砂原浩太朗のレビュー一覧

  • 浅草寺子屋よろず暦

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    今までと作風は異なるけれど市井の様子を温かく書いた落ち着く作品だと思う。主人公のお兄さんがいい味をだす秋風吟が好き。3年後を描く続編をだしてほしい。

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    2024年11月11日
  • 夜露がたり

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    後味の悪い幸せで終わる話は1作品だけど、その話すら影がある。あんな淡々と綺麗な描写で残酷な語りをされたら気分が一層沈んでしまう。あっと言うまに読めるがあまりいい時間を過ごせたとは思えなかったけど、やはり語り口調で綺麗な言葉は最後まで読んでしまう。
    全作品影が充満していた。

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    2024年10月16日
  • 浅草寺子屋よろず暦

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    標準的な作品だが、砂原作品としては物足りない。上梓作が段々と面白くなくなっているのが気になる。「高瀬庄左衛門御留書」のような大傑作を毎作品期待はしていないが、それにしても右肩下がりは残念。何か新境地が必要なのかもしれん。

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    2024年10月16日
  • 夜露がたり

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    時代小説短編集
    苦い人生を描いた作品で、これがむしろ現実的だと思う
    『妾の子』が良くて救われた

    自分は矢張り小説から、何某かの幸せを感じたい

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    2024年10月06日
  • 夜露がたり

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    「帰ってきた」「向こう側」「死んでくれ」「さざなみ」「錆び刀」「幼なじみ」「半分」「妾の子」の8編。
    (2021年~2023年の小説新潮)
    あまり目新しさはなかった。無難な感じ。
    砂原さんには長編を書いてほしいかな。。。

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    2024年10月01日
  • 夜露がたり

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    砂原氏の描く懐の深い老武士が好きなので、市井物もなんとなくじんわりと余韻を味わえる作品を想像していた。見事に救いのない結末を迎える作品ばかりで呆然としてしまったが、「市井物だからこそこうなのか」という他の方のコメントを読んで納得した。最後の作品は砂原氏から読者へのお詫びなのではないか、と思ってしまった。

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    2024年06月05日
  • 夜露がたり

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    長屋住みの人たち。産まれも育ちも貧しくて、抜け出せない。貧しさが人を蝕む。岐路に立っても、ダメな方の選択肢を選んでしまう。

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    2024年05月17日
  • 夜露がたり

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    ネタバレ

    暗くなる話ばかりで途中で読むのをやめようと思ったが、書き手の上手な話の運びについつい読み進めてしまった。
    そして最後の「妾の子」がハッピーエンドで本当にほっとした。繁蔵が良い奴でよかった。るい、幸せにねー!

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    2024年05月02日
  • 夜露がたり

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    勧善懲悪ではなく、江戸の暮らしの中で「人間の業や理不尽な運命」に翻弄される庶民の姿。醜い心持ちにげんなりだけど、そこは砂原さん、最後はなんとなく肯定。後味はそれほど悪くない。

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    2024年04月29日
  • 夜露がたり

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    ネタバレ

    【収録作品】帰ってきた/向こうがわ/死んでくれ/さざなみ/錆び刀/幼なじみ/半分/妾の子

    生まれや環境からは逃れられないのか。救われない、これが現実。人の悪意や自分の努力だけではどうにもならない事実をつきつけられる。

    これは江戸時代だから、ではない。今も変わらぬ現実である。確かにうまいけれど、辛い。

    「あたしはあたしのもんだっ」と叫べたおみのに希望を見るけれど。

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    2024年04月27日
  • 藩邸差配役日日控

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    時代小説なんだけど、気苦労が絶えないお仕事小説の一面も強かった。最後まで安心感のある流れ。もっと各キャラクター達との会話を見てみたかった感はあるかな。

