市川憂人のレビュー一覧

  • ボーンヤードは語らない

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    やはりこのシリーズを好きなんだなと実感する。漣、そして、マリアの過去の事件、そして二人が初めてパートナーを組んだ事件などが語られる短編集。ナレーションも素晴らしい。

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    2024年09月08日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    科学ミステリーをメインに扱う推理小説シリーズ
    今回はオカルトチックなテイストを含ませつつ、密室殺人も並行して繰り広げられる豪華なラインナップ。
    特殊設定推理小説に分類分けされると思いますが、現実離れしておらず骨太な話筋でスラスラ読めます。
    シリーズものですが一冊で完結しているのもありがたいです。

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    2024年09月08日
  • ボーンヤードは語らない

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    ⭐︎4.7

     マリアと漣の最初の事件。必読の価値あり、短編集なので、ある意味どこから読んでも面白い。
     若き日のマリアと漣の事件への向き合い方や、なぜ警察官になったか。割とストレートに聞きたい質問の答えがここにある。
     また長編を楽しみにしている。

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    2024年08月02日
  • ボーンヤードは語らない

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    シリーズ第4弾 4篇の短編集

    ジョン、漣、マリア、それぞれの過去の事件とマリアと漣がバディとなった最初の事件。

    それぞれの事件には、自分達の力ではどうすることもできないことがあり、何が最善であったのかと悩んでしまう。後悔を抱きながら、それでも自分の信じる道を行く姿はかっこよかった。
    特に漣の事件は、読んだ後にタイトルに戻ると、ため息をついてしまう。
    このバディが、ジェリーフィッシュの事件に携わっていくと思うと胸が熱くなります。

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    2024年07月29日
  • 揺籠のアディポクル

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    隔離された無菌病棟にいた少年少女二人のうち、少女が死んでいた事件のお話

    以下、公式のあらすじ
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    孤立した無菌病棟に、少年と少女。
    翌朝、一人だけになった。

    ☆☆☆

    『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による
    甘く切ない青春の痛みをまとった
    本格ミステリ

    ☆☆☆
    無菌病棟、通称《クレイドル》。
    タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。

    不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。
    コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。

    二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか

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    2024年07月16日
  • ボーンヤードは語らない

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    ジェリー・フィッシュのシリーズに登場するマリアと漣の短編集。空軍大佐ジョンが登場するジェリー・フィッシュのころの事件、マリアと漣それぞれの若き日の一篇。マリアと漣が出会ったときの事件、と今に続く作品群の土台となってくるような作品集で、このパラレルワールドな世界での二人のことにますます親近感がわく一冊。

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    2024年07月08日
  • ボーンヤードは語らない

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    不可解を通り越して支離滅裂とも思える状況を、細かい伏線を丁寧に拾って鮮やかに解き明かすタイプの作が並ぶ。ミステリとしての完成度は巻頭の表題作のみ微妙だが、他は問題なく高い。シリーズの愛読者としては、長編ではいろんな意味で超然としているようにも見えるマリアと蓮の人間味(?)がうかがえるところが興味深いでしょうか。

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    2024年07月02日
  • ボーンヤードは語らない

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    ジェリーフィッシュからマリアと漣の大ファンで、待望の文庫化だったのですぐに買って一気読み。
    短編集だからボリュームとしてはちょっと物足りないんだけど、でもすごく面白かった。時代背景とか人種問題的な部分で全体的に暗い感じが漂ってて、少し苦しくなる部分もあるけど、だからこそマリアと漣のブレない感じが安心感があってすごくよかった。
    正直、叙述トリックは後出し感がちょっとあるなぁとか思ったけど、読み応えがあって楽しめた。

    今すぐジェリーフィッシュを読み直そうと思います。

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    2024年06月25日
  • グラスバードは還らない

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    マリアと漣のコンビが最高。
    漣視点の語り口が多く新鮮な感じがした。
    映像化不可能作品になるのか。事件編は終始違和感があり、「おそらくこうだよな」という感触はありつつも、実態が掴めぬまま、謎解明パートへ。そういう事だったか。面白い!

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    2024年06月16日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア&漣シリーズの第2弾。
    理系ミステリーらしく最初は難解な記号なども出てきた。
    この世界では存在しないとされていた青いバラを同時期に実現させた博士と牧師を起点に物語が進んでいく。

    最初読み進めると話しの内容になんだか違和感がありそのトリックに翻弄されつつ

    後半になるにつれてどんどんとその違和感が紐解かれていく。

    読後感は少し切ない。

    マリア&漣シリーズの続編も読みたいと思った。

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    2024年06月12日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    蓮とマリアのコンビ大好き。あんまり海外舞台のミステリは読まないけど、このシリーズは読みやすい!

