【感想・ネタバレ】数学ガール/ポアンカレ予想のレビュー

あらすじ

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《ポアンカレ予想》は、20世紀の初頭にフランスの数学者アンリ・ポアンカレが提示した位相幾何学の問題であり、2000年にクレイ数学研究所が発表した7つの数学の難問(賞金100万ドルのミレニアム問題)の一つです。百年間、誰も証明できなかったこの問題が、21世紀の初めにロシアのグリーシャ・ペレルマンによって証明されました。
本書は、ポアンカレ予想をテーマに、トポロジー(位相幾何学)、基本群、非ユークリッド幾何学、微分方程式、多様体、フーリエ展開などの数学的題材を解き明かしていきます。大学受験を迎えた「僕」の苦悩と数学ガールたちとの交流も軽やかに描かれます。

『数学ガール/ガロア理論』の刊行から6年。「数学ガール」ファンはもちろん、すべての数学愛好家に捧げる一冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

柔軟な紙と矢印が与えられることで、トポロジーを記述できることに感動した。
フーリエ展開からの流れも素晴らしい。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

惜しいなあ。
いつも最後の章は容赦のない数学になるのだが、本巻だけはポアンカレ予想の雰囲気を伝えることで終わってしまった。
次の巻はいつ読めるのか。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

久しぶりの新作。
物語では数学力がだんだん上がっていくのに、私の数学力はだんだん下がっていっているので、後半の数式がだいぶキツくなってきたけど、ストーリーは変わりなく面白かった。
特に今回の主人公の受験との葛藤は、とても感情移入できてしまって、後半は一気読みだった。

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2019年01月14日

Posted by ブクログ

高校レベルにもう少し力のある人向けの本。でも、トコトンわかりやすく示してくれているのがありがたいです(^^)それでも、数式はしばしば読み飛ばしてしまいましたが…(^^;

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2018年09月21日

Posted by ブクログ

位相空間の概念がこれを読んでやっと分かった。けどいつ使うのかは疑問。自分にはかなり雑学になっている。ポアンカレ予想は最後に書かれているが、この前の章から理解が怪しく、大本命が消化不良。フーリエ変換が出て来たのは意外。この本と、数学書を往復しながらこの分野の理解を深める、そんな使い方の本かもしれません

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2024年12月16日

Posted by ブクログ

2024.11.05〜2024.11.07
ポアンカレ予想のイメージが掴める一冊。
位相空間までは大学で学んだが、そのあとは深く勉強してなかったので復習&更なる知識で非常に楽しめた。
幾何学的な話なので、他のシリーズに比べてイメージがしやすく理解しやすい内容だった。(というより、ミルカさんも途中話しているがこれ以上踏み込むともはや専門書レベルになると思われる。)
ポアンカレ予想はよくロケットの話に例えられるが、それよりももう少し数学的に踏み込み、3次元の閉多様体を考えやすい3次元球面に落とし込むには、その基本群が単位群に同型であることを調べれば良い、ということを理解できたことが個人的に楽しかった。(複雑そうだが、結局その基本群が単位軍かどうかを調べればよいというシンプルな内容に行き着くことに美しさを感じてしまう!)
サイモン・シンさんのフェルマーの最終定理のようにポアンカレ予想も書籍化されないかしら。負けないくらいドラマチックになりそう。

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2024年11月07日

Posted by ブクログ

結局ポアンカレ予想とはなにか、どういう歴史的経緯で解明されたかを追って終わりで、あまり深追いはなされていない。ポアンカレ予想とはなにか、のところまでの話のもっていき方は分かりやすいが、ポアンカレ予想について「なるほど!わかった!!」というロジカルな思考に基づく感動はなく、消化不良感が残った。

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2018年07月16日

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今回はミルカさんが私もまだ勉強中でわからないとしている部分がいくつかあるのが印象的だった。
著者の結城さんも、勉強して発行まで時間がかかったと書いてあったが、題材にしたい分野を本にかけるまで勉強し、それでもわからないor分量的に書ききれないところをそのようにしたのかと思う。
僕も幾何学について勉強して見たいと思った。なので、巻末の参考文献が有り難い

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2018年06月25日

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トポロジーは自分には難しすぎます。

途中で微分方程式が出てきました。
ポアンカレ予想と関係があるのかなと読み進めましたが、最後で関係していることがわかり「おぉ」っとなりました。

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2018年06月05日

Posted by ブクログ

小川洋子『博士の愛した数式』で数学の魅力を知り『数学の不思議』を読んでたりした自分としては本屋で見かけて非常に気になり購入。ポアンカレ予想が何なのか全くわかってなかったけど、昔安部公房『人間そっくり』に出てきたトポロジーが説明されてて楽しかった。
一方で自分でも驚くほど三角関数とか、そもそも人生の中で一度も理解した事がないと思われるレベルで覚えてない…という事実に愕然としている…でもわからないなりに数学の世界に触れられることは楽しかったので、シリーズの最初から読んでみたいと思う。

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2018年06月04日

Posted by ブクログ

ポアンカレ予想というよりはポアンカレ予想に必要な、トポロジー、微分方程式、フーリエ解析といった基礎数学の解説がメインで、リッチフローなどペレルマンによるポアンカレ予想の解決は雰囲気のみといった程度なのが残念。でもこのシリーズは大体こんな感じか。基礎数学はとてもわかりやすく解説されていてよいと思う。

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2025年08月20日

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数学ガールシリーズ。読書ノートに移行してもう新刊出ないと思ってたら、いつの間にか出てたw
グラフ理論から位相幾何学まで俯瞰出来て面白い。

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2020年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポアンカレ予想という数学の問題を今まで知らず、興味をもったので読んでみた。

数学の参考書と異なり、数学ガールなる女の子との対話形式で数学に関する議論が繰り広げられている。

シリーズものの幾何学編。「ポアンカレ予想」だけでなく「ケーニヒスベルグの橋」や「メビウスの帯」「クラインの壺」についても分かりやすい解説がなされている。

ざっと読んだだけなのでポアンカレ予想についての理解はまだ不十分であるが、数学的思考を深めるには良い一冊と言える。

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2018年07月28日

Posted by ブクログ

ポアンカレ予想の主張の内容が理解できるようになる(集合位相なんかが最低限理解できるようになる)。ペレルマンによる証明の雰囲気が分かる。

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2018年04月18日

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