砂原浩太朗のレビュー一覧

  • いのちがけ 加賀百万石の礎

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    前田利家の忠臣・村井長頼が命を懸けて貫いた武士の本分。名だたる戦場を駆け抜け、利家の危難を幾度も救う。主君の肩越しに見た、信長、秀吉、家康ら天下人の姿。

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    2021年10月15日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    良作
    ハートフル時代劇といった内容か
    普通に喋る高倉健のような主人公を中心としたその取り巻きの物語
    それぞれのキャストが魅力的で、サスペンス的なストーリーの進行も面白い
    柔らかい書き筋がとても好き

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    2026年08月17日
  • 雫峠

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    今まで時代小説を読まずして遠ざけてきた人がどれか読んでみる気になったときに、もしかすると砂原幸太朗作品が最適なのではないかと思います。もちろん高田郁作品などが良いことは間違いないけれど、1冊で完結するから次を待ってヤキモキせずに済む(笑)。

    「静謐」という言葉がピッタリで、しかし胸を衝かれることもしばしば。そして「色」があり、目の前に情景が浮かんできます。たまに笑ってしまう描写もあって、『華の面』では「ドヤ顔していると師匠にこんなふうに指摘されるんだな」とふきました。

    長くずっと読みつづけて行きたい作家です。

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    2026年08月15日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    めっちゃお風呂に入りたい。湯船にゆったり浸かりたい。いつもはタイパ重視でシャワーなんだけど、現在夜中の2時なんだけど、でもでも今からお風呂洗ってお湯をはります!2年ぶりのお風呂かも(笑)

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    2026年08月13日
  • 小石川養生所青春譜

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    今までの作品と少し趣が変わり、父の急逝により、若くして小石川養生所見廻り同心となった、結城長三郎事件簿といったところ。赤ひげ診療譚のような人道的見地とはまた別の、小石川養生所もまた人間の光と闇が巣くう社会の一端であることが描かれている。いつもの砂原節は健在だが、「眼の壁」以外は物語が陳腐とまでは言わないが薄いくて中途半端な印象。同心仲間との<さのへ>での会話や、水分丹次郎とのやりとりは面白かった。いつの時代にもSは必要なんだと実感。

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    2026年08月11日
  • いのちがけ 加賀百万石の礎

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    ネタバレ

    近頃お気に入りの砂原氐のデビュー作『いのちがけ』を長編化させた作品とのこと。

    加賀前田家の利家とその家臣の村井長頼の物語。視点は村井長頼で、有名な桶狭間とか本能寺などはあえて『過ぎてから』書く形。

    若干のぎこちなさはあるが、最後まで読ませる作品で、その後の作品の面白さに繋がる筆致はデビュー作から見える。

    村井長頼を全く知らなかったので、面白く読んだ。序盤に出てきた女性がその後まったく出てこなくなったが、最後にどんでん返しがあり、してやられた感じ。

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    2026年07月26日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    時代小説が好きだ。

    ひさびさに 自分好みの時代小説に出会う。
    藩邸差配役 里村五郎兵衛が 周りで起こる出来事、事件、家族の事柄を 人情味ある性格で 解決していく。里村五郎兵衛のスパッと切れる真剣ではなく 木刀のような味のある父であり、上司の描き方が ほんわかとして良い。次女の澪のこれからの来し方も 気になる。

    今作 シリーズ2作目。まだまだ続きそう。
    次作も 楽しめそう。

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    2026年07月23日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    温泉すきすき人間として表紙買い
    挿絵がかわいくてすき

    ひさしぶりに湯船に浸かりたいな〜
    温泉にも行きたいな〜
    あ〜いじわるな本〜

    ↓すき↓
    「モモと夏の香り」
    「回復の泉」
    「無力」
    「バスボムがなくても」

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    2026年07月08日
  • 藩邸差配役日日控

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    雑誌でこのシリーズの最新作をたまたま目にして、面白そうだなと1作目を購入。
    藩の総務課長のような差配役、上にはお偉方や主家の方々、下にはシゴデキの部下とイマイチな部下。そして愛娘たち。

    連作集なので、それぞれは大きな展開はないけれど、日常ってこんな些細なトラブルのアレコレが積み重なって過ぎていきますよね、という感じ。そんな中にもいくつか火種は残っていて、続編を読んでみたい気になりました。

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    2026年06月30日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    差配役だが、全然問題を解決しない。謎を解いた!とか諭して導いた!みたいな役割をしない。季節の移ろいの中で、自然にことが進んでいく。暴かれなかったことを無理に騒ぎ立てたりもしない。あるがままというか。
    でも読んでいて不快に思うことなく、逆に癒されてたりするのはなんでだろうと思う。

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    2026年06月14日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    ささくれだった心を癒してくれる砂原作品。今作も色彩、音色、味覚、皮膚感覚、五感フルに生かして四季の移り変わり感じながら、不条理な武士の世界のぞき見る。日々の営みが愛おしく、心がほわっと温められる。「若い芽の香りがあたりいちめんに満ちている。胸の奥まで濃いいのちの気配が滲みこんでくるようだった」まさに今。

