市川憂人のレビュー一覧

  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    綾辻先生の帯に食指が動き購入。
    総括すると、心地いいリズムで場の転換が進むため飽きが来ずに最後まで読み切れた作品であった。
    約50年ほど前のパラレルワールド的な世界。
    飛行船に技術革新が起き、全世界的に官民問わず普及した世界線。
    新型飛行船が実証実験のために飛び立ったがその後乗組員全員が他殺死体で見つかった、というもの。
    有り体に言うと密室殺人である。

    トリックの部分においては、なるほどそんな手段が…と思わされたが、もう少し臨場感が欲しいなと感じたため星4つ。
    ただ、ミステリ好きは読んで損のない一冊である。

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    2025年05月25日
  • 揺籠のアディポクル

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    クローズドサークルものではあるが、主な登場人物が2人(あと主治医と看護師もかな)という珍しいパターンの作品。なにせ人数が少ないので、いかにも怪しい人物に対して「お前がやっただろ!」と疑いを持ちながら読み進めていくことになる。しかしながら、一筋縄ではいかないところが作者の工夫であり、この作品の醍醐味であると感じた。ネタバレなしでいろいろ語ることは難しいが、本格推理というよりも切ない人間ドラマが好きな人におすすめかと思いました。

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    2025年04月21日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    読めない展開 オーディブルにて

    変わらずのキャスティングで、毎回楽しみのドラマ仕立てのナレーション
    展開が読めないストーリー
    何軸かの話が順番に展開されていく

    前作の伏線をところどころ咬ましていくファンサービスもしっかりある

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    2025年12月12日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    シリーズ第5弾

    読んでて良かった「ボーンヤードは語らない 」(忘れかけていましたが、、、)
    セリーヌ・トスチヴァンのちょっとクールな感じのキャラが好き。今後も活躍してほしい〜。
    あと「ブルーローズは眠らない」(忘れかけていましたが、、、)で登場したアイリーン・ティレットもかっこいいなぁ〜

    現金輸送車襲撃事件の応援要請を受け、マリアと漣はフェニックス市へ向かう。厳戒態勢の市内だが、応援要請の真の理由は、研究所から脱走した、20年以上前の連続殺人犯「ヴァンプドッグ」を捕まえるためだった。
    警察と軍が「ヴァンプドッグ」を追う中、市内では過去の手口を思わせる殺人が次々と起きてしまう。
    襲撃犯達は、

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    2025年03月31日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    作者のこのシリーズでは現実世界にある様々な化学的知識を利用した説明やトリックが特徴的で読んでいると自然と知識がつきそうなものだ。
    理系出身の人が読むと話がすんなりと腑に落ちるし、専門分野に近い話が出てくると没入感が一層増してくる。

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    2025年03月30日
  • ボーンヤードは語らない

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    短編はあまり好きじゃないのでちょっと積んでいたけどマリア、漣が警察官になる前のエピソードと出会いたてホヤホヤの時のエピソードが読めて感無量。2つ目の「赤鉛筆は要らない」についてはタイトル回収が美しすぎました最高。このまま1作目を再読したくなりました…

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    2025年03月25日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    物語の展開は何となく予想できつつも、それがスピーディーすぎてはらはら止まらなかった、夜中に読むもんじゃない怖い、、、時空をこえて1つのトリックに結びつく感じがたまらない!

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    2025年03月10日
  • ブルーローズは眠らない

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    タイトルの意味が最後になってわかりました。
    壮大な計画すぎていかにも小説っぽいけど、主人公たちの生い立ちを知るとなぜかもしかしたら世界中のどこかでこんなことが起こっているかもしれないという不思議なリアル感がありました。
    前作と同じく、頭文字表記の地名とマリアの短気ぶりに辟易しましたが、それよりもやはりストーリーに引き込まれるので最後の方には気にならなくなりました。
    いろんな視点で描かれているので、時間をおいて続きから読むと少し混乱しました。
    次作も読んでみたいです。

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    2025年02月22日
  • あなたも名探偵

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     6篇のミステリからなる「犯人当て小説アンソロジー」とある。購入してから気付いたのだが、6篇のうち2編は既に読んでいた。

