砂原浩太朗のレビュー一覧

  • 読んで旅する鎌倉時代

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    ネタバレ

     歴史小説が苦手な人にも読みやすいと思います。
     
     様々な思惑がうごめく武家のはじまりの時代。その時代背景がよくわかりますし、素敵な話もたくさん。

     そして、何より出かけたくなる。あー、修善寺の温泉でゆったりしたい~。

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    2022年02月17日
  • いのちがけ 加賀百万石の礎

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    前田利家の忠臣・村井長頼が命を懸けて貫いた武士の本分。名だたる戦場を駆け抜け、利家の危難を幾度も救う。主君の肩越しに見た、信長、秀吉、家康ら天下人の姿。

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    2021年10月15日
  • 藩邸差配役日日控

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    「高橋庄左衛門御留書」で直木賞候補になった作家。山本周五郎、藤沢周平の衣鉢を継ぐと言われるのが砂原浩太郎だそうだ。新シリーズ「差配役」の一作目。

    言わば大会社の総務部部長みたいな里村五郎兵衛。「何でも屋」とも言われ謂わば中間管理職である。彼のの仕事を追った春から冬の初めへの物語。「衣鉢を継ぐ」と言われて、藤沢周平ファンとしては無視は出来ないが、判断は最後に述べる。

    お世継ぎの失踪、入札騒動、部下の色恋騒動、正妻の猫探し、そして最後には、派閥の最終決戦に巻き込まれて行く。正に総務のお仕事です。

    江戸屋敷は上屋敷は本郷、下屋敷は千駄木にあるらしく、亀千代ぎみの行方不明先は不忍池の弁天堂と、現

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    2026年08月31日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    何人もの作家さんが書いたお風呂にまつわるお話し。短編で読みやすいほとんど小説だった〜エッセイが2,3個とかだった少なかったなぁ...でも小説も面白い!いろんな作者さんのお風呂の世界を味わえて読書バイキング気分♪(?)

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    2026年08月30日
  • 小石川養生所青春譜

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    新たなシリーズ?大岡越前など昭和な時代劇を観ていた世代には身近な小石川養生所を舞台に、細々した出来事から、不穏が積み重なり、それを心根健やかな若手同心=主人公が悩みながらも大きな謎に迫っていく。安定の砂原節が楽しめるので、少し疲れた時やモヤモヤした時に読むと、なんだかスッキリします。

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    2026年08月25日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    歴史小説、時代小説と呼ばれるジャンルの本が好きで長年、読み続けています。
    最初は歴史上有名な人物や事件を扱った作品が中心でしたが、近年は、日本史の授業では重視されない年代や、市井の人物を題材にした作品が多くなっています。

    これまで触れたことのない著者の時代小説を探していたところ、『神山藩シリーズ』と呼ばれる作品群が、Audibleにラインアップされていることを知りました。
    作品の舞台となっている時代や地方について、あえて事前には調べず、聴き始めることにしました。

    題名になっている高瀬庄左衛門は、神山藩という地方の藩に仕えています。
    息子も成人して神山藩に仕えており、自らが務めていた職を

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    2026年08月25日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    良作
    ハートフル時代劇といった内容か
    普通に喋る高倉健のような主人公を中心としたその取り巻きの物語
    それぞれのキャストが魅力的で、サスペンス的なストーリーの進行も面白い
    柔らかい書き筋がとても好き

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    2026年08月17日
  • 雫峠

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    今まで時代小説を読まずして遠ざけてきた人がどれか読んでみる気になったときに、もしかすると砂原幸太朗作品が最適なのではないかと思います。もちろん高田郁作品などが良いことは間違いないけれど、1冊で完結するから次を待ってヤキモキせずに済む(笑)。

    「静謐」という言葉がピッタリで、しかし胸を衝かれることもしばしば。そして「色」があり、目の前に情景が浮かんできます。たまに笑ってしまう描写もあって、『華の面』では「ドヤ顔していると師匠にこんなふうに指摘されるんだな」とふきました。

    長くずっと読みつづけて行きたい作家です。

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    2026年08月15日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    めっちゃお風呂に入りたい。湯船にゆったり浸かりたい。いつもはタイパ重視でシャワーなんだけど、現在夜中の2時なんだけど、でもでも今からお風呂洗ってお湯をはります!2年ぶりのお風呂かも(笑)

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    2026年08月13日
  • 小石川養生所青春譜

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    今までの作品と少し趣が変わり、父の急逝により、若くして小石川養生所見廻り同心となった、結城長三郎事件簿といったところ。赤ひげ診療譚のような人道的見地とはまた別の、小石川養生所もまた人間の光と闇が巣くう社会の一端であることが描かれている。いつもの砂原節は健在だが、「眼の壁」以外は物語が陳腐とまでは言わないが薄いくて中途半端な印象。同心仲間との<さのへ>での会話や、水分丹次郎とのやりとりは面白かった。いつの時代にもSは必要なんだと実感。

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    2026年08月11日
  • いのちがけ 加賀百万石の礎

