結城浩のレビュー一覧

  • 数学文章作法 基礎編

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    人に何かを伝える文章を書くときに必要なことが、シンプルにまとめられている。数学に限らず、ぜひともお勧め。

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    2013年04月17日
  • 数学文章作法 基礎編

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    本書はわかりやすい文章書く方法がかいてあります。特に数式を含んでいる場合に視点が置かれています。
    けれども、文章書く人々に役に立つと思います。それだけでなく、誰かに伝えたいことがある人に読んで欲しい一冊です。

    本書は一貫して、「読者のことを考える」ことを伝えています。どんなときでも読者のことを考えます。
    * 読者のことを考えて、言葉を選びます。
    * 読者のことを考えて、順序立てします。
    * 読者のことを考えて、例を作ります。
    * 読者のことを考えて、問いかけをします。
    迷ったときは読者のことを考えることが道標です。

    本書からは本当に読者のことを考えていることがたくさん伝わってきます。
    相手

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    2013年04月16日
  • Java言語プログラミングレッスン 第3版(下) オブジェクト指向を始めよう

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    Javaで読んだ二冊目.
    何に使えるのか,何故使うのかを中心に語られていて,
    必要性が分かりやすいです.

    プログラムでいきなり知識を広範に広げようとすると,
    実際に使えるようになるまで時間が掛かることもあるので,
    上巻セットで買って試されると良いかもしれません.

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    2013年03月24日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    あみだくじを使った平易な例からガロアの第一論文まで、徐々に難しくなっていくから、何となくわかったような気にさせてくれる。前々からガロア理論のことは知りたかったので、このレベルで書いてくれるのは嬉しい。

    やっぱりガロアの人生は壮絶すぎる。20歳で、人生の半ばでその生涯を終えた天才。本当に心打たれる。決闘前夜に残したという彼の殴り書きは、これからの自分の人生の糧にしたい。

    Il y a quelque chose à compléter dans cette démonstration.
    Je n'ai pas le temps.

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    2013年03月18日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    "5次方程式の解の公式は存在しない。そしてその事実は、角の3等分の作図不可能性ととても似ている。" "角の3等分について考えるのは、そもそも<作図とは何か>を明確にする必要がある。ここでいう作図は<定規とコンパスのみを有限回実行する作図(=有理数から加減乗除と開平を有限回実行する作図:引用者加筆)>のことだ。それと同じように5次方程式の解の公式について考えるには、そもそも<方程式を解くとは何か>を明確にする必要がある。方程式を解くとは<係数に対して加減乗除および冪根を求める計算を有限回実行して解を得る>ということだ。このことを<方程式を代数的に解く>という&quo

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    2013年03月17日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    「さっきの乱数表の話。<乱数表の数字を一つ書き換えても乱数表か?>」「うん?・・・別解?」「こういう答えはどう?<そもそも、乱数表というものは存在しない>」「ほう」「あるいはまた・・・<乱数表かどうか>という二者択一の問いがまちがっているのかも。<どの程度の乱数表か>というランダムさの度合いを評価すべきかもしれないよね、先生!」・・・順列、組み合わせ、確率を経て、ランダムネス、その魅力と真価に触れる。

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    2013年03月17日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    数学に対する心構えを教えてくれる本です。
    後半の9,10章はアルゴリズム系で手を出していないですが、その前章の行列や固有値、固有ベクトルの考えた方は、すごく基本的なことですが、
    対話形式で話している分、話の内容にも、のめり込めました。
    この本は買います。

    確実に乱択アルゴリズムは勉強しておいた方がいいと思うので

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    2013年02月27日
  • 数学ガール/ゲーデルの不完全性定理

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    数学ガールもやっと3巻まで読めたァ(^-^)

    今回の定理も難しかったけど、みんなと一緒に理解できたのでちょっとは分かったかな?
    4巻も楽しみです(*^。^*)

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    2013年02月24日
  • 数学ガール/フェルマーの最終定理

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    面白い!数学が好きな人、苦手な人、楽しく感じるけどあまり得意って訳じゃない人…どんな人でも楽しめる逸品。数字の奥深さを体感出来る。出来れば小学生の頃に出会いたかった。

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    2013年02月15日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    冬休み、予定以上に本が読めてる(^^)
    相変わらず読みやすいです。
    数学は、こうせつめいするっていうヒントをもらっています。こういう「ライトな理工学書」は大好きですね。

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    2012年12月25日
  • 数学ガール/乱択アルゴリズム

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    最終的に乱択アルゴリズムを理解するために必要な知識を学生の対話形式にてわかり易く解説しています。
    450ページくらいありますが、物語風で書かれていることもあり、思ったほどのボリュームは感じずに一通り読むことが出来ました。
    (もっとも、出てくる数式を一つ一つ自分で手書きで書き起こして検証しようと思ったら結構な時間はかかると思いますが)
    数学ガールシリーズを読んだのは始めててすが、丁寧に解説されているので文系卒の私でも概要については十分理解出来ました。
    実はもともと知りたかった内容とは別だったのですが、それを加味しても読んで面白かったと思える1冊でした。

