結城浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレだいぶ長い間積読になってたこの本、再開したいと思います。
自然数がいくつか並んでいたときにそれが偶数か奇数かを考えるのと同じように奇数を4で割ったときにどうなるか考える。余りが1か3に分類される。
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数学に触れたことがある人ならば誰でもその答えを知りたいと思うシンプルな定理それがフェルマーの最終定理かなと思う。本書ではフェルマーの最終定理が証明可能であることを解き明かしていくのだが、実際にその式が文中登場するのはP.222ページの中盤から後半にかけてである。それまでの間、導入部分では数字の仲間外れ、完全巡回をめぐって素数の不思議や互いに素であることの訓練を行 -
Posted by ブクログ
暗号化とは何なのか、本書を読んでようやくわかった気がする。以下を見てわかるように、網羅的に書かれているのもよかった。
・暗号とセキュリティの常識
・秘密の暗号アルゴリズムは使うな
・弱い暗号は暗号化しないよりも危険である
・どんな暗号もいつかは解読される
・暗号はセキュリティのほんの一部である
暗号アルゴリズムと鍵を分ける意味はここにあります。暗号アルゴリズムは何度も繰り返して使いたい。しかし、同じ暗号を繰り返し使っていると解読される可能性がだんだん高くなる。だから、暗号アルゴリズムに「変更可能な部分」を用意しておき、通信ごとにそこを変えるのです。それが「鍵」です。
メッセー