結城浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数学者の本は数学者でもわからないことがあるらしい、と以前サイエンス・ライターの方が言っていました。だから、数学の本を読むときは、紙と鉛筆を持って、筆者の頭の中を辿るように、数式一つ一つを自分の手で計算していかなければならないとか。
そうすると、この数学ガールシリーズは筆者の頭の中をかなり丁寧に描いてくれている、と言えるように思います。数学Ⅱでほぼ受験の武器としては数学を捨てざるを得なかった僕がわかりやすいと思うのだから、丁寧に書いてあるのは間違いないでしょう。
以上は、数学ガールシリーズの総論です。
本書は僕にとっては3冊目(ゲーデル→ガロア→本書)になります。各論としての本書の感想は、 -
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おなじみ、結城浩さんの数学ガール。
最初の方はさくさく読み進めることができますが、あとになるとだんだんと難しくなる。1つのテーマに対して、数学の初学者から大学生でも難しいぐらいまでの内容が1冊の中に書かれているのは本当素晴らしい一冊。
この本をまじめに読もうとすると、実際に数式をずっと追いかけないといけなくて、それはそれで楽しいんですが、さすがに骨が折れることなので、最初はざっと読んで流れを抑えておいて2回目から気になるところを手を動かすって形がいいのかな。毎回数学ガールは買ってますが、いい読み方がわからず、一冊読むのにかなり時間がかかってしまうのが難点といえば難点。 -
Posted by ブクログ
本書は 2008年の著作。シーザー暗号やエニグマといった歴史上有名な暗号を軽く紹介したのちに、本題は現代の ITを支える暗号たちの概要。DES/トリプルDES/AES といった対称(共通鍵)暗号や、公開鍵暗号(RSA)、そしてそれらのハイブリッドである PGPや SSLといった技術の仕組みを学ぶことができます。そしてこれらを通じて「暗号とは何か」ということについて幾つかの視点から理解することができるような仕掛けになっています。結城さんの本を読むのはこれが3冊目くらいですが、いつも教え方のうまさに感心します。限られたページ数にバランス良く知識を配置し、それらから普遍的な抽象概念や原理原則を導く。
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Posted by ブクログ
数学は難しい。苦手。
そう確信したのは、高校生の時だった。履修したものの中で数?は何とか通り越したけど、基礎解析はメタメタ、代数幾何はまだマシ、確率統計は、眺めていた、というような状況で、授業中、何していたんだ、という現在からの突っ込みは、「目を開けて寝ていたんだよ」としか言いようがない。
いろいろな授業名で数学は勉強したが、一つひとつはひどくばらばらで、「一緒なら、数学の時間は少なくてすむのに」と思ったりしたのはともかく、とにかく学問として独立してしまっていたように思う。
この「数学ガール」、ピタゴラス数から始まりオイラーの公式を経てフェルマーの最終定理へと向かう。小説とはあまり思わない方 -
Posted by ブクログ
先日の入試でまっっったく歯が立たなかった問題、これの行列の問題に酷似してました。前もってこれ読んでいたとしてもたぶんやっぱ解けなかったに違いないので何とか立ち直りました。
てっきり今作で終幕かと思いきや、まだ続くみたい(第五作があるらしい)。
込み入った数学の話は今回も全くついてゆけませんでした――自分の勉強不足/やる気の無さです――が、確率論が中心だったためかある程度は納得。あと高校で履修しなかったくだんの行列の仕組みが多少分かりました。本編の核心「乱択アルゴリズム」に関してはイミフでしたorz
……前3作と一緒にまた後日読み直します。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだ人を分かった気にさせる。
これがいかに難しいことか。
高校生のレベルから、教養ではやらないやや最先端の話まで満遍なく含めて、幅広い読者層に知的満足感を与える。
数学ガールたちの会話とか面倒だから読み飛ばした。
乱数を用いることで計算量を減らすことができる。
タイトルにも入っている乱択アルゴリズム。
ランダムを与えると正しい答えに早く近づく。
アルゴリズムの不思議である。
以下の問題が興味深かった。高校のときにやってそうで、やっていないかったと思う。
問
すべての目が出るまで、サイコロを繰り返して投げる。
このとき、投げる回数の期待値を求めよ。