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数学って不完全だったの?」20世紀の数学と哲学に大きな衝撃と影響を与えた「ゲーデルの不完全性定理」とは? 「僕」と3人の少女が、「不完全性定理」の真実に迫る、魅惑の数学物語。
本書『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』では、不完全性定理の意味を理解するため、集合と論理を基礎からていねいに学びます。
本書で取り扱う題材は、「正直者は誰?」「0.999…は1に等しいか」といったクイズ的なものから、「数学的帰納法」「ペアノの公理」
「イプシロン・デルタ論法」「公理と定理」「数学における証明とは何か」「無限」といった深いテーマまで、多岐にわたります。
前著同様、僕と、三人の数学ガール(天才少女ミルカさん、元気少女テトラちゃん、妹キャラのユーリ)が大活躍します。
前著の読者はいうまでもなく、「ゲーデルの不完全性定理」に関心をもつ読者や、数学愛好家など、
すべての数学ファンにとって、最良の一冊です。
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Posted by ブクログ
萌えるのが恐くて今まで我慢してきたが、とあるビブリオバトルで紹介されるのを聞いて、ついパンドラの箱を開けてしまった。
これはいかん、忘れていた萌えの要素がある。ツンデレのミルカさんのセリフにいちいち反応してしまう。
そういうお楽しみ要素とは別に、数学部分も分かりやすい。不完全性定理は、その数学以外への意義、影響はいろいろ読んでいたが、数学の部分は全然分からず、岩波の有名な本で挫折していた。
しかし何とこの萌え萌えライトノベルで、挫折ポイントを越えられた。もちろん、証明は不十分。表現定理が所与の定理になっているが、それでも全体像がわかったので、再び岩波の証明に挑戦する勇気が持てた。
結城さんの、分かりやすく説明する技術は凄い。頭の中で切り替えが必要な所を丁寧に押さえているから、新しい概念に入りやすいのだと思う。
Posted by ブクログ
不完全性定理の証明にリベンジ。証明はゲーデルの論文に沿っていて,結構詳しい。定理の意義も解説。「数学の限界」だとか「理性の限界」という理解は間違っていることを易しく示してくれる。
数学の定理であるゲーデルの不完全性定理が,理性の限界など証明するわけない,ていうのはまあ当たり前だよね…。深読みしすぎ…。というか,この俗説って論理学・数学の素養のないいい加減な文系知識人がまき散らしてきたデマなんじゃなかろうかね。
証明の骨子は次のとおり。
1.形式的体系Pの基本記号・公理・推論規則を定める。
2.Pの基本記号と列に数を割り当てる「ゲーデル数」を導入。
3.原始再帰的述語を定義し,表現定理を紹介。
4.算術的述語から証明可能性述語まで46個の関数を定義。
5.以上から決定不可能な文(ゲーデル文)を構築。
原始再帰的関数の満たす諸性質の導出とか,表現定理の証明については触れられていないけど,かなり詳しくゲーデルの証明を追えるようになっている。これはすごいと思う。第一だけでなく第二不完全性定理まで。
Posted by ブクログ
"ε-δ論法"の説明がとても分かりやすかったです。
それから、《重なるペア》の話がものすごく良い。『数学ガール』の本質を表している話だと思いました。
さて、タイトルにある「ゲーデルの不完全性定理」ですが、第1章にいわゆる「クレタ人の嘘つき問題」の亜流が載っていたので『理性の限界』のような理解のさせ方をするのかなと思って読んでいたのですが、その予想は見事に裏切られ、きっちりと証明してくれました。
うーん。一読しただけの今はまだちゃんと理解できていないけどすごいことだと思います。
それから、テスト関連の人は、数学で言うところの「同値関係」の説明がしっかり書いてあるので抑えておくと良いかもしれません。
ということで、お勧めです。
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