あらすじ
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●本書の概要
第1章「無限のキャンバス」では、数学が苦手な女の子「ノナちゃん」が登場し、高校生の「僕」との対話が始まります。
第2章「直線の限りを尽くして」では、座標平面上に描かれた直線を題材にして「数学を理解すること」を学びます。
第3章「暗記と理解」では、数学を学ぶときの「暗記」について、「僕」と後輩のテトラちゃんが対話をします。勉強は覚えることなんだろうか、覚えないですむことはないんだろうか。絶対に覚えなくてはいけないことはなんだろうか。数学をめぐって多様な対話がなされます。
第4章「何がわからないか、わかりません」では、数学がわからなくて途方にくれたときの気持ちが話題になります。何もかもわからない。何がわからないかもわからない。そんなどうしようもない気持ちになったとき、どうやって数学を学んだらいいのでしょうか。そのためのちょっとしたヒントと発想法が語られます。
第5章「教える・学ぶ・考える」では、数学という科目に留まらず、考えるということの意味について語られます。考える上で大事なこと、学校で、あるいは学校を越えて生涯学んでいくために大切なことを探っていきます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
恐らくシリーズを読んでいるメイン層のニーズから少し外れた内容だった気がするが、個人的にはクリティカルヒットでした。ケアでした。
謎の語尾は気になってしょうがなかったけど
Posted by ブクログ
数学や、そもそも勉強自体に苦手意識を持つ子って、ノナちゃんみたいな子がけっこういるのかも。
もちろん色んなパターンの子がいるんだろうけど、一部の子はこういうところで引っかかるのかあ、と非常に参考になった。
それはノナちゃんみたいな子が頭悪いとかではなく、考え方や視点が違ったり、立ち止まって考えることへの慣れ具合が違ったりするだけ。
そういう目で生徒を見て授業をしたり接したりしていかないといけない。
数学や勉強に苦手意識がある人こそ、読んでほしい。間違えてもいい。理解しようと考えよう。
Posted by ブクログ
めっちゃくちゃよかった。すべての先生に読んでほしい。この本は要約を拒否する。なぜなら、この本のなかで行われるやりとりそれ自体が重要だからだ。進んだり戻ったりの指導は、冗長で、だからこそ素晴らしい。
Posted by ブクログ
数学ガールの秘密ノートシリーズは初めて読みました。
本書は図形と数式の関係を対話形式で深く考えることで理解していくというものです。
分かりやすく書かれていて、とても読みやすかったです。
個人的には
文字導入による一般化
例示は理解の試金石
というワードが今後の学習の役に立つと思いました。
数式ガールシリーズが積ん読状態なので、少しずつ読み進めたいです。
Posted by ブクログ
数学がテーマでありながら物語として読めて面白かったです。このシリーズものは初めて読みましたが、なかなか学校教育では教えてもらえない「そもそもなぜ?」の部分を丁寧に教えてくれます。
興味深いのは、数学を教わるノナだけでなく、教える「僕」の方の心の中の迷いや葛藤も細かく描かれていることでした。「僕」の成長を通じて「教えることは教わること」ということもあるなぁ、と改めて感じました。
Posted by ブクログ
勧められて読んだ本。私には難しかったけど登場人物の女子中学生たちにリアリティがなくてオタクの妄想というか…小学2年生ぐらいの知能に感じた…。ちょっと私には受け付けないタイプのキャラクターだった…。肝心の数学の方はそれなりに面白かったので数学好きや数学をリスキニングしたいと思ってる人には向いてると思う。
Posted by ブクログ
主人公と、そのいとこの友達(バカ)のお話。いとこの友達に対して勉強を教えてあげる(一次方程式・一次関数)のだけど、従姉妹の友達が全然理解できなくてめちゃくちゃ頑張って話してあげる話
Posted by ブクログ
ひさびさの数学ガール…というか、読破したのは無印以来で2冊目?
いつも途中で追いつけないというか、なんだか興をそがれてリタイアしてしまってたけど、本作は読めた。
扱われてる内容は、「数学」というよりも「理解する」・「教える」というところに重きをおかれたもので、読んでて「うっ」ってなるところも多々あった。