市川憂人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ装画の美しさに惹かれて手に取った一冊。
平野美穂さんによる油彩が、すでに物語の余韻となります。
魅力的なプロローグで、ミステリアスで淡くロマンティックな世界に引き込む世界観。
そこから、どうもわかりにくさを感じる——叙情性の叙述。
もしや、あのトリックなのだろうか? 今回は流されずに読もうと、慎重に。
市川さんは、きっと頭の良い方なのだと思う。
それぞれの記憶を辿るように、時間が少しずつ遡っていく。
そして、あそこまで大きな仕掛けを用意しているとは思わなかった。
灰をかぶっていたのは夕海だけではなく、
物語そのものが灰をかぶる不安と静けさの中でラストになる。
一方で、女性たちの会話には -
Posted by ブクログ
ネタバレツイ廃の人は読むべし、森友学園を始めとする安倍総理への左翼側の批判とその批判を批判する保守(ネトウヨ)のやり取りがページの枚数を貪っているw
政治・社会運動の盛り上がりを事件のエネルギーにして不可思議な物語のエンジンを廻している、主人公の凛と大輝は、パヨクと反政府vs.ネトウヨ外国人排斥のそれぞれの団体に所属していていて二人とも目が覚めると二つの密室の中で別々の死体を発見した、SNSフォロワーの「ちりめん」を探偵に各人話しながら事件の真相を探る
「民主主義って何?」「正義って人によって違うよね?」とツイ廃以外には興味なさそうなテーマを燃料に、不可思議設定が合理的に事件簿となるかアクロバティック -
Posted by ブクログ
期待しすぎたかな… 1980年代アメリカ、「ジェリーフィッシュ」という新しい飛行船をモチーフに取り込んだ推理小説。
冒頭から1番犯人として怪しそうな人が。「まさかこの人が犯人なわけ…」と思っていたら終盤であっさり犯人と確定します。ただ、小説自体「犯人探し」よりは「どういうトリックだったのか」に重きを置かれているのかな?と思ったのでそれに関してはこんなものなのかなぁと。ただ肝心のトリックも綿密に練られた計画、というよりは行き当たりばったり感、偶然の産物感もあり少し物足りない感じがありました。
ストーリーの流れとしてもアメリカを舞台とする必要性とか、明らかに私怨と思しきモノローグを挟みながら、ロシ