     6人の推理作家からの読者への挑戦状とあるが、私は1編のみ犯人を当てることができた。名探偵には、ほど遠いと感じる。

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    2025年02月09日
  • あなたも名探偵

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    ずらりと並んだ作家の名前に釣られて買ったら知ってる作品ばっかりだった模様。
    知っているが故に「あなたも名探偵」というタイトルの通り読者側に問いかけてくる部分では冷めてしまったものの、読んだことない人に勧めるにはいい一冊だと思う。
    メインの話からはズレた部分の謎解きなのでそれぞれの探偵の違いや、作家ごとのクセなどを各シリーズの雰囲気と共にぜひ楽しんでいただきたい。

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    2025年02月04日
  • あなたも名探偵

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    名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
    推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
    うん、楽しい。
    東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
    麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
    市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、

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    2025年01月21日
  • あなたも名探偵

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    2025.01.19
    比較すると白井智之さん一番オーソドックスな犯人あてとして面白かった。次が同じ理由で法月さん。

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    2025年01月19日
  • ブルーローズは眠らない

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    面白かった!!
    プロトタイプとブルーローズ
    2つの事件が交互に描かれていて。
    途中で、ん??となり
    なんとなく予測しながら
    読んだものの、トリックも犯人も
    わかりませんでした笑

    当たってた部分もあるけど。
    重なりそうで重ならない
    それが最後にピタッ!!と
    重なった時、おぉー!!って。
    本読んでて、思わず
    【女かいっ!!】って
    突っ込んでしまった
    そこがわたし的には1番
    驚いたところでした笑笑

    なんか切なかったけど
    前作に引き続き
    今回も面白かった(*´ω`*)

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    2024年11月17日
  • ボーンヤードは語らない

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    マリア&蓮シリーズ4作目
    シリーズ主要キャラクターの過去にフォーカス当てた連作にちょっと近い短編集
    1作目のジェリーフィッシュ事件に繋がるまでの前日譚であり警察機構に入るまでの経緯も書かれている

    どの短編集も完成度が高く、心を抉られる流れなどから印象に残りやすい
    個人的にはレッドデビルとスケープシープがおすすめ

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    2024年11月11日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    まず、絶対に過去作を読んでからの方がいいです!
    特にシリーズ4作目『ボーンヤードは語らない』内の「レッドデビルは知らない」を読んでからだとヴィンセント・ナイセルかどういう男か分かるのでおすすめです!

    良かったところ
    ・デレクとヘスターの関係性と真実
    ・ヴィンセント・ナイセルが黒幕(ラスボス)確定?
    ・これまでのシリーズの主要キャラが総登場
    (特にアイリーンとマリアが良い友達になってるのが◎)
    ・チャプター毎に変わる緊張感

    ここが難しい!
    ・今回はDNAと狂犬病ウィルスの話
    (結構調べながら読み進めた…マリアの存在に感謝)

    このシリーズは本当に題材がいつも難しい!けど、マリアの役回りのおか

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    2024年10月25日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    物語始めからその存在感が大きすぎたヴァンプドッグ。物語序盤で名前の意味はわかるが、物語の最後までそのことが事件の根幹に関わってくる。次々と犠牲者が出てくるため、不謹慎だが読む側としてはずっとはらはらしてわくわくが止まらない。事件の思いもよらない結末と異常な殺人鬼の驚くべき真実が読者を待ち受けている。今回も完全にしてやられた。

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    2024年10月12日
  • ボーンヤードは語らない

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    シリーズ4弾目にして初の短編集
    そしてジェリーフィッシュの事件前後のお話もあったりで楽しめました
    やっぱりこのシリーズ好きだな、マリア&漣は裏切らないなって感じた1冊です

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    2024年10月09日
  • ブルーローズは眠らない

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    ジェリーフィッシュは凍らないに引き続く「マリア&漣」シリーズ第2段。
    普段はだらしないダメダメなマリアなのに事件になるとキレッキレの推理についつい引き込まれる。そんな上司とペアの日本人漣のクールな感じがまた惹かれる。
    今回もまさかの展開に驚き、切なく悲しい人生に心が押し潰されそうになるけど、
    家族愛や信頼ということを深く考えさせられる話でした。

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    2024年10月06日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ第3弾。
    高層ビルでの爆破テロと密室で起こる連続殺人。二つが同時に起こる描写がさらなる緊迫感を生んで良かった。複雑に絡み合った真相には愕然とした。

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    2024年09月25日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&漣シリーズの第五弾。今回もSFミステリーとしてたくさん驚かされた。時代設定は古いのに、現代よりも科学技術が優れていて、ついつい騙されてしまいがち。続きが気になる終わり方だった。

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    2024年09月20日