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Posted by ブクログ 2024年03月26日
「神山藩」シリーズ第2作目は、本屋が選ぶ時代小説大賞など4冠を獲得した『高瀬庄左衛門御留書』以上の傑作。
今まで読まずにいたのが惜しまれたと思わずにはいられない第35回山本周五郎賞受賞作。
神山藩で筆頭家老を勤める黛家の三男新三郎が主人公。
三兄弟それぞれに描き分けられ、どんでん返し的なミステリー性...続きを読むもあって、これぞ時代小説と堪能の読後感。
「それはわれらが、黛家の兄弟だからでござる」に、カタルシスを覚える。
Posted by ブクログ 2024年01月04日
前作が良かったからすごく楽しみにしてたんだけど、期待以上だった!
前作はもうちょっとほのぼの感というか、日常感があったけど、今回は凄くドロドロしてるし、人もいっぱい死ぬし、騙し騙され…って感じですごかった。
次も楽しみー
Posted by ブクログ 2024年01月19日
未熟であるが故に大切なものを守れない。
聞いた時は理解出来ていない言葉も、自身が経験することで腑に落ちる。そして、人へと引き継ぐことができる。人を理解するには時間がかかるが思いは伝わる。そんなことを感じ一冊。家族、親から子へ、人から人へ、といった人の繋がりを感じ、読後が心地よい。
Posted by ブクログ 2024年01月07日
この作品にも、いわゆる「悪人」は登場しない。誰もが、自分にとっての「正義」のために行動している。結果的に、勝利したものが正しいことになってしまうのは、「歴史」ってのは、そういうものだからなのかな?