砂原浩太朗のレビュー一覧

  • 黛家の兄弟

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    続きが気になって時間があれば読んでましたとてもおもしろかったので、他の作品も読んでみたいと思いました

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    2024年08月23日
  • 夜露がたり

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    町人ものの8つの短編集。神山藩シリーズ?で清涼な風のような物語を紡ぐ作者ですが、この短編はなかなか一筋縄ではいかない、心苦しくなるけど自業自得だよな、とかハッピーじゃないけど最悪ではないよな、とか微妙な感情にさせられる物語が続きます。ここらへんさすがの仕掛けだな、と思いつつ読み進めると、最後の最後で。。。あとは読んでのお楽しみ。

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    2024年07月04日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    面白かった!!高瀬庄左衛門 、かっこええ、、。
    50歳で隠居、お役目(郡方)は息子に譲り、その
    いきなり息子が出張先で死亡する、というところから始まる。
    かなり大変な事柄であり、その後もたくさん事件があり
    事柄だけを並べると、どんなハードボイルドミステリ時代小説か?!
    って感じなんだが、
    全体的にほんと、どたばたしてなくて、
    とっても静かで落ち着いていて、
    スゥっと心が凪いだまま読める。文体の美しさと、
    情景のすばらしさもあるかと思うが、
    主役の庄左衛門はもちろん、志穂も弦之助も半次も余吾平も
    大変好ましく、魅力あふれる。次郎右衛門めちゃめちゃかっこいい。
    なんせ、年寄りが全員カッコ良すぎる。

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    2024年06月14日
  • 夜露がたり

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    短編集8篇
    江戸の貧乏長屋の風景、人情が生きにくさの中できらりと光る。短編なのに最後まで分からない捻りの効いた落ちが面白い。「妾の子」が幸せなラストで良かった。

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    2024年06月10日
  • 夜露がたり

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    江戸の長屋で慎ましく暮らす人々を描いた八篇の短編集。行間に漂う、しめやかな冥さと心の機微が秀逸。恨みつらみに気が鬱ぎつつも、彼らの生への執着や人情に微かな希望が見えた。

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    2024年04月03日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    ネタバレ

    この回の直木賞は粒揃いで本作もとても楽しみにしていたけど、藤沢周平っぽい語りと設定は期待通りなのに、どうもストンとこなかった。読解力不足か亡き息子の嫁がなんで五十過ぎの舅を慕っているのかが最後まで謎、、、。
    2024-017

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    2024年03月30日
  • 藩邸差配役日日控

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    時代小説に対する苦手意識はなくなったとはいえ、まだまだ自分から積極的に手を伸ばすほどではありません。それを知っている人なのにわざわざ貸してくれるのは、相当良い本ゆえのことでしょう。

    江戸藩邸の差配役が主人公。「何でも屋」と陰口を叩く者がいるとしても、『勤め』はおしなべて誰かが喜ぶようにできているものだという言い草に思わずにっこりしてしまう。聡い若君とのやりとりも楽しい。明るい話ばかりではなく、物騒な事件もたまに起きたりして、硬軟のバランスがちょうどいい。

    四季を通して藩邸を見ていたような気持ちになりました。

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    2024年03月26日
  • 夜露がたり

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    市井を描く八篇からなる短編集。
    砂原浩太朗さん、そう来たか!
    長屋に住む人々の物語。
    どういう展開になるのか楽しみにしていた。

    腰高障子を引けば全てが見渡せるほどの狭さ。
    井戸端でのかしましい声。
    全編を通して伝わる、長屋のじとっとした空気が重苦しい。

    「幼なじみ」
    P183
    〈いちど裏長屋に生まれたら、ふたたび表通りは歩けない〉

    「錆び刀」は、浪人に落ちた者の話。
    どうしようもなく自分の想いに流されてしまうが
    清々しさも感じられる一編。

    武士の矜持を描いた物語も読み応えありだが
    精一杯生きる市井の人たちも良かった。

    今作が初めてという読者のみなさん。
    既刊もぜひ。

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    2024年03月28日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    2024.03.22
    筆者の特徴は風景の描写にあると思う。特に静かな情景を描くのが得手ではないかと思う。
    筆者の本を読んでいると心が静まる読書は多いと思う。

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    2024年03月22日
  • 夜露がたり

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    江戸下町の長屋に生きる訳ありの人々の姿を通して、人の心のうちにある昏い部分を描き出す8つの短編。
    夫婦、幼馴染、親子、友達、好いた女、昔の男。共に長い時間を過ごしても互いに明かせない思いがある。好きな相手だからこそ言えない思い。相手を思うが故に苦しむ主人公たちのやるせない思いが伝わってくる。
    どうにもならない思いを抱えながら、それでも食べて、生きていかなければならない切なさは今も昔もなんにも変わらないんだろうなぁとしみじみ。

