市川憂人のレビュー一覧
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隔離された無菌病棟にいた少年少女二人のうち、少女が死んでいた事件のお話
以下、公式のあらすじ
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孤立した無菌病棟に、少年と少女。
翌朝、一人だけになった。
☆☆☆
『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
甘く切ない青春の痛みをまとった
本格ミステリ
☆☆☆
無菌病棟、通称《クレイドル》。
タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。
不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。
コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。
二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか -
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ネタバレシリーズ第3弾
〈タワー〉と〈グラスバード〉の章が交互に書かれている。一つは爆弾によるビルの爆破事件。もう一つはグラスバードや不思議なガラスの部屋での殺人事件。
どのように話が交わってくるのだろうと思っていたら、マリアが爆破の炎と煙に追われ、非常階段から最上階に逃れるために重く閉ざされた扉を叩くと反対側から誰かの声と扉の隙間から徐々に血溜まりが広がり、、、あっ繋がった!!扉を挟んでどちらも大変!!
ただし、真相はそんなもんじゃないほど、二転三転するのだけど。
ラストは少し切なく感じました。
それと、マリアの危機にあらわれたジョンに、おぉーー!ってなった。 -
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ネタバレ◯◯は××ないシリーズ5作目です。
一作目から読んでいますが、過去作の登場人物たちも出てくるので、すごく懐かしくなったり、もう一度過去作を読み直したくなったり…
今回も最後まで息をつかせぬ展開といいますか、話が二転三転していくので、どうなってしまうの?と思いながら一気読みしました。
途中、なんとなくこの人が怪しいのでは…と思うところもあるけれど、どうしてもトリックなどが思い浮かばない!結末で、そういうことか…!してやられたり…!毎回この驚きをくださる、作品シリーズです。
ただ、今回は力技というか、よく読んでいれば確かに伏線でそう語られているのですが、なんか「そういう設定」にしてしまえばなんで -
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ジェリーフィッシュ、ブルーローズに続く3作目で、本作でもマリアと蓮が登場する。これまでもガラスに纏わる内容だったので、今回はそのまんまの題名だろう。でも「還らない」というのは題名からは予想できないが・・・。ブルーローズのアイリーン、軍人のジョンも登場するので、それも読む楽しみである。したがって、順に読むべきである。
10年前に遡り爆破事件が起こる場面から始まる。
おそらくこれが重要な意味を持つのだろう。
インタールードも重要である。
マリアと漣は、希少動植物密売ルートの捜査で浮かんできた不動産王ヒューを調べ始める。ヒューの住まいはサンドフォードタワー最上階の邸宅で、秘蔵のグラスバードや希少 -
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ネタバレ短編集を先に読むべき。
セリーヌいいなって思ってたので、本編に出てきて嬉しい。
人が多くて(というか殺される人が多くて)よく分からないので、メモしながら読んでみた。今回は中と外の時間のズレはなくって、うーん?と思ってたのと、かなり早い段階で、たぶん犯人この人だろうなーと分かるんだけど、どうやって?っていうのが見えてこない。
のが最後にわかるんだけど、そんなに上手くいくのかなあ…と思ったり。
ウィルスとは、ワクチンとはそもそもなんなのか、なんとなーく分かってありがたい。
読んだすぐ後に、日本の狂犬病ワクチン接種率が下がってるっていうニュースを聞いた。ダメ、ぜったい…
最後に出てきた彼と、次