結城浩のレビュー一覧
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惜しいなあ。
いつも最後の章は容赦のない数学になるのだが、本巻だけはポアンカレ予想の雰囲気を伝えることで終わってしまった。
次の巻はいつ読めるのか。Posted by ブクログ -
数学的対象を掌中のものにしようとする工夫と苦闘がこれでもかというぐらい丁寧に書かれている。
最後の10章の方程式の可解性を論じたガロア理論が難しいとの声が散見されるが、本格的な数学書や入門書を渉猟してきた体験からするとガロアの原論文の佇まいをそのままに解説してくれた本書はかえって新鮮だった。
不...続きを読むPosted by ブクログ -
エニグマの仕組みが分かって面白かった。映画「イミテーション・ゲーム」を思い出してちょっとテンション上がった。KECCAKのスポンジ構造とディプレックス構造、面白い&興味深い。ソフトウェアでは疑似乱数列しか作れないが、量子技術を使って真性乱数を作れるという話をどこかで聞いたのを思い出した(本には書かれ...続きを読むPosted by ブクログ
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数学的な部分は噛み砕いて、発見的でほんとうに素晴らしい。
個人的には女の子の描き方が気になった。母も加えると女性全般か。ジェンダーの規範化が強く出てしまっている。Posted by ブクログ -
安全確保支援士の知識の基礎固めとしておすすめされていることが多いので読みました。数学ガールで有名な結城先生の本です。とてもわかりやすい文体で図も多めで解説されているのですんなり理解できました!
本全体を通して伝えたいメッセージもはっきりしており、うまくまとまっている本です。
おすすめです✨Posted by ブクログ -
数学ガールシリーズで言わずとしてた著者。その筆致はこんな堅苦しくなりそうなテーマでも遺憾なく発揮されている。はや恐ろしや。
目から鱗は10の指数0が1になる論拠。10の2乗が100ってことは10の1乗はその1/10だよなーという説明は確かにって腑に落ちた。章を追うごとについていくのがやっとではある...続きを読むPosted by ブクログ -
⬜️感想
・言ってることはわかるんだけど、実際に実装するかというと‥みたいなのが多い笑
・インターフェースに対してコーディングすることの威力を、様々なパターンで見せてもらった印象
・「クラスが自動車で、インスタンスがプリウスで〜」みたいな説明より、こういう具体例の方が分かりやすいと思った。
コードも...続きを読むPosted by ブクログ -
ゆっくりじっくり読んだ。
高校で混乱しがちな変位と位置のグラフ、変位と時間のグラフの違いがよくわかるし、波長や周期を含んで表す波の式にたどり着くまでの考えが整理されてわかりやすい。
個人的に1番良いなって思ったのは、テトラが位相について「まだ分かってない感じがする」と言ったところ。すごく共感した。高...続きを読むPosted by ブクログ -
中学生にも分かりそうな内容から始めて、線型変換、行列式、連立方程式との関係まで、行列の奥深い世界を見せてくれる傑作。説明も鮮やか。
初めて行列に出くわした時に抱いた苦手意識とモヤモヤが氷解した。
中学生のときに『数学ガール』シリーズに出会っていたら、数学に対する苦手意識はかなり軽減されたんじゃない...続きを読むPosted by ブクログ -
第2巻は、フェルマーの最終定理。さすがに、これを説明するには、内容的にもボリューム的にも難しかったか?。雰囲気だけ理解できたような気になって終わってしまった。
しかし、あらためて数学の持つ面白さを体感させてくれる。
原始ピタゴラス数、互いに素、複素平面、余り、群、法、オイラーの公式、自然対数、指数...続きを読むPosted by ブクログ -
分かりやすく読みやすい
後書きにある通り23パターン全てを記憶することは難しいがインターフェースや継承、移譲、クラスの切り分け等のオブジェクト指向の基本的な考え方の一面を見ることができるPosted by ブクログ -
まさに入門書で、最初の一冊目に最適だと思う。
本当にレッスン形式で授業みたいに進めてくれるので勉強していて面白かった。難しい問題にうーんとなったとき、解答見たらちょっと難しかったですかね、と書いてあって、そういう初心者向けに書いてるところが良かった。ポインタの概念も分かったPosted by ブクログ -
〈深い数学の世界へ優しく導く〉
数学が好きな「僕」が二人の少女の問いに答えながら数学を解説してくれる一冊。
元々2007年から結城浩さんによる数学青春物語『数学ガール』シリーズが発行されました。そのシリーズでは「フェルマーの最終定理」「ゲーデルの不完全性定理」など、主に高校数学以上の事柄がテーマ...続きを読むPosted by ブクログ -
数学ガール秘密ノートで自分にとっての最後の1冊を読み終わりました。今回は「複素数の広がり」という副題となっています。複素数は高校の数学で習いましたが、「2乗すると-1になる」というそれまでなかった概念が導入されたということは理解していたと思うのですが、それで何が便利になるのか、どういったことに使わ...続きを読むPosted by ブクログ