結城浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数学のエレガントさに改めて気づかされる本です。程度は低いどころか理系数学そのもの(数論)ですが,テキストとは違うので“微に入り細をうがつ”ものでは決してないので,登場人物や数学者たちの“目的を持った思考”を追体験することができます。自力で解けるようになるのが理想ですが,そうでなくても,様々な思考世界を渡り歩く自由ほど面白いものはありません。個人的には,母関数を用いるアプローチとコンヴォリューションが印象的でした。
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「学校の先生は,どうして先輩のようにていねいに教えてくれないんでしょうか…」
「きみと僕とはいま,対話をしているよね。きみは疑問を抱いたらすぐに僕に聞く。僕はそれに答える。だからわかりやすいと感じるんじゃないかな。一歩一歩確かめながら進む感じがするんだね,きっと。先生の授業を聴くだけじゃなく,わからないところを先生に聞いたらいいのかもしれないよ……もっとも,答える先生の力量によるけれどね」(p.37) -
Posted by ブクログ
満足度が満点でないのは、自分の努力不足によるものです。
もう少し数学ができたら、おそらく満足度は満点です。
10章からなる本書は、10章に向けて、いろんな布石が打たれています。
それら一つ一つを確実に理解しておかないと、僕のように、最終章は文字を追うだけ、という状況に陥ってしまいます。
それでも、途中、不完全性定理を大雑把に理解するための手助けが何箇所かあったため、ほんの少しだけですが、不完全性定理に触れることができたような気がしました。
不完全性定理をこれだけ噛み砕いて説明できる結城浩は素晴らしいです。
とりあえず、もう一度読み直さないとダメだと思っているので、時間を作って読んでみたいと思います。
そのときには、第1巻と第2巻も合わせて読む予定です。 -
Posted by ブクログ
AIも人間も大切なことは“同じ”だった。
“対話“
“言葉“
磨くことでAIはもっと身近になる。
これはAIと生きる少女の成長の物語。
対話から始まる成長の物語AIの生きる
結城浩
SB Creative
テトラは高校2年生。いつだってAIがそばにいる。
帰宅中で電車に乗っている時、家でくつろいでいる時、勉強している時も。
ずっと一緒にいても家に着いたら『ただいま』『おかえり』を言ってしまう。その関係はまるで家族のよう。
自分のことを誰よりも知ってくれていて何でも聞ける。その関係は親友のよう。
テトラが大好きな先輩のいとこ、ユーリ。
ユーリはAIに触れて浅い。
初めの頃は『思ったことが返ってこない』と思ってしまうこともある。
だってそれはコツをおさえていないから。
『言語化』『質問力』を磨くことで、その様は一気に変わる。
読んでいくことで、AIの本質やリテラシーを身につけることができる✧
そしてテトラたちとAIのおしゃべりがまたとても勉強になるんです。
”責任“
”健全な懐疑“
は、自分でもあらためて意識したいと思えることでした。
高校2年生ー。
将来や進路に迷う時。
物語を通して成長していくテトラ。
キラキラした青春は甘酸っぱくて時に涙の味がする。
テトラ、またいつか出会えるの楽しみにしてるよ☆
AIの青春教養小説が爆誕です✨️
言葉だって時を越えることができる。残された言葉は時を越えて伝わっていく。言葉は人の命を越えていく。言葉は時を越えるのだ。
頼りになる学習のパートナー、勉強のコンパニオン、一緒に走ってくれる伴奏者、共に歩んでくれる同伴者
自分にとって自然にできることほど、その価値を過小評価してしまうものです。苦労してできた方が『がんばった感』があって、達成感も残りやすい
自分の《理解の状況》を伝えること
信用の問題
ハルシネーション
事実に反することを言い出す場合
正しいかどうかは自分で確かめなくちゃいけない
責任
自分の発言や行動において、選択した結果を引き受けること
自分が抱いた疑問を、質問というカタチの言葉にうまくのせられるか、どうか。
「本当に正しいかどうか」を確かめることができる。
健全な懐疑
何事も鵜呑みにせず、本当だろうかと疑う姿勢
相手がAIでも人間でも素直に聞く。でも、わかったふりをしないで確かめる。もし相手が間違っていると思ったら、それを押し返す。AIだから押し返すのではなくて正しくないから押し返す
創造性は選択に宿る。
どんな題材を選ぶか。どんな表現を選ぶか。どんな単語を選ぶか。すべては選択だ。
予想が外れたら、新たな予想を立てればいい
相手がいるうちに伝えなければ、言葉の意味はない。相手がいなくなってしまってからでは、相手に伝わらない
ChatGPT
ジェネレイティブ生成的
プリトレインティッド事前学習済み
トランスフォーマー -
Posted by ブクログ
著者の方はプログラミング関連の書籍を多数執筆されている方。
この本はリーマン予想を証明するために必要な知識を、ストーリー形式で、中学生レベルから数学科の大学生レベルまで幅広い内容を扱っています。
リーマン予想とは
日本でいうと幕末の1859年に、ドイツの数学者ベルンハルト・リーマンによって提唱された数学の未解決問題です。
ゼータ関数の複素平面上の非自明な零点はすべて実部が1/2の直線状に存在するというもの。
これが何を表すかと言うと、素数の発生分布に数学的な規則性があることを示している。
ゼータ関数のオイラー積表示に、すべての素数が登場することに関係しています。
もしリーマン予想が証明されれば、素数を効率的に見つけられるようになる。
そうなると、素数を使った暗号が解読されやすくなってしまうかもしれません。
存在しない数である虚数を使わないと素数の証明ができない――この不思議さがまた面白い。