結城浩のレビュー一覧

  • 数学ガールの秘密ノート/ベクトルの真実

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    主人公の丁寧なやりとりが心地いい感じです。
    学生時代から時間が経った今だからこそ分かることも増えてきた気がします。

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    2015年12月28日
  • 数学ガール/ゲーデルの不完全性定理

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    不完全性定理です。

    無限の取り扱いを入り口として「数学を数学する」というテーマの今回の数学ガール。
    関連して出てくる主な内容は「ε-δ論法」「カントールの対角線論法」「ペアノの公理系」と来て、形式的証明やゲーデル数あたりの説明をして「不完全性定理」の証明を追いかける流れ(だったと思う)。

    「ガリレオのためらい」の克服として紹介されていた、「無限集合では部分集合と全体集合の間に全単射が存在する」という不思議なことが起こるが、それこそが「無限の定義である」という発想の転換が印象的でした。

    最終章はほぼゲーデルの論文の証明を追っかけて行くだけの内容。
    以前より公理系から定理を作るのは、自作関数

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    2015年08月31日
  • 数学ガール

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    中学生の時に母に勧められ読んでみた。
    主人公、ミルカさん、テトラちゃんの3人の織り成す物語に自分も惹かれていった。
    数式などはほとんどが高校・大学レベルのものが多く、理解が難しいが一応数式抜きでも楽しめるようにはなっている。
    数式の意味が全て分かるようになってからもう一度読みたい、そう思わせてくれる本であり、自分を数学へと導いてくれた本でもあった。

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    2015年08月28日
  • 数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数

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     どこまでのレベルをもってこのような本を読んでよいのか分からない。
     
     読んでいてただ面白いというのとその内容を理解して面白いというのはやはり違うことだろう。本当に面白いというレベルになるにはどこまでの知識を必要としているのか。作品内でのレベルあわせに乗れない自分がいる。そこから置いてかれた感があるとそれで読み進めることに違和感を持つそれの繰り返しなのが残念。

     内容的には面白い本と言って良いのだろう。読み切れることに一つの達成感を持てば何の不服もない。でもそれ以上でないのが寂しい。

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    2015年04月16日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    場合の数と確率のわかりやすい数学の読み物。高校時代に一度出会いたかった。場合の数からアルゴリズムの橋渡しが秀逸で、すんなりと頭にはいる。

    アルゴリズムとは手順であり、場合の数である。
    その最小が最適化することである。

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    2015年03月26日
  • 新版暗号技術入門 秘密の国のアリス

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    暗号技術についてわかりやすく、かつ体系的にまとまっている良書。
    内容は比較的やさしめで、プログラミング(実装)的な内容はありません。

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    2015年03月24日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    数学ガール-5。あみだくじから発展して 方程式の解、 ガロア理論へ。テトラちゃんの成長がすごい。
    通読おわり、あとは実際に解いてみる。

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    2015年02月22日
  • 数学文章作法 推敲編

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    「当たり前」をこのように体系立て、人にわかりやすく説明できるということは、高いレベルでの理解が必要であり、大変な技術である。
    ボリュームに比して高めの価格設定だが、筆者が長年かけて培ったノウハウの凝縮であり、エッセンスが非常にコンパクトにまとまっているということでは、冗長で分厚い本よりも価値があるといえる。
    「作業ログ」の具体例が別途Webにでも紹介されているとすごく参考になると思う。
    聞いて(読んで)みれば当たり前だが、当たり前を毎回・繰り返し実行出来ているかが重要である、という、マスターキートンの誘拐回避レクチャーを思わせるような一冊。

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    2015年02月14日
  • 数学文章作法 基礎編

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    数式交じりの文章の書き方について論じた本です。
    この手の本を書くのは、大変だと思います。
    読者がこの本を読んで、分かりにくいと思ったら、それだけで説得力ゼロになってしまいますから・・・。

    結論。
    エンジニアは、是非読んで欲しいです!
    読んでみて、少しでも分かりにくければ、実践しなければ良いだけです。
    分かりやすいと思えば、実践しませんか。(^^)

    ★4つです。

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    (参考:評価基準)
    ★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
    ★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
    ★★★:「費用

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    2015年01月25日
  • 数学文章作法 基礎編

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    数学・物理で日本語の文章を書きたい方必携の書.数学的内容を含む文章をどう書くべきかについて,機械的にできる部分,そうでない部分どちらも詳しく書かれている.例を挙げるならナカグロ(・)とカンマ(,)の使い分けでは,

    順番が関係ある場合→コンマ
    例 「信号は青,黄,赤の順に点灯します.」

    順番が関係ない場合→ナカグロ
    例 「信号の色は青・黄・赤があります.」
    (青・赤・黄などと書いてもよい)

    など,状況に応じて機械的に使い分けられる,業界等の標準のルールがたくさん書いてあり,本当に重宝します.

