて欲しかったです。
2つ目は実証分析いわゆる「検証」についてもっと論じるべきだと思います。この本では演繹法帰納法の節で間違ったデータや結論から間違ったルールが生まれるとあるのに、後半部分では間違ってるかどうかを判断する実証については深い考察がされておらず、仮説や因果の話ばっかです。それは非常に重要ですし、ビジネスはスピードも大事なので理論分析が主軸なのもわかります。また、ビジネスパーソン向けなのでアカデミックなことを書くと本が売れなくなってしまいます。それでも実証して仮説の妥当性を確かめることの重要性が少し軽視されてる感を個人的に感じました。
全体を通しては、非常に良書だと思います! -
Posted by ブクログ
経営の本質について多くの気づきを得た。特に印象的だったのは、全社戦略の重要性である。企業が成長し続けるためには、自社の事業領域を明確に定め、限りある経営資源を効率的に配分し、そして新規事業への挑戦を怠らないことが不可欠だと理解した。
経営理念についての記述も心に響いた。企業の基本的な信念や哲学が、日々の意思決定から長期的な戦略まで、あらゆる面に影響を与えているのだ。優れた経営者は、この理念を軸に組織全体を導いていくのだろう。
ネットワークの経済性の概念は、現代のビジネス環境を理解する上で極めて重要だと感じた。特にデジタル時代において、ユーザー数の増加が exponential に価値を生み出す様子は、まさに目から鱗が落ちる思いだった。LINEの事例は、この理論を実践した見事な例と言えよう。
パレートの法則も興味深かった。売上げや利益の大半が、わずかな顧客や商品から生じているという事実は、経営資源の配分を考える上で重要な指針となる。この法則を意識することで、より効果的な戦略立案が可能になるのではないだろうか。
本書を読み終えて、経営戦略の奥深さと重要性を改めて実感した。理論を学ぶだけでなく、実際のビジネスシーンでこれらの概念がどのように適用されているかを観察し、自らの経験と結びつけていくことが、真の理解につながるのだろう。これからも学び続け、実践に活かしていきたいと強く思う。 -
Posted by ブクログ
1週では理解しきれなかった。
マネジメントやリーダーの経験を少し経験し始めて、悩む頃である2.3ヶ月目を目安に読んでほしい。
リーダーやマネージャーになったばかりは
その役職を全うすることや、管理職としての評価を意識してチームの成果を出す事にしか目がいかない。
だから部下を信じきれず、
・教えすぎる
・自分のやり方だけが正しいと思い込む
が発生する。
自分がリーダーになった際に意識する事は
・アウトプット力を上げつ続ける努力をする
・教えすぎない。相手が何に悩んでいてどうしたいと思っているかを聞いて導く
・顧客を知る際は、①会計も調べる②組織の理念を理解する③組織の構図を理解する
-
Posted by ブクログ
テクノロジーを理解するためのアルゴリズム的思考、基礎知識、課題解決の考え方から、テクノロジー中心の時代におけるマーケティング、戦略の取り方の変化、組織体制、人としての変化、について学べる。基本的な内容として押さえておくべきと納得できる良本。
学びメモ
・サーバーの保有台数が問題ではなく、アルゴリズムの差による計算量が問題。
・企画者自身がアルゴリズムから考えられることが競争優位となる。
・複数のユーザーのグループを集めて価値のやり取りを仲介し収益を生み出す仕組みであるプラットフォームビジネスを作る。より多くのユーザーに使われることで利益を得られる。特殊なニーズを持つニッチな顧客層を狙うこと、サービスを利用するプロセスなども含めた顧客の体験を最高にすること、ユーザー同士が価値を伝え合う仕組みを作ることがポイント。企業が対応できない多様で細かい顧客のニーズに応えるビジネスモデルである。
・マーケティングは、顧客経験を業務の中心にすることが基本になってきている。一人一人の顧客にどのような企業との接点を持ち、ロイヤルな顧客になってもらうか、ブランド戦略に基づいたカスタマージャーニーを設計する業務になってきている。
・クリエイティビティを持つ。既存の物事を批判的に見る力、前例に頼らず最適な姿を考える力、自分の頭を使うこと。
・企業や従業員として誠実であること、顧客や仕事に気わる相手を独自の考えや好みを持った個人としては扱うこと、コミュニケーションを取り信頼を積み重ねること。
-
Posted by ブクログ
人的ネットワークと志の醸成、能力開発の3つは全てが繋がっており、何か1つが他の2つの要素を高めていくこと、サイクルを回しながら高まっていくということが理解できた。自分一人ででは生きていけない、自分自身の志や能力開発だけ考えているだけでもいけない、ただ、志や能力開発をしていく中で周りの人との関わりを大事にしていくことを考えていけば、その志や能力開発はさらに飛躍していく可能性がある。人的ネットワークの大切さがよくわかった。なかなか踏み込めない、ネットワーキングレベルが低い段階ではあるが、少しずつ広げていくこと、一歩踏み出す勇気がまずは大事だと思った。
学びメモ
・豊かなネットワークは一足跳びに完成するものではなく、一歩ずつ階段を登るように構築されるもの。
・自分自身のネットワーキングレベルを知り、自分のできることからまず行動すること。
・ウィークタイ、弱いつながりは、異なる価値観や生活スタイルを持つ人との関係となることが多く、自分が知り得ない多様性に富んだ有益な情報をもたらしてくれる。
・志の醸成、人的ネットワーク、能力開発は相互に相乗効果を発揮するサイクルを形成し、それが回ることで人としての成長が起こり自己実現に向かえる。
・他者へのgiveが大きくなることで、他者から誘われたり、助力を求められたりする機会が増え、ネットワークの構築につながる。
・人的ネットワークがもたらす恩恵は、内省、安心、享受、協奏、循環。
・誘われる力。自分が誘われるためには、まず相手にとってコミュニケーションの姿勢や人としてのあり方など、信頼できる人間であることが求められる、また、相手が自分を誘う直接的な魅力を外部に発信する必要がある。
・応援される力。相手が応援したくなるような個人の魅力、これも発信させることにより相手に伝わり、期待や共感が生じる。