市川憂人のレビュー一覧

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ネタバレ

    もつれ星は最果ての夢を見る
    市川憂人の長編ミステリー。宇宙とA Iをテーマにした壮大な作品。話の数10%は理解出来ない(笑)くらい専門用語が飛び交う作品だが、その一方で最後まで飽きる事なく読み進める事が出来た。単純にミステリーというだけではなく、ストーリーも独特で面白い。筆者は過去にも独創的な作品を発表しているが、今作では時間も空間も超えた、相談な物語が描かれている。
    ネタバレになるかもしれないが、今作の犯人やトリックを受け入れる事が出来るかどうでこれからの僕の読者としての懐が決まる。当然、認めない事も素晴らしいし、認めたのなら更に多くの作品を許容出来る様になるだろう。(今作も"F&

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    2025年11月10日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    1作目を読んでからかなり期間を開けちゃったけれど、面白かった!やっぱりマリアと漣の凸凹コンビ大好きだ〜
    前作で良い味の出てたジョン少佐が準レギュラーキャラ?みたいな登場をしてくれてこれも嬉しい。次も出るのかな。

    お庭がないから育てられないけど定期的にブーケを買う程度にはお花が好きなので、バラの花の色についてだいぶ噛み砕いてくれた化学面での解説があってすごくわかりやすかったし興味深かった。

    物みたいに扱われて散々な日々を送っていたエリックが、ようやっと掴みかけた平穏という希望を挫かれたのも悲しいし、自分のせいでめちゃくちゃになってしまった彼の絶望たるや……。
    誰も責めてくれないのが逆につらい

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    2025年11月10日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    【研究室の異質な人間模様が生々しい本】

    球体の飛行船、ジェリーフィッシュ。

    そのジェリーフィッシュを開発した航空化学科の研究室で起きたミステリー。

    研究室のメンバー6名が雪山に遭難した中で発生した殺人事件から端をなすクローズドミステリー。

    研究室に出入りしていた少女、レベッカの死の真相が事件解決の鍵を握る。

    迷宮入りする事件を解決するために捜査に動く、警察官のマリアと蓮。空軍のジョンとともに、証拠を集めて、真犯人にたどり着く。

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    夕木春夫「方舟」に続いてクローズドミステリーを読んだ。

    化学の分野が出てきたことがとても面白く、研究室の異様性、突如現れるマドンナ的な存在

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    2025年11月08日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ第3弾。
    前作を読んでから1年以上積読してしまった(汗)
    本作も相変わらずの理系要素が満載。今回はガラス工学の分野が随所に登場する。光の透過率や反射率など、なかなかマニアックw

    物語はマリアと漣の『タワー』パートと、ガラス製造会社の関係者による『グラスバード』パートが交互に進行。
    タワーパートでは、高層ビルで発生した爆弾テロに巻き込まれる緊迫感溢れる展開。ハリウッド映画さながらのスリルに圧倒されたし、手に汗握るシーンの連続でめっちゃ惹き込まれた!
    一方グラスバードパートでは、クローズドサークルでの不可解な連続殺人が発生。一人また一人と犠牲者が…。スリリングでミステリ

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    2025年11月08日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    このシリーズほんと好き

    最後まで全然訳がわからなかったけど妹なのはびっくりした。
    兄デレクはなんで自分がやったって思い込んでたんだ?せん妄?

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    2025年11月01日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&蓮シリーズ、第5弾。
    強盗犯と脱獄犯の二つの事件が並行に進んでいき、結末がどうなるかのドキドキ感が最高、と読み進めていたら、まさかの展開にひっくり返されました。
    この壮大な物語は素晴らしかったです。
    この世界観に浸っていると、荒唐無稽な特殊設定も気にならない感じで、ただただ楽しめました。
    このシリーズの読後感は、いつも何とも言えない気持ちになりますね。
    マリアのハイスクール時代のキャラクターも登場してファンにはたまらない展開でした。

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    2025年11月01日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    ネタバレ

    トリックはとても緻密で、張り巡らされた伏線も重箱の隅までギッチリ詰まっています。トリックは、フェアだけどその一方で叙述トリックのような要素もあって面白いです。

    ただ、ウィリアムがバラバラ死体の顔をサイモンだと認識できずにエドワードと誤認したところだけ納得できませんでした。が、極限状態ならそういうこともあるかと思っておくことにします。

    作者さんはめちゃくちゃ頭良いんだろうなと思います。書くのにどのくらいかかったんだろう…

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    2025年10月13日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    架空の空挺「ジェリーフィッシュ」内で起きた密室大量殺人事件を解き明かす、近代の「そして誰もいなくなった」
    意識して読んだつもりだったけど方法は最後まで分からなかった
    真犯人は当てられた
    現場目線と探偵目線両方あるのにやはり騙される

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    2025年10月12日
  • グラスバードは還らない

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    このシリーズ、大好きです!ミステリーを読む時の、驚きと疾走感と寝不足を味わいたくなったら、選んで間違いなし!期待を裏切らないシリーズかと思います。最後、絶対絶対絶対、プロローグに戻ってくるはずです。ぐふふふふ。