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    2024年04月16日
  • 夜露がたり

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    江戸の市井の
    決して裕福ではない人々の営みを
    ありのまま描きながら
    奇をてらうでもなく
    誰にでもあるような気持ちの裏側を
    さらっと見せるのがうまい。
    情景や人物たちの様子が
    淀みない言葉によって
    ありありと浮かび上がってくるから
    その中へ入り込んでいるような気になる。
    いつまでも過去を引きずってしまう男より
    気持ちだけでは生きてはいけない
    と突っぱねられる女の方が
    昔も今もしたたかでたくましいものだなー。

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    2024年03月24日
  • 藩邸差配役日日控

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    既刊神山藩3作のような新鮮さはなかったかな。
    隠居と若嫁、三兄弟、祖父・父・孫と、
    それぞれの関係性の静けさが面白かったが、
    今作は、どこか急ぎ足な気がした。
    何でも屋というところが、やや気にかかる。
    ミステリーとかサスペンスとかの方向へ行かないでほしい。
    砂原浩太朗と同時に、
    乙川優三郎と藤沢周平を見比べてみると、
    自分の好き嫌いがわかってくるような気がする。
    砂原浩太朗は追っていきたい作家なので、
    次も読んでみたいと思う。

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    2024年02月13日
  • 黛家の兄弟

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    神山藩シリーズ第二弾
    藩の相続が絡んだ派閥争い
    雌伏する兄弟
    策略に策略が重なる。
    長い時間をかけて発現した策略
    どんな状況の中でも信頼して行動できる兄弟の絆が鮮やかに描かれる。

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    2024年02月03日
  • 決戦!設楽原 武田軍vs.織田・徳川軍

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    面白かったです。決戦!設楽原を読んで織田信長は強いし鉄砲は恐るべき武器だなと感じました。決戦!設楽原TOP3は①砂原浩太朗「けもの道」②赤神諒「表裏比興の者たち」③武川祐「くれないの言」です。【小5】

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    2024年02月02日
  • 藩邸差配役日日控

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    2年前に『黛家の兄弟』を読んだ以来の砂原さん。その時は強い印象を受けたが、今回はまだるっこさを感じながら読み進んでいた。しかしラストの”秋江賦”の展開で、差配役の頭として取りまとめをしていた里村五郎兵衛の存在感がぐんと増す。次女の澪の出生の秘密が明かされ、ミステリー仕立てに甘酸っぱさが加わり、終盤で本作を盛りたてたと思う。
    藩主世子・亀千代の年齢設定はいったいいくつなのだろう。亀千代がおしのびで市中を出回った時『どれほど人出が多かろうと、結句、おのれ 一人いちにん であることにも変わりはなかった』と、こぼした言葉が忘れられない。亀千代が、時折り時代劇で描かれるようなぼんぼん風情でなく、藩主世子

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    2023年11月18日
  • 藩邸差配役日日控

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    砂原さんの諸作は、
    善く言えば、時代小説の王道
    悪く言えば、時代劇·時代小説のあるあるネタを繋ぎ合わせている
    ように感じます。

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    2023年10月19日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    書かれて事件は、大きな事件だが、大きな感情の起伏がなく落ち着いた感じで、話が進むのは、主人公の庄左衛門のキャラクターを反映したものだろうか。神山藩シリーズの次巻も、楽しみ。
    神山藩のモデルは、加賀藩の支藩かな?

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    2023年09月17日
  • 藩邸差配役日日控

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    ゆったりとした時代小説でした。
    政権争いが思ったよりあっけなく収束した感じですが、シリーズ化したら読み続けたいです。
    亀千代君が大人びすぎていて、さすがお世継ぎなんでしょうがいじらしく思いました。
    里村家の秘密…読んでいて腑に落ちなかったこともこれで納得でした。

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    2023年09月13日
  • 高瀬庄左衛門御留書

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    人生の岐路。あの時こうだったら、そんなことを考える。ただ今の自分があるのは、結局それがあったから。人と人のつながり、押し合いによって繋がる世界。そんな事を感じさせる本。

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    2023年08月31日