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    ネタバレ

    近頃お気に入りの砂原氐のデビュー作『いのちがけ』を長編化させた作品とのこと。

    加賀前田家の利家とその家臣の村井長頼の物語。視点は村井長頼で、有名な桶狭間とか本能寺などはあえて『過ぎてから』書く形。

    若干のぎこちなさはあるが、最後まで読ませる作品で、その後の作品の面白さに繋がる筆致はデビュー作から見える。

    村井長頼を全く知らなかったので、面白く読んだ。序盤に出てきた女性がその後まったく出てこなくなったが、最後にどんでん返しがあり、してやられた感じ。

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    2026年07月26日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    時代小説が好きだ。

    ひさびさに 自分好みの時代小説に出会う。
    藩邸差配役 里村五郎兵衛が 周りで起こる出来事、事件、家族の事柄を 人情味ある性格で 解決していく。里村五郎兵衛のスパッと切れる真剣ではなく 木刀のような味のある父であり、上司の描き方が ほんわかとして良い。次女の澪のこれからの来し方も 気になる。

    今作 シリーズ2作目。まだまだ続きそう。
    次作も 楽しめそう。

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    2026年07月23日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    温泉すきすき人間として表紙買い
    挿絵がかわいくてすき

    ひさしぶりに湯船に浸かりたいな〜
    温泉にも行きたいな〜
    あ〜いじわるな本〜

    ↓すき↓
    「モモと夏の香り」
    「回復の泉」
    「無力」
    「バスボムがなくても」

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    2026年07月08日
  • 藩邸差配役日日控

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    雑誌でこのシリーズの最新作をたまたま目にして、面白そうだなと1作目を購入。
    藩の総務課長のような差配役、上にはお偉方や主家の方々、下にはシゴデキの部下とイマイチな部下。そして愛娘たち。

    連作集なので、それぞれは大きな展開はないけれど、日常ってこんな些細なトラブルのアレコレが積み重なって過ぎていきますよね、という感じ。そんな中にもいくつか火種は残っていて、続編を読んでみたい気になりました。

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    2026年06月30日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    差配役だが、全然問題を解決しない。謎を解いた!とか諭して導いた!みたいな役割をしない。季節の移ろいの中で、自然にことが進んでいく。暴かれなかったことを無理に騒ぎ立てたりもしない。あるがままというか。
    でも読んでいて不快に思うことなく、逆に癒されてたりするのはなんでだろうと思う。

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    2026年06月14日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    ささくれだった心を癒してくれる砂原作品。今作も色彩、音色、味覚、皮膚感覚、五感フルに生かして四季の移り変わり感じながら、不条理な武士の世界のぞき見る。日々の営みが愛おしく、心がほわっと温められる。「若い芽の香りがあたりいちめんに満ちている。胸の奥まで濃いいのちの気配が滲みこんでくるようだった」まさに今。

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    2026年06月03日
  • 武家女人記

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    武家の女人たち。色々ままならない。
    背中合わせ…良かったです。
    縄綯い…姑のやりようが酷い。
    あねおとうと…家族っていいな。友達が思ってたのと違ってて悲しくなりました。

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    2026年05月19日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    「藩邸差配役日日控」シリーズ第2弾。

    神宮寺藩江戸藩邸の差配役・里村五郎兵衛が、持ち込まれる様々な厄介ごとを整えていく姿を描く6つの短篇。

    差配役とは総務部総務課のようなお勤め。他所がやらないことを全て引き受けるいわば何でも屋。
    決して切れ者という風情ではないが、穏やかで、思慮深く、つい面倒を引き受けてしまう人柄は頼りになる上司って感じ。

    妻を早くに亡くし男手ひとつで娘二人を育てた五郎兵衛は娘の行く末にも心配の種が尽きない。
    強面の上司の顔色を伺い、やる気のない部下を温かく見守り、気難しい同僚といつのまにか心を通わせる勤め人としての姿や、気の合う道場仲間との飲み会の様子などどのシーンも微

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    2026年05月17日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    架空藩の江戸屋敷で起こる細々とした事柄を担う「差配役」の責任者、現代でいえば部長あたりの40代武士が主人公の藩邸差配役日日控シリーズの第二弾。第一弾はそれなりに大きな次元というか謀が裏で動いていたが、第二弾は新たなエピソードも加わりつつ、その後日談として、より日常の細々した事柄、事件ともいえないような事件を取り扱った6編の連作短編となっている。それでは地味にすぎないかと思うが、そうならないところが砂原節の真骨頂だ。心が穏やかなままちょっとどきりとしたり、ハラハラしたり、もちろん最後にはそうきたか!とおでこをペチンとしたくなる仕掛けも仕込まれている。NHKのBSとかで映像化してくれないかしら。

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    2026年05月17日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「波と波」
    「揺れる槌」
    「梔子日和」
    「碌々亭日乗」
    「小心者」
    「星月夜」

    『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目。
    地味だけれどもうまいなあ。静かな筆致で描かれる、誠実な仕事ぶり。
    そして、融通の利かない石頭かと思われた波岡の人間性が表れているのもよい。最後に五郎兵衛を説得する言葉がまたいい。
    装画も静謐で素敵。

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    2026年05月10日