    どれもなかなかダークな物語だけど、それでも終わりに少しの希望が見える「半分」と「妾の子」に救われた。

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    2024年03月17日
  • 夜露がたり

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    市井物の時代短編集。8編「帰ってきた」「向こうがわ」「死んでくれ」「さざなみ」「錆び刀」「幼なじみ」「半分」「妾の子」
    初期のどうしようもなく暗かった頃の藤沢周平を思い出します。
    まあ、砂原さんご自身が「デビュー直後から藤沢周平への私淑を公言していた。」とおっしゃっているので影響を受けているのは間違い無いようです。
    そうは言っても「焼き直し」ではありません。短編ながらストーリーのヒネリがやや強く、クルリと反転する感じは周平さんと少し違います。また、最後の一編を除き、主人公が闇に堕ちて行くところは似ていますが、その闇は初期の周平さんの様な漆黒ではなく、やや月明かりが差す闇の様です。
    暗転ではなく

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    2024年03月11日
  • 夜露がたり

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    冒頭の「帰ってきた」以外は粒揃いで、流石砂原作品は市井ものも面白い。ただ神山藩シリーズのような傑作とも思わなかった。武士(浪人だが)が出てくる「錆び刀」はラストの展開含めやはり面白いので、武家ものがあってると思う。短編タイトルに込められた一筋縄でいかないストーリも良い。

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    2024年03月04日
  • 夜露がたり

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    「予想外の展開と結末を堪能できます」とあるが,個人的にはやりきれない結末が多い。

    朝のラジオで紹介されていて読んでみたくなってジュンク堂書店で購入

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    2024年03月01日
  • 藩邸差配役日日控

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    ネタバレ

    神宮寺藩差配役、里村五郎兵衛、差配役というのは企業で言えば総務部長といったところであろうか。若様のお世話から猫のお世話まで、果てはお家騒動まで、五郎兵衛の活躍と心労を描く。

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    2024年02月13日
  • 読んで旅する鎌倉時代

    購入済み

    鎌倉三代将軍家の時代の13篇の短編アンソロジー。
    タイトルは『旅する』だけど、旅自体を扱った作品はなかったような?(^_^;)各作品の冒頭に、作品にちなんだ名所の写真と説明がついています。
    前半は頼朝と政子の逸話が多く、後ろになるにしたがって時代があとになります。
    砂原浩太朗さんの「実朝の猫」が好きかも。鎌倉に行きたくなりました(^.^)

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    2024年02月09日
  • 逆転の戦国史 ~「天才」ではなかった信長、「叛臣」ではなかった光秀~

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    ネタバレ

    作品紹介・あらすじ
    新しい戦国を伝える、英傑たち21篇の真説

    戦国時代は日本史の華である、といってよい。
    織田信長を筆頭とする「三英傑」、前田利家、明智光秀ら武将たちの活躍、北政所、帰蝶(濃姫)、芳春院(まつ)など女たちのあでやかな逞しさが、さまざまな小説やドラマ、映画などに描かれてきた。
    しかし、ここ数年、戦国史は様変わりしてきた。歴史研究の進展や新史料の発見などにより、これまでの通説がつぎつぎと覆され、まったく違った相貌を見せていたのである。
    本書は、そうした「新しい戦国」を伝えるべく編まれたものである。歴史小説家・砂原浩太朗が、小説家らしく、フィクションや逸話の面白さも尊重しつつ、近年

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    2024年02月15日
  • いのちがけ 加賀百万石の礎

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    前田利家の家臣の目線からの本。時代が駆け足で進み、読み始めは物足りなさを感じたが、気づくとそれぞれの岐路での決断に心動かされていた。武士の生き様。命がけ。に感動。

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    2024年01月30日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    慎ましく己の信念に従って生きること。
    日々の変化の中に幸せはあること。
    わかっていても小さな喜びだけを燃料に生きていくことは自分にはできない。憧れつつも自分の業の深さを再認識した。
    武士の矜持、日本人が忘れている日本の心を見た気がした。

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    2024年01月28日
  • 藩邸差配役日日控

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    ネタバレ

    また良い感じの作家を見つけてしまった。
    時おり読む時代小説も色々だが、時代は変わっても権力や組織を巡る人々の暮らしや有り様が面白い。
    主人公は藩の秘密を抱えながらも娘二人との家族、毎日の総務的な業務に取り組みながら藩の色々なことに巻き込まれていく。ちょっと鬱屈してるけど筋を通す真面目で勤勉な僚吏という感じに好感が持てる。

    作品紹介・あらすじ
    『高瀬庄左衛門御留書』『黛家の兄弟』の著者による、清冽なる時代小説

    消えた若君と、蠢く陰謀
    その時、男は――。

    江戸藩邸の“なんでも屋”――藩邸差配役・里村五郎兵衛
    誰にもできぬお役を果たすのが、勤めにございます

    里村五郎兵衛は、神宮寺藩江戸藩邸差

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    2024年01月25日
  • 黛家の兄弟

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    未熟であるが故に大切なものを守れない。
    聞いた時は理解出来ていない言葉も、自身が経験することで腑に落ちる。そして、人へと引き継ぐことができる。人を理解するには時間がかかるが思いは伝わる。そんなことを感じ一冊。家族、親から子へ、人から人へ、といった人の繋がりを感じ、読後が心地よい。

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    2024年01月19日