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    2012年12月04日
  • 新版暗号技術入門 秘密の国のアリス

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    暗号について簡単に網羅している本。
    結城さんの本らしく、読者のためにわかりやすい言い換えなどが散りばめられてた。夏の短期講座で学んだ暗号の補足にぴったりでした。

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    2012年11月25日
  • 数学ガール/ガロア理論

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     シリーズ五作目。方程式が代数的に解けるための必要十分条件を見出したガロアの理論を,ガロアの第一論文に沿って見ていく。といっても本書の大部分は体の拡大とか群論といった準備に充てられている。
     理系の大学に行っても,数学をしっかりやらないとガロア理論なんてかすりもしないけど(自分がそうだった),そこにはものすごく豊かな世界が広がっているのが感じられる。数学の本質が垣間見えるというか,いろんなものがつながっていく。角の三等分と方程式の可解性にこんな関係があったとは。
     受験勉強してたころ,高校数学の範囲でも相当目から鱗で,数学って面白いと感動したものだ。でも,本当の数学ってそんなの目じゃないくらい

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    2012年10月17日
  • 数学ガール ゲーデルの不完全性定理 2

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    ミルカさんのクーデレっぷりを堪能する巻。
    じっくり考えると、書いている内容はわかる(最後のヒルベルト計画とか肝心のゲーデルの不完全性定理は端折りすぎてわからんが)のだが、本当にこれでいいのか?と疑問に思う。
    数学も高度になると国語になってくるからむずいorz
    ちゃんと理解するには原作を読むべきか。

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    2012年09月25日
  • 数学ガール フェルマーの最終定理 1

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    シリーズごとに絵師が変わっている・・・。
    今回の話で、「容疑者Xの献身」の石神のセリフの代数と見せかけて幾何の問題とか言っていたセリフを思い出した。
    大学受験対策とかで違う形で考えたら、結構解けることがあった。
    図形の問題でも、複素平面にしたら単なる計算問題になって簡単じゃんみたいな。
    なかなか懐かしい。

    今回は高校数学で習うことはまずないであろう、素数指数表現というのはなかなか面白かった。

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    2012年09月24日
  • 数学ガール 上

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    ネタバレ

    数学の話をメインに恋愛を絡ませるという無茶なストーリー。
    もともと数学が好きだったおじさん(おねえさんw)向けの作品かな。

    主人公に対して数学の問題を出す女の子と、主人公に数学を教わる後輩女子高生の三角関係。

    女の子からの問題は数列で、後輩に教えるのは方程式など。
    完全に数学とかから離れてしまった私としては、本当に懐かしい限り。

    整数aの約数のすべての和を示せという問題は、すぐにはできなかった(老いた・・・)。
    内容はともかく作画が少し残念

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    2012年09月22日
  • 数学ガール/ゲーデルの不完全性定理

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     不完全性定理の証明にリベンジ。証明はゲーデルの論文に沿っていて,結構詳しい。定理の意義も解説。「数学の限界」だとか「理性の限界」という理解は間違っていることを易しく示してくれる。
     数学の定理であるゲーデルの不完全性定理が,理性の限界など証明するわけない,ていうのはまあ当たり前だよね…。深読みしすぎ…。というか,この俗説って論理学・数学の素養のないいい加減な文系知識人がまき散らしてきたデマなんじゃなかろうかね。
     証明の骨子は次のとおり。
    1.形式的体系Pの基本記号・公理・推論規則を定める。
    2.Pの基本記号と列に数を割り当てる「ゲーデル数」を導入。
    3.原始再帰的述語を定義し,表現定

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    2012年09月10日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    久しぶりに読んだ数学の本。読むたびに好きだと実感する。
    数学ガールは、いつもそこが知りたかったんだというところに言及している。今回の途中に出てきた基底と次元の話は非常にわかりやすかった。
    こんな風に数学について話せる仲間が羨ましいなとつくづく思う。


    再読時はもっと数学の理論をしっかり追おう。

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    2012年08月06日
  • 数学ガール/フェルマーの最終定理

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    無限降下法という手法は初めて知ったかもしれません。そしてこれでフェルマーの最終定理の四次の場合が証明できるとは。最後でフェルマーの最終定理の概観が知れたのはよかったです。そして7章以前は大学でやったばかりだというのに新鮮に見えてしまう残念さよ。

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    2012年07月12日
  • 数学ガール/ガロア理論

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    読んでいて鳥肌の立つほどそそられる本でした。

    あみだくじにはじまり、角の3等分問題、作図可能性の問題、正規拡大体、正規部分群、ガロア理論、、、と非常に興味深いトピックを無理なく自然に、とてもわかりやすく記述しているのは、驚嘆に値します。

    おそらく著者自身が、これはどういうことなのか、ということを腑に落ちるまでじっくりじっくり煮詰めたからこそ、こういう本が書けるのだろうな、と思いました。「例示は理解の試金石」、確かに私もそう思います。

    本当は有限体まで言及されていることを期待していたのだけれど、(それは言及されていなかったのだけれど)、私はこの本に、迷い無く5点をあげたいと思います。

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    2012年06月26日