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    2026年06月03日
  • 武家女人記

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    武家の女人たち。色々ままならない。
    背中合わせ…良かったです。
    縄綯い…姑のやりようが酷い。
    あねおとうと…家族っていいな。友達が思ってたのと違ってて悲しくなりました。

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    2026年05月19日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    「藩邸差配役日日控」シリーズ第2弾。

    神宮寺藩江戸藩邸の差配役・里村五郎兵衛が、持ち込まれる様々な厄介ごとを整えていく姿を描く6つの短篇。

    差配役とは総務部総務課のようなお勤め。他所がやらないことを全て引き受けるいわば何でも屋。
    決して切れ者という風情ではないが、穏やかで、思慮深く、つい面倒を引き受けてしまう人柄は頼りになる上司って感じ。

    妻を早くに亡くし男手ひとつで娘二人を育てた五郎兵衛は娘の行く末にも心配の種が尽きない。
    強面の上司の顔色を伺い、やる気のない部下を温かく見守り、気難しい同僚といつのまにか心を通わせる勤め人としての姿や、気の合う道場仲間との飲み会の様子などどのシーンも微

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    2026年05月17日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    架空藩の江戸屋敷で起こる細々とした事柄を担う「差配役」の責任者、現代でいえば部長あたりの40代武士が主人公の藩邸差配役日日控シリーズの第二弾。第一弾はそれなりに大きな次元というか謀が裏で動いていたが、第二弾は新たなエピソードも加わりつつ、その後日談として、より日常の細々した事柄、事件ともいえないような事件を取り扱った6編の連作短編となっている。それでは地味にすぎないかと思うが、そうならないところが砂原節の真骨頂だ。心が穏やかなままちょっとどきりとしたり、ハラハラしたり、もちろん最後にはそうきたか!とおでこをペチンとしたくなる仕掛けも仕込まれている。NHKのBSとかで映像化してくれないかしら。

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    2026年05月17日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「波と波」
    「揺れる槌」
    「梔子日和」
    「碌々亭日乗」
    「小心者」
    「星月夜」

    『藩邸差配役日日控』シリーズ2作目。
    地味だけれどもうまいなあ。静かな筆致で描かれる、誠実な仕事ぶり。
    そして、融通の利かない石頭かと思われた波岡の人間性が表れているのもよい。最後に五郎兵衛を説得する言葉がまたいい。
    装画も静謐で素敵。

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    2026年05月10日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    神宮寺藩の江戸藩邸差配役の日々連作短編集。絵師が見張られてる、引退した親が朝から出かけてる、収賄事件など。

    義理と人情の交差点。前作と同様とても良かった。人の心の機微を絶妙に描く。

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    2026年04月27日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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     藩邸差配役シリーズ第二弾の短編集。今回は、藩内権力争い等でなく、主人公五郎兵衛の娘二人を巡る出来事等を中心に、父としての五郎兵衛の思い等が丹念に描かれている。
     今後も、著者の代表的な作品群になるものと思われる。

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    2026年04月25日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    良いですね。藩邸差配役日日控シリーズ第二作。
    舞台は神宮寺藩江戸藩邸。陰では“なんでも屋”と揶揄される差配役の里村五郎兵衛が主人公です。
    前作から続く、五郎兵衛の二女の出生の秘密やお納戸方で起きた収賄事件を背景にしつつ、主人公の身辺で起きる些細な事件の顛末を綴った六つの連作短編です。
    前作の感想に「どこか茫洋とした味わいの若手・安西はもう少し活躍させたかった」と書きましたが、本作でも相変わらずの茫洋ぶり。一方で、どこか剣呑だった江戸家老の懐刀・波岡喜四郎が意外な一面を出してきました。今後の展開が楽しみです。
    五郎兵衛は今も道場通いを続けていますが、作中で「四十も半ばとなって、とうとう真剣での斬

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    2026年04月22日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    里村五郎兵衛の宮仕え日誌、その2。

    武士の堅苦しさや、武士ならではの意地や気遣い、そんな中で五郎兵衛の人情が滲み出て、物語の他の人物たち、五郎兵衛の娘たち(七緒、澪)、亀千代君、ちょっと今時な下役の安西主税、五郎兵衛と新しい関係を結ぶ浪岡喜四郎など、読み進むうち、だんだん魅力を感じてくる。
    「卒爾ながら(失礼ながら)」や「ご免候え」などの細かい言葉遣いなんかも、世界観として、グッとくるんですよ。
    そして今回も、大きな謎が一つ、潜んでいる。

    エピソードでは、安西の父、惣兵衛のちょっとした秘密や、梔子(くちなし)姫の思い、亀千代の心遣い、浪岡と五郎兵衛の関係など、それぞれの心の裡が、行間から伺

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    2026年04月18日
  • 星月夜 藩邸差配役日日控

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    この作者の時代小説を読み続けていますが、今回は神宮司藩という中規模の老舗企業の部長クラスのサラリーマン日記だと思いました
    時代小説は心を癒す薬とか何とか言った人(北上次郎だったかなあ)がいたような気がするけど、年寄りは会社帰りに読むとゆったりした気持ちになれます

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    2026年04月11日