市川憂人のレビュー一覧

  • ボーンヤードは語らない

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    ネタバレ

     マリア&漣シリーズ初の短編集でジョンの視点で語られる事件、マリアと漣がそれぞれの学生時代に起こった事件、マリアと漣がバディを組んだ初めての事件など全部で4つの短編が収録されており、彼らが事件を通じて得たほろ苦く残酷な経験から正反対の二人がバディを組むようになるまでが分かるようになっており、シリーズのファンとして大満足だった。また『ジェリーフィッシュは凍らない』からシリーズを再読したくなった。

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    2024年06月27日
  • ボーンヤードは語らない

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    一番好きなシリーズでしたが、正直「短編集かぁ」と思っていました。

    ですが、読んでみると今までの主要キャラの過去や人柄に迫れるストーリーばかりで物凄い没入感でした。

    「ボーンヤードは語らない」
    米軍基地で起きた事故を、ジョン視点で描かれ、マリアと漣による捜査依頼を経て解決へ向かう。ジョンにも米兵を目指す上で苦い過去があり、それらを想起させる事件。

    「レッドデビルは知らない」
    マリアが警察官を目指すきっかけとなる事件。友人を死なせてしまったことへの後悔が深く描かれ、前作迄のマリアの刑事として事件へと向かう姿勢の背景が深く見受けられる。叙述トリックもあり、本作で1番の力作だと感じられる。

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    2024年06月21日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    以下超ネタバレ





    いやーおもろかったなあ。
    弁護士のヴィクターが犯人なのは予想通りだったけど、パメラが共犯とか、硝子鳥が人間とかは見破れなかった。
    確かに序盤からエルヤのことを「彼女」と描写するから、「なんで雌だとわかるの?」と思いながら読んでいた。
    硝子鳥の説明が明らかに鳥を連想させたから、実は人間でしたなんてのは「そんなのアリかよ」と思ったけれども、最後まで読んだ結果、伏線を色々と考慮すると確かにミスリードだと納得できたかな。

    いやーブルーローズも面白いけど、グラスバードも負けてないなぁ。最後の金髪エルヤの描写も美しいし。エルヤはいずれ別の作品で再登場するなこれ。

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    2024年06月14日
  • ブルーローズは眠らない

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    掛け値なしの面白さ!
    読後感は良い!

    温かな気持ちに包まれる。

    5時間で読めたことになる。

    一言で言えば、

    壮大な〇〇〇ということだろう。

    でもこれを言ったら、ネタバレになるし、面白さが半減してしまう。

    できれば前情報なしで読んで欲しいなぁ。

    全くね、最後の1/3?1/4?まで、全くミスリードさせられまくり。

    クローンとかそういう話?とか思ってしまった。

    前作より一層切れ味冴え渡る!

    そんなトリックだったなぁ。

    あぁ面白かった♪

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    2024年05月11日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    先ずブルーローズっていう題材がいいよね。
    これもどっちかっていうと映像化出来ないんじゃないかな。理系チックなところと世界観が綺麗で好きなんだよなぁ。
    あと叙述トリックはほんと飽きない。

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    2024年04月11日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&蓮シリーズ3作目
    読み始め100ページ程度、話の展開がよくわからず登場人物も頭に入りにくかった。展開がスローペースに感じたが、事件が起こり始めてからは急展開でハラハラドキドキとした展開が楽しめた。最終的には冒頭部分が全て繋がり、読み終えてからもう一度読みたくなった。
    グラスバードの正体には自分は気づけなかったのがやられたという気持ちになった。しっかり考えれば気付けてもいい難易度である。次回の市川先生の作品で謎に気づけるようリベンジしたい。

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    2023年11月28日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。今回のも物語に惹き込まれてあっという間に読み終わりました。

    グラスバードの事が分かった時や犯行の行われた場所が分かった時など、今回も色々と驚きました。

    3作ともラストが切ないですね…

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    2023年11月04日
  • 断罪のネバーモア

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     冒頭まではありきたりな警察ミステリーだと思っていた。登場人物も癖がありそうだが、これまでの筆者の作品よりは薄味かなと感じており、一章、ニ章とトリックや事件自体は興味深いものだったが、僕自身の脳細胞を刺激する様子ではなかったんだ。気になっていたのは、モノローグや章の合間の挿話が特殊で、どの様に本筋と絡んでくるのかという事だった。
     しかし、市川憂人は単純な警察ミステリーではおわらなかった。
     ミステリー好きだと、少なからず物語の行く先を邪推してしまい、結末を知ったときがっかりしてしまう事も多いが、今作では僕が邪推した流れをいとも簡単に、嘲笑うかの様に超えていき、全く予想だにしていない結末へと物

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    2023年05月13日
  • 断罪のネバーモア

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    民営化された架空の警察組織を舞台に繰り広げられる物語。読み進めるうちにどんどん引き込まれて行きました。仕事の合間に読み進めていましたが、危うく泣きそうになって焦りました…。
    面白かった!

