市川憂人のレビュー一覧

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    量子力学等のSF的な説明は難しくて自分の頭では理解しきれなかった。驚からされる真相でとても面白かった

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    2026年03月31日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    SFの壮大な規模を使った本格ということもあり、かなり人を選ぶと思うが、ダイナミックな特殊設定大好きの自分にはとても楽しめた。

    真相編が若干わかりにくく感じ、なかなかスッキリと読み進めれない部分もあったが、SFの壮大感とダイナミックなトリックは唯一無二で楽しめたため、星5です

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    2026年02月28日
  • グラスバードは還らない

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    希少動植物の密売捜査中、爆破事件に巻き込まれる2人の捜査官。その裏で迷宮のような空間で起きる連続殺人。過去の事件と交わるとき、静かで切ない真実が浮かび上がるミステリ。

    最後まで目が離せず、言葉を失うほどの悲しさがあるシリーズ3作目

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    2026年02月10日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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     <マリア&漣>シリーズで知られる作者によるSFミステリ。量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星でも同時通信が可能になった時代。ただし、超光速航法は実現していない時代が舞台となる。

     5名の参加者による宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの夜河零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競争相手のピエールが何者かに殺されているのを発見する。他のコンペ参加者に事態打開のため協力を求めるが拒否されてしまう。そしてコンペの運営本部との通信も途絶してしまい、零司とディセンバーは孤立状態になる。そこにまた他のコンペ参加者の殺人事件起こる。さらにコンペ参加者以外の人物も現れて謎は深まる…

     ミステリとしても、SFとしても非常に面白い。AIの存在、亜光速航行によるウラシマ効果を上手く使っている。そして、いつものように叙述トリックもある。さらに「AI」について説明するくだりは、この分野に詳しくない読者にとっては有難いだろう。しかし、この部分は読者向けのものだと思われた。他にも説明のためのような箇所があり、私は冗長だと感じた(SFファンには不要部分)。カテゴリをSFではなくミステリに区分したのは、そのためである。

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    2026年02月08日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    〇〇が実は△△だったと言われてもピンとこなかったが、否応なく納得させられた。「何となくわかった」と思ってからの二転三転。これがこのシリーズの面白さだろう。
    それにしても、パソコンやスマホはミステリにとって(基本的には)邪魔だよなあ、と思った今日このごろでした。

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    2026年01月10日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ネタバレ

     近未来の宇宙開発コンペで起きた連続殺人、エンジニアとAIのバディ、正体不明の侵入者など太陽系という膨大なスケールで繰り広げられるSF×本格ミステリーで、謎解きや犯人当ては勿論興奮したが、それ以上に世界の根幹を揺るがすどんでん返しに度肝を抜かれた。事前情報無しで読むべき作品。

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    2026年01月03日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ネタバレ

    ジャンルはSF>>ミステリ、
    感情あり、嘘もつける強いAI「ディセンバー」
    が本当に強すぎる。
    舞台設定と登場人物の把握が難しくて
    最初は時間がかかったけど、ラストに向けて
    たたみかけてくる感じが面白かったし、
    「犯人との対決」という展開もアクションゲームの
    ボス戦みたいで胸熱でした。
    読みづらかったプロローグも最後まで読み切った
    後に読むと大変エモい。
    新年一発目大当たりでした!

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    2026年01月03日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    量子論やAIなど専門用語が多くて難解だと感じましたが、そんなものか程度に読み進めても、物語に必要な事はしっかりと解説してあるので、面白く読めました。著者独特の感傷的な読後感なのも非常に良かったです

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    2025年12月13日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    autumn522akiさんの本棚から

    おお!遂に市川憂人さん本領発揮か!という一冊
    良かったわ〜
    こいつを読み逃さなくて

    やっぱ秋さん本棚頼りになるわ〜w
    ひまわりめろんの本棚なんかチェックしてる場合じゃないのよ実際

    という訳でね
    「量子力学」ですよ
    SFに振り切ってきたんかな?とちょっと思ったんですが、何のことはない市川憂人さんお得意の特殊設定ミステリーでした

    だがしかーし!
    そこの特殊設定のところが、めちゃくちゃガチンコでハードSF陣営も真っ青
    ハードSF陣営の概要知らんけど

    めちゃくちゃ勉強したんでしょうな
    それにもう地頭のレベルがちゃうんやろな
    さすが東大工学部出身

    それにしても最近「量子力学」絡みの小説を立て続けに読んだな
    流行ってるのかな?
    どれも面白かった

    そして「量子力学」もちょっと勉強せな!と思いました
    今後、面白いミステリーを読むためには「量子力学」の知識が必須となる時代がすぐそこまで来ているのです!

