砂原浩太朗のレビュー一覧
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一つの戦いを多方面からの目線で描く短編集で読み易い決戦シリーズ、今回は武田勝頼vs徳川家康&織田信長連合軍との設楽原の戦いで世に言われる長篠の戦いを描く。長篠の戦いで戦国一の武田軍が敗れ滅亡する事は知れているがその詳細はこの小説で良く理解出来面白く読めた。信玄亡き後親方として跡を継いだ諏訪家の血を引く四男勝頼、名だたる武将の上に立ち実績を積み上げたい葛藤で徳川攻めに活路を見出そうとする。長篠城を囲み戦略上有利な持久戦で徳川勢を待ち受ける戦略を説く重鎮の武将に対し、徳川&織田連合軍が陣を張る設楽原への交戦に出ると決めた勝頼。対し織田は設楽原で3,000丁の鉄砲を手に入れ待ち受ける
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武家に生まれし者は…
馬廻りの娘、勘定方下役頭の妻、中老の妻、藩主の正室、番頭の娘、足軽の妻、筆頭家老の母(妻)、それぞれの立場で生きる武家の女人たちを描いた7つの短編。
ひと口に武家といっても大名家から足軽まで、その立場はかなり違っているのだなぁと。
好きなのは学問を希求する娘を描いた「深雪花」。一心に求めた先にこそ道が開けるという展開に希望が。
「家とはなんだろう」と問いかける「あねおとうと」もしみじみいい。家とは単なる名ではなく、人の集まり。だからこそ身を投げ出しても守ろうと思えるというくだりは心に響いた。
短編もいいけど、やはり神山藩シリーズの新作を期待しています。 -
Posted by ブクログ
筆者、デヴュー時は好きで追ってきたが・・些か、手探りの状態の作品が散見してきて、ちょいと離れていた。
久しぶりに読んだこの作品、細かいところの情景描写は味を見せているものの、設定が危うい感じもあってか、迷走が続いているように思えた・・申し訳ないが失敗作と言えなくもない。
エラそうな感想を述べたのは、筆者が好きだから
でもこれは歴史というよりエンタメ、怪奇ではないモノの時代浪漫読み物。
今日の河原で末裔迄惨殺された関白・・殺生と呼び名名の真偽を語る場面はあれども。。
真田、長曾我部(柴も含め)・・土佐に向かったものの幽閉の首謀者たる柴、筋の流れに粗が目立ち一貫しない。特に梟‥存在的には納得 -