市川憂人のレビュー一覧
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ネタバレガラスの透過の話が出たところで迷彩布のトリックは察した。でもそれだけで終わらないのが「らないシリーズ」の凄いところ。グラスバードは本当に鳥なのか?一回は頭を過ったとは思う。でもそれだけでまんまと騙されてしまった。口惜しいなぁ。犯行現場とビルが別の場所では?という問いも立てられた。でも死体の数の問題が出てくる。色々推察できながらもグラスバードの正体に辿り着かなければ解明できない、ここがこの話の凄いところ。「らないシリーズ」はトリックに「ズレ」を用いる。ここまで大胆にネタバレしつおいて尚面白いのは市川さんの凄さだろうと思う。「らないシリーズ」はバッドエンドが多い。次に待つ謎は一体何だろう。
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冒頭まではありきたりな警察ミステリーだと思っていた。登場人物も癖がありそうだが、これまでの筆者の作品よりは薄味かなと感じており、一章、ニ章とトリックや事件自体は興味深いものだったが、僕自身の脳細胞を刺激する様子ではなかったんだ。気になっていたのは、モノローグや章の合間の挿話が特殊で、どの様に本筋と絡んでくるのかという事だった。
しかし、市川憂人は単純な警察ミステリーではおわらなかった。
ミステリー好きだと、少なからず物語の行く先を邪推してしまい、結末を知ったときがっかりしてしまう事も多いが、今作では僕が邪推した流れをいとも簡単に、嘲笑うかの様に超えていき、全く予想だにしていない結末へと物 -
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初読みの作家さん。超SF設定で繰り広げられるミステリー。2090年くらいが舞台で、太陽系のあちこちにコロニーがある。何光年も離れた宇宙空間で開催される開発コンペがあり、宇宙船関連の技術を扱う会社が参戦し、コロニーの利権をめぐってある星の開拓課題に取り組む。
しかし、初っ端から、コンペ参加者が次々と不可解な死を遂げるという展開に。殺されている。一体誰に?!コンペ参加者の日本人技術者、零司と相棒のAIディセンバーの視点で物語は展開していく。1人ずつ殺されていくコンペ参加者。途中で現れるコンペ参加者ではない乱入者。誰が敵で誰が味方か?!
途中で出てくるAIや量子学や物理学の説明についていくのでい -
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ネタバレとある事情で生き別れてしまった千真と夕海。失意の千真が海岸線をバイクで走っていると記憶を失くした夕海とそっくりの子が倒れていた。
最初の章は千真と夕海の宅配業を手伝いながらぎこちない関係が甘酸っぱい。次の章で目張りした千真の恩師の家で亡き妻にそっくりな女性が刺殺されており、恩師も近くの海岸で撲殺されていた。密室殺人の解明の前に今回の舞台設定が分かってオイオイ。なかなか激しい設定ですね!南海トラフと富士山噴火が合わせて起きた設定で来るとはね。千真の家の状況が水しか出なかったり恩師の家での事件もむむむと思ってたら火山灰で埋め尽くされてたり土石流でやられてたりだったとは。
恩師の亡き妻が実は生きてて -
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ネタバレ重病におかされたコトハとタケルは無菌病棟に入れられて闘病している。柳医師と若林看護師は感染症に罹らないように防護服で問診する。2日以上問診が空く場合もナースコールで会話する様にしている。
突然嵐が病棟を襲い無菌病棟と一般病棟を繋ぐ通路がタンクが落下して崩壊し、無菌病棟は孤立。孤立した無菌病棟でコトハが胸をメスで刺されて死亡。隔離された病棟にはタケルしかいないハズだが犯人は誰だ。
最初は2人のラブストーリー要素でうーんと思っていたが、タケルが来る前の病棟の様子やアディポクルの真実とかが明らかになってからが面白い。色々と繋がっていって記憶が48時間しか持たない真実が伏線のように伏せられてるのがキー