    著者は「読者のことを考える」ということ一つを大切にすれば,
    本質的にすべてうまくいくと考えており

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    2015年01月04日
  • 数学ガールの秘密ノート/数列の広場

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    Σの概念を分かりやすく説明しています。

    Σって、公式を与えられてそれに当てはめて解を出すと言う認識しかありませんでした。世の中、部品だけ与えられて答はだせるけど、なぜそうなるのか分からないと言うのが、どんどん増えている気がします。
    その点、この本は解答に至る過程を具体的な数値や考え方で、分かりやすく解説しています。フィナボッチ数列なんかも出てきて、ダ・ヴィンチコード以来でしたが、楽しく読めました。

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    2014年12月28日
  • 数学ガール 上

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    内容的には、中学、高校で習う数学なのかなとも思うけど、その深淵な感じがとても良い。数学の面白さをうまく伝えてると思う。

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    2014年10月26日
  • 数学ガールの秘密ノート/式とグラフ

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    ネタバレ

     数学ガール本編を読んで難しくて一部消化不良になったため、優しい内容になっているという秘密ノート編を読んでみました。

    確かにこっちは優しい!

    多分高校1年くらいまでの数学をやった人ならわかる内容です。

    でもちょっと本編との差がありすぎてあっという間に読んでしまいました。

    「式とグラフ」は方程式とグラフの関係をつっこんで考えていくものでしたが、数学の中では比較的わかりやすい分野だからかもしれません。
    一次方程式なら直線、二次方程式なら放物線とかそういう関係に着目して、なぜそうなるかについて、方程式を変形させながら考えていくような内容です。

     数学の先生はグラフが大事というけど、なんで大

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    2014年09月23日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    数学って孤独じゃないよね。
    勉強してると不意に1人だなと感じるけど
    真の意味では問題を解いてる私は孤独じゃない。
    テトラちゃんの考え方好きだ。感動した…

    個人的には色んなタイプの女の子と天然ジゴロな主人公って構図が少し苦手。でもこの本、その苦手感を忘れさせてくれるくらい扱ってる数学のトピックが魅力的。

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    2014年09月13日
  • 新版暗号技術入門 秘密の国のアリス

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    暗号関連のセキュリティ技術について、古代を含め順序を追って説明されているので、理解しやすく読みやすかった。セキュリティ技術はあまり体系立てて語られないイメージなので、重宝すると思う。

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    2014年08月27日
  • 数学ガール 上

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    上巻を買ってしまったので下巻も購入。ベタベタなストーリーと手書きのノート文字が良い味。数学的な内容は初歩。このマンガに釣られて数学を理解する人っているのだろうか?数学の本を買うフリをして少女漫画を買う言い訳。

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    2015年03月01日
  • 数学ガールの誕生 理想の数学対話を求めて

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     数学ガールというものがいかにつくられ多くのファンに支えられているものだという事は良くわかったがやっぱり自分の立場に置き換えられる登場人物はまだ存在しない。あまりにも物分かりの良い住民しかいないのが気になる。まぁ小説として成り立たせるには仕方がない事なのだろう。

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    2014年07月24日
  • 数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数

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    円周率を数えようが面白かった。
    1.方眼紙に円を描き、マス目(n)を数える。n/r^2を計算する。
    完全に含まれるもの<パイ<マスを横切るものを含む
    2.円に内接するn角形と外接するn角形を描き、面積を計算する
    内接n角形の面積<円の面積<外接n角形の面積
    3.直径aの円と一辺aの正方形を同じ用紙から切り出し、重さを図る。面積と重さが比例する。

    sin,cosの加法定理の求め方は知らなかったが、納得できた。

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    2014年07月23日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    数学ガールシリーズ第4弾は、現代数学の基礎からちょっと離れ、アルゴリズムへ。読者層を考えると、適切な選択かもしれない。なんせ理系なオタク層向けとしか思えないキャラ設定だから。

    最初の方は、確率論。特に直感に反する確率として有名なモンティ・ホール問題に、分かりやすい説明を試みる。確率を煮詰めるという例えは確かに、これまでに読んだ中では分かりやすいと感じた。

    中盤からは、擬似プログラム言語を使ったアルゴリズムの基礎。大学でちゃんとアルゴリズムを学んでこなかった人向けに、社会人SEの1年目の教科書にしたい。

    より早いアルゴリズムを目指し、乱択の思想にいたる。ここで前半の確率の話が生きてくる。と

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    2014年07月18日
  • 数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数

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    さっくり読むだけでもワクワクする楽しさがある。問題をしっかりやるとより深く理解して、応用できるようになるのではないかと思います。

    三角なのに丸い。ぐるぐるまわせ。

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    2014年06月01日