    ってそんなわけないやろ!( ゚д゚ )クワッ!!

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    2025年12月09日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    マリア&漣とは違うと知り期待半分で読み始め早速プロローグでつまづいた。同じ箇所を3回読んで理解してこの先大丈夫かと心配したが加速度的に面白くなって一気読みした。
    なぜか懐かしく思ったのはソノラマ文庫を読んだときのワクワク感がしたから。SF小説でもありでもやはり秀逸な推理小説だった。
    これはぜひアニメ化して欲しい。音声のついた3人のやり取りを見てみたい。

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    2025年12月01日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る

    ■あらすじ
    量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。

    宇宙開発のプログラマーである夜河零司と宇宙船制御AIのディセンバーは、宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年も離れた惑星に近づいていた。夜河が惑星に着陸すると、コンペ参加者のメンバーが、銃殺されているのを発見する…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 SF要素特盛ミステリーですね、量子論、AI、宇宙開発をふんだんに盛り込んだ作品です。

    ミステリーが2割、SF(しかも結構ハード)が8割って感じですね。SF好きな人、理系な人、AIエンジニアあたりは絶対に読み逃せませんよ!

    まず推したいポイントは量子論ですね、例の「シュレーディンガーの猫」ってやつですよ。これを応用した量子テレポーテーション通信ができている前提の物語になっていて、夢の宇宙開発が実現できている。

    小難しい理屈もリアリティを増してくれて、わくわくが止まんないですよね。まぁ正直ぜんぶを理解できてはいないですが、市川先生がこの作品を書き切ってやるぞっていう意気込みを感じましたね。

    またAIについても興味深いんですよ。最近のSF、ミステリー、その他どんなエンタメ作品でも、AIと会話するってのは良くありますよね。本作でも主人公の夜河をはじめ人間たちは「宇宙船制御AI」なるものと会話をしながら物語も進行していくのですが既存作品とは、念の入れようが違います。

    なんつっても、このAIとの会話がすげーおもろいのよ。仲悪いわけでも仲良いわけでもなく、お互いのことがよくわかっている関係性なんです。例えば漫才師の相方とか、社長と秘書とか、長年連れ添った夫婦とか、そんな感じで間柄に深みがあるんですよね~

    さらにAIといっても全てが同じではないってのも凝ってる。理屈や説明がしっかりしてるから読み応えがあるし、最近はAIを使うのなんて当たり前の時代になってきたから、ふむふむと興味津々で読んじゃうんですよね。

    そしてストーリーの魅力も十二分にあります。銃殺された死体を発見、その後新しいキャラクターが登場しつつ、事件が複雑化していきます。そして中盤あたりから危機感がさらに10倍くらいになるってのもエグイ。

    もちろんミステリーとしても唸りましたね~、犯人、動機…というか価値観なのか。他にも大技やSF的なアプローチの驚きもしっかりある。そしてロジックの精度を高さが凄いし、そもそもやろうとしているころが好き。

    もともと市川先生は理系ミステリー寄りだよねって思ってましたが、まさしく真骨頂ですね。本格ミステリー作家がSF領域で本領発揮するとこうなるという良い例ですね、力作でした。

    ■ぜっさん推しポイント
    大抵はこういった幻想的なSF作品は、未来や別世界の話と感じることが多い。しかし本作はやたら身近に感じるんです… やはり量子コンピュータやAIってのが、私たちの手の届く範囲に近づきつつあるんでしょうね。

    特に近年、AIの発展はめざましく、将来的に人間の仕事が減ってしまうとも言われてますよね~。本作を読んでるとそんな恐怖に苛まれるんですが、同時に共存していく楽しさ、希望みたいなのも感じられました。