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    2025年10月03日
  • 灰かぶりの夕海

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    ネタバレ

    こんな形の叙述トリックがあるとは…。
    改めて読者に勝手に想像で補わせるのが上手いと思った。
    20年後、30年後の読者には何を言ってるのかわからないかもしれない。
    作中でも言及されていた通り将来あの出来事がどのように人々の記憶に残っているかで変わるのだろう。
    内容的にはミステリというよりラブストーリーかな?と思ったが、色々現実離れした狂った感じは本格ミステリらしさもあり、結構気に入った。

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    2025年09月28日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ第3弾

    不動産王ヒューが所有するタワーが爆破テロに見舞われる「タワー編」、最上階の迷宮にて起きる殺人事件「グラスバード編」とが交互に描かれる。

    事件が複雑で入り組んでて難解だったー
    そもそも「誰もいなく」なりすぎだろ(褒め言葉)
    誰を疑っていいのか分からないまま最終章に突入してた( ˙-˙ )

    マリアのピンチに駆けつけるジョンにときめきました˙ᴥ˙

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    2025年09月16日
  • 東大に名探偵はいない

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    東大出身の小説家6人によるアンソロジー。
    どれも短編でサクサク読めちゃうライトミステリー。
    どうやら、東大ならではのエピソードを盛り込んでくれって依頼されて書いたんだろう内容です。
    面白い。
    新川帆立さんのふざけ具合も楽しいし、
    伊与原新さんの地震予知の話も興味深く読めた。
    その2人以外は初読み作家さんでしたが、
    どれも良かった。
    特にラストの浅野皓生さんの弁護士から医者になった人の話は二転三転していて考えさせられた。

    アンソロジーは新しい作家さんとの出会いがあって良いですね〜

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    2025年09月14日
  • 灰かぶりの夕海

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    まるで地震を体現したかのような小説。

    序盤から小さな違和感が何度も積み重なる。写実的なのに、時代背景や風景の描写は乏しく、どこか不安定。度々唐突に現れる粗さが前震のように揺さぶる。そして終盤、本震が訪れるかのように積み上げられた違和感が全く別の意味を帯びる瞬間は衝撃的だった。映像化は不可能なように思えた。

    登場人物の内面はあまり深掘りされず、犯人の動機すら表層を掬うように描かれる。それは他者に視線を向ける余裕のない世界を映す意図的な表現のように思えた。

    そこに死者さえ「数」として情報や記録に残され、現実にいつ訪れてもおかしくないディストピアを感じた。けれどそんな中でも人は誰しも誰かの記憶

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    2025年09月06日
  • 灰かぶりの夕海

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    本格ミステリ×少しの不思議×愛
    この3つを感じる作品でした。
    冒頭から感じる違和感が、物語が進むにつれ増えていく。「こういうものなのか…?」と思いながら読み進めて、ひとつずつ違和感が増えていく。

    なんとまぁそういうことだったのか!
    昨今の自分の経験が、この物語に至ってはフィルターになっていた。それはもう分厚い瓶底のメガネくらいに。

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    2025年08月31日
  • ブルーローズは眠らない

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    両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、〈ジェリーフィッシュ〉事件後、閑職に回されたマリアと漣は、不可能と言われた青いバラを同時期に作出した、テニエル博士とクリーヴランド牧師を捜査することになる。ところが両者への面談後、バラの蔓が壁と窓を覆い、施錠された密室状態の温室から、切断された首が見つかり……。

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    2025年08月30日
  • あなたも名探偵

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    謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、問題編の文章を読んで、真相に辿り着けるででしょうか。謎を解く愉しみが満喫できる犯人当て小説アンソロジー。六人の推理作家からの挑戦状!

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    2025年08月27日
  • グラスバードは還らない

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    格好良いんです、文章もストーリーも。
    なんだか海外のミステリーを翻訳したような感覚(決して登場人物が外国人だからではないです)というか、、

    何というか、、なら星5つにすればというか、、


    後半の解説的な解き明かしで、毎シリーズぶっ飛んでいて、え?! になるのですが、このシリーズはじっくり読めて良い。過去のシリーズの話もちょいちょい出てくるので順番に読む事をお勧めします(誰)

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    2025年08月22日
  • 東大に名探偵はいない

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    伊与原新さんの作品が掲載されているとのことで拝読。

    なんだかんだ学歴社会の世の中において、東大という看板はやはり魅力的ですね。

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    2025年08月13日
  • ブルーローズは眠らない

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    まさに和製アガサクリスティ。(登場人物が外国人だからでは無いです)

    緻密なトリックと過去のサブストーリー。

    登場人物が覚え辛い(登場人物が外国人だからでは無いです)

    ちょいと今回は無理があり過ぎな展開だったようにも感じましたが、、

    よく、こんな入り組んだ話を思いつくなという感嘆と細かなシチュエーションに含まれた隠された真実の露呈は1作目のジェリーフィッシュから変わらずに感じられ、アメリカ人ぽく唸りました。(登場人物が外国人だからでは無いです)

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    2025年07月10日
  • あなたも名探偵

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    どれも面白かった。
    東川さんの『アリバイのある容疑者たち』は、論理関係に若干納得のいかない部分(被害者が電車を降りた時刻)があった。

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    2025年07月03日