    現金輸送車襲撃事件と、同時期に起きた連続殺人鬼「ヴァンプドッグ」の脱走事件。そして次々と吸血鬼に襲われたかの連続殺人事件。
    真相がかなり複雑だったので、理解するのに結構時間かかったけど、面白かったです。
    前回出てきた登場人物が再登場するのも嬉しい。

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    2024年05月22日
  • グラスバードは還らない

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    シリーズ三作目
    前に作でもそうだったが、現実とは少し違う発展をしている科学がうまく使われている

    他の人の感想でもあったが(ヒントはあったが)グラスバードは少しずるいと思った

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    2024年05月12日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    絶対に「ボーンヤードは語らない」を再読してから読むべき!!!
    シリーズ再読してから読み始めたからより楽しめた。
    どんどん愛着のあるキャラクターが増えていく。今回のテーマは吸血鬼&狂犬病。
    過去作品より創作性の高い科学ミステリーだから若干世界観についていけないところはあったけど面白かった。シリーズの軸も見えてきたし、次作が楽しみ!

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    2024年05月04日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    シリーズ第3弾

    〈タワー〉と〈グラスバード〉の章が交互に書かれている。一つは爆弾によるビルの爆破事件。もう一つはグラスバードや不思議なガラスの部屋での殺人事件。
    どのように話が交わってくるのだろうと思っていたら、マリアが爆破の炎と煙に追われ、非常階段から最上階に逃れるために重く閉ざされた扉を叩くと反対側から誰かの声と扉の隙間から徐々に血溜まりが広がり、、、あっ繋がった!!扉を挟んでどちらも大変!!
    ただし、真相はそんなもんじゃないほど、二転三転するのだけど。
    ラストは少し切なく感じました。

    それと、マリアの危機にあらわれたジョンに、おぉーー!ってなった。

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    2024年04月24日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    シリーズ過去作の登場人物が出てくるがよく覚えておらず残念だったが主人公二人は相変わらずキレの良いやり取りで楽しく読めた。やはり小説は本作のようにキャラクタの書き分けがはっきりしていたほうがストレスなく読めると感じた。ストーリー展開には翻弄されました。エピローグが若干長めかなと思ったが不可解な状況もスッキリ。

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    2024年04月15日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&蓮がタッグを組んで事件を解決するおなじみのシリーズ。このシリーズはサクッと読める感じが好きです。心地よいような二人の掛け合いとは裏腹に進む非情な殺人がジェットコースターのよう。練られた推理がいつも通り面白いです。前作までの(だいぶ忘れちゃってたけど)キャラクターが再登場するのも個人的には好きですね。

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    2024年04月10日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    1970年、春
    レッドデビルは知らない

    1970年代前半〜1983年2月
    赤鉛筆は要らない

    1982年8月〜1983年2月
    スケープシープは笑わない

    1983年2月
    ジェリーフィッシュは凍らない

    1983年5月
    ボーンヤードは語らない

    1983年11月
    ブルーローズは眠らない

    1984年1月
    グラスバードは還らない

    1984年2月
    ヴァンプドッグは叫ばない

    198?年?月
    ○○は☓☓ない

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    2024年04月10日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    ◯◯は××ないシリーズ5作目です。
    一作目から読んでいますが、過去作の登場人物たちも出てくるので、すごく懐かしくなったり、もう一度過去作を読み直したくなったり…

    今回も最後まで息をつかせぬ展開といいますか、話が二転三転していくので、どうなってしまうの?と思いながら一気読みしました。
    途中、なんとなくこの人が怪しいのでは…と思うところもあるけれど、どうしてもトリックなどが思い浮かばない!結末で、そういうことか…!してやられたり…!毎回この驚きをくださる、作品シリーズです。
    ただ、今回は力技というか、よく読んでいれば確かに伏線でそう語られているのですが、なんか「そういう設定」にしてしまえばなんで

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    2024年03月06日
  • グラスバードは還らない

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    ジェリーフィッシュ、ブルーローズに続く3作目で、本作でもマリアと蓮が登場する。これまでもガラスに纏わる内容だったので、今回はそのまんまの題名だろう。でも「還らない」というのは題名からは予想できないが・・・。ブルーローズのアイリーン、軍人のジョンも登場するので、それも読む楽しみである。したがって、順に読むべきである。

    10年前に遡り爆破事件が起こる場面から始まる。
    おそらくこれが重要な意味を持つのだろう。
    インタールードも重要である。

    マリアと漣は、希少動植物密売ルートの捜査で浮かんできた不動産王ヒューを調べ始める。ヒューの住まいはサンドフォードタワー最上階の邸宅で、秘蔵のグラスバードや希少

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    2024年03月05日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    短編集を先に読むべき。
    セリーヌいいなって思ってたので、本編に出てきて嬉しい。

    人が多くて(というか殺される人が多くて)よく分からないので、メモしながら読んでみた。今回は中と外の時間のズレはなくって、うーん?と思ってたのと、かなり早い段階で、たぶん犯人この人だろうなーと分かるんだけど、どうやって?っていうのが見えてこない。
    のが最後にわかるんだけど、そんなに上手くいくのかなあ…と思ったり。

    ウィルスとは、ワクチンとはそもそもなんなのか、なんとなーく分かってありがたい。
    読んだすぐ後に、日本の狂犬病ワクチン接種率が下がってるっていうニュースを聞いた。ダメ、ぜったい…

    最後に出てきた彼と、次

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    2024年02月21日