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    2025年11月29日
  • 灰かぶりの夕海

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    面白かったです!一気読みしました。
    隣にずっと謎がいる感じ。最初こそ、何が関係あるんだろ?と思うことが多かったのですが、読み進めていくうちに前半にあった何気ないことがどんどん深みを帯びて重たくのしかかってくる感じが凄かったです。

    ラスト、どっちが本当かわからない感じに終わるのではなく、ひとつの確固たる答えを出してるところが私は好感持てました。

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    2025年09月07日
  • 灰かぶりの夕海

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     亡き恋人と瓜二つの顔と声の少女、遭遇した不可解な密室殺人事件の被害者もある人物と瓜二つという謎が謎を呼ぶ本格ミステリーで、どこか冷めた部分がある主人公が少女との邂逅で変化していく描写が印象的で、一方で読み手を翻弄するかのようなトリックに度肝を抜かれた。

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    2025年09月03日
  • 灰かぶりの夕海

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     何を説明してもネタバレに繋がる重要な事実を開示してしまいそうで、何を言っていいか不安になってしまう作品があります。本書もまさにそんな作品のひとつ。だからこの作品に関しては特に、これ以降の私の拙い感想などは読まずに、本書を読んで欲しい、と思っています。

     倒れている少女がいた。行き先も分からないらしい少女は一年前にこの世を去った恋人と瓜二つで、名前も同じ『夕海』だった。こんな偶然が本当にあるのだろうか。

     隙間に非日常が入り込んできたようなどこか不安定に進んでいく物語はやがて、その不安定さがなければ成り立たなかった物語に変わっていきます。伏せられていた事実が明らかになった時、思わず「すごい!」と唸ってしまう、強烈な感動が待っています。ラストで明らかになる『彼女』の起こした行動については賛否別れるところかもしれませんが、私は切ない余韻に目頭が熱くなってしまいました。

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    2025年08月28日
  • グラスバードは還らない

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    シリーズ3作目。
    今作も文句なしに面白かった。
    切ない哀しい物語なんだけど、このシリーズは一気読みが間違いなし。

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    2025年08月12日
  • ブルーローズは眠らない

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    シリーズ2作目。
    今作は青いバラをテーマにした作品。
    捜査パートと当事者パートが交互に進む展開は前作同様にめちゃくちゃ面白かった。
    このシリーズ大好きです。

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    2025年08月09日
  • あなたも名探偵

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    『伯林あげぱんの謎』は既読だったけれど、他は初読みでどれも楽しめた。

    前はアンソロジーって好みでない作品が必ずあったけれど、最近は本当におもしろい作品つめこみました!ってものが増えて嬉しい。

    ちなみに、どの作品も謎を解くことができなかった。
    それでも自分なりに推理して読むのはいいね。

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    2025年06月26日
  • ブルーローズは眠らない

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    「ジェリーフィッシュは凍らない」からの二作目
    マリアと漣の掛け合いが相変わらず楽しい。

    物語は
    ・エリック視点のストーリー
    ・マリア&漣の捜査パート
    が交錯しながら描かれていく。
    中盤あたりで(日記の登場)違和感は感じるものの二つがどう繋がるのか全然分からず|ω・*)

    謎解きは難しくて全然でした。
    本格ミステリの進化版みたい

    犯行の動機が切ない…
    読後の余韻が残る良い物語でした。

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    2025年06月10日
  • グラスバードは還らない

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    ストーリーのテンポ感が良くて読みやすく、最後まで失速せず、好みだった。シリーズで一番好きかも。ボーンヤード、ヴァンプドッグも楽しみ。ジェリーフィッシュ、ブルーローズも再読したい。

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    2025年06月08日
  • あなたも名探偵

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    タイトルや帯の通り、問題編の情報で犯人が分かるようになっているところがすごい!

    そのトリックもどれもよく出来ていて、考えるのがとっても楽しかったです。

    そしてトリックに注力させるために動機はシンプルなのがまた良い…!
    動機すらちゃんと教えてくれない作品もあるくらいで、そこも推理してみろよ、と言われている気分でゾクゾクしました。

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    2025年05月30日