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    2022年08月01日
  • 断罪のネバーモア

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    大どんでん返しがあると聞いていたが、そういうことか。
    警察は新人といえどミスをすると1人の人生を狂わしてしまう可能性があるのが辛いところ。
    脇役も相棒も含めて、みんないいキャラしてたので続編希望。もちろんその際はあの殺人鬼も再登場願いたい。

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    2022年07月18日
  • 断罪のネバーモア

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    腐敗しきった警察組織を一新するために民営化された警察を舞台に交通課から異動となった藪内唯歩と、バディを組む仲城流次の活躍を描くミステリ×警察小説。
    ただの警察ものと思いきや、作者の企みにやられるのはもちろんで、とにかく先を読み進めたくなる。大いなる敵に対して二人の連携が最高にかっこいい。三つの事件と、最後のタイトルが断罪…。相沢沙呼の『medium』や米澤穂信の『黒牢城』といったように構成の妙が冴え渡る一冊だった。
    本ではシリーズ化、メディアミックスで映像化もできそうだ。

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    2022年06月30日
  • 断罪のネバーモア

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    プロローグから始まって、中盤まで、何がどこで、どうやってつながっていくのだろう、という謎だらけで、途中で読み止めることができないくらい集中させてくれる。そして、謎として引っかかっていたことが、気持ちよく解き明かされていく。終盤の怒濤の展開は圧巻。非常に面白かった!

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    2022年05月20日
  • 断罪のネバーモア

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    前半の退屈は罠だった?ラストで叩き込まれる、怒涛の連続デンプシーロール。

    2015年に起きた未解決の連続殺人事件と、2022年に相次ぐ各種事件。交わることのない2つの時間軸が並行して進んでいくサスペンスミステリです。

    序盤から中盤にかけては、事件解決のテンポやノリがどこかイマイチで「あれ、ちょっと期待外れかな…?」と首を傾げたくなる展開が続きます。しかし、終盤に入った瞬間に一変。これまでまったく交わる気配のなかった2つの軸が強烈に噛み合い、怒涛の「デンプシーロール」のごとき怒涛の畳みかけが押し寄せてきます。前半からの反動がすごいっ

    ただし、冷めやらぬ興奮の裏でどうしても頭をよぎるのが、「

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    2026年08月28日
  • 呪詛遊戯

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    呪詛遊戯
    市川憂人の長編ミステリー。
    筆者はクローズドサークルの動機づけがうまく、一辺倒になりがちなクローズドサークルの世界観を巧みに設定する。今作では生まれながらに「太陽神」から与えられた「呪詛」を持たない人、持つ人の区別がある世界で、呪詛持ちは貧しく悲惨な生活を余儀なくされ、「呪詛無し」は中央にて裕福な暮らしをしている。「呪詛」は目が見えない、耳が聞こえない、味がしないなど、現代でもイメージできるものから、現代でも理解し難い様なものまで様々である。
    これらの呪詛がクローズドサークルで閉じ込められた人達のなかで巡っていくという想像し難い設定になっており、大定義の密室の中で定時間ごとに「呪詛」

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    2026年08月24日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    タイトル意味不なSF系ミステリで敬遠していたものの、約3年を経て読む機会が訪れました

    開発メンバー6人全員他殺確定で、犯人はどこへ?

    「十角館の殺人」を想起させる展開でハラハラドキドキの読書体験でした

    まさかのトリックであり、思いつかなかったと同時に、記憶に残ること間違いなしです!

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    2026年08月16日
  • ボーンヤードは語らない

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    ジョン、好き。笑

    前からいいな、このキャラ好きだなって思っていたけど、今回の短編でますます好きに。
    市川先生、ありがとうございます!←テンション上がりすぎw

    最後の2編は人種差別がテーマ。

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    2026年08月15日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    SF世界観でのミステリー小説。乗組員6名の飛空挺が墜落。残骸から6名の他殺体が発見されたという事件。事件当時と捜査パートが今後に展開されることで、ミステリーとしてもサスペンスとしても楽しめる。

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    2026年08月06日
  • ブルーローズは眠らない

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    ネタバレ

    やっぱり市川さんの文章って好きだなあ、と実感。

    悲哀の復讐劇。

    唐突に挟まれたように見えたエピソードで、
    私には珍しく、犯人が分かってしまった稀少な1冊ともいえる。いい意味で。

    エリックの行方も検討がついていたから、きっとものすごく相性のいいミステリーだったんだと思う。
    そういうのって単純に嬉しい。

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    2026年08月04日
  • ブルーローズは眠らない

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    久々に気持ちのいい騙され方をした!

    読んでる最中に"騙されてるかも"って思ってしまった時点で衝撃度が激減してしまうから、予想もしていない一撃は本当に気持ちがいいです。
    話の終着点もなかなか見えてこなくて、割と警戒していたつもりだったのに、完全に上をいかれた。

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    2026年07月30日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    吸血鬼になってしまったデレクは13歳にして血を求めて連続殺人鬼として6人を殺害。研究所に幽閉されている。ある日デレクは20年の歳月を経て研究所から脱出。フェニックス市では吸血鬼ウィルスDウィルスに感染した死体が多数発見される。また、強盗殺人事件を起こしたセオドリックを主犯とするグループは逃走中の隠れ家で謎の人物による仲間の殺害を受ける。一人一人と殺されていく中で犯人はだれなのか。
    Dウィルスにより吸血鬼化した人たちを殺すor死ぬことに関する設定がミソ。Dウィルスを熟知した犯人による犯行であるためにアリバイもくそもない。上手いこと設定をまとめてるのもさすがといえる。

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    2026年07月26日