市川憂人のレビュー一覧

  • ブルーローズは眠らない

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    シリーズ第二弾は密室もの。
    前作がとても斬新だっただけに期待が大きかったのですが、自分としてはトリックは良かったものの全体的に文章が何となく読みにくく、作品世界にのめり込むことが出来なかった。

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    2024年12月23日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    なんだかんだ読み続けているシリーズ。
    序盤でなんとなく予想はできるけれど、スピーディーな展開は一気読みしてしまう。
    このシリーズの犯人はいつもどこか悲しい感じで、だからこそ犯人予測しやすい笑

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    2024年12月22日
  • 揺籠のアディポクル

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    感染症は罹患した状態だと人に会えないというのが、最も辛いのではないかと直近のコロナでも感じました。
    コノハが幸せであることを願います。

    「印刷された本みたいに一文字も変わらない思い出なんて、私たち人間は、絶対に持つことができないの」

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    2024年12月01日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    マリア&漣シリーズ5作目。
    20年前の連続殺人犯「ヴァンプドッグ」が拘束されていた研究所から脱走し、過去の手口と同様の連続殺人が起こる。時を同じくして現金輸送車襲撃事件が起こり、逃走した犯人5人が隠れ家として潜伏した館でも同様の手口で殺人事件が起こる。厳戒態勢が敷かれた市内と閉ざされた館、すべての犯行は脱走したヴァンプドッグの仕業なのか。2つの事件の被害者たちのミッシングリンクは…?
    マリア&漣が挑む最大の難事件。

    上下二段になっていてかなりのボリュームだったけど先が気になってどんどん読めた。相変わらずマリアと漣のやりとりが楽しい。館での殺人はミステリの王道展開でワクワクしてしまった。最後ま

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    2024年10月20日
  • 断罪のネバーモア

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    ドラマ化しやすそうな、気持ち良く展開していく話だった。初めの印象的な手紙がどう関係してくるのかがずっと謎で、最後までドキドキしながら読めた。

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    2024年09月15日
  • 断罪のネバーモア

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    前半は話のつながりがいまひとつ分からず、ただ単に事件を解決しているのかと思ったら後半から一気に面白くなった

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    2024年08月05日
  • グラスバードは還らない

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    マリア&漣シリーズ3作目。
    やはり面白い


    今回は緊迫した状況が続く中どう切り抜けるのかどのような展開になるのか
    とても楽しめた。

    前回のジェリーフィッシュとブルーローズの話も少し出てきた。

    マリアと漣以外のキャラクターにも愛着がわいてきた。

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    2024年07月21日
  • ボーンヤードは語らない

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    シリーズものだけど前作までのストーリーをすっかり忘れているので短編集でよかった。読んでいくうちにあーこういうキャラだったわと思い出した。海外翻訳ものじゃないけど海外がテーマのミステリーって、このシリーズ以外に読んだことがないから、すこし新鮮な気持ちで読み始めた。
    一番好きだったのはマリアの過去編。こういう後味が悪い話が一番心に残る。おおっと思ったのは漣の過去編。タイトルが秀逸。
    ただね、これは個人的な好みの話なんだけど、セリフで改行が入るのがどうしても読みにくい!気が散る!それを踏まえての☆3つ。

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    2024年07月16日
  • ボーンヤードは語らない

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    漣とマリアの過去を描いた作品です。
    読むまで短編集と知りませんでしたが、
    それぞれ満足感のある短編でした。
    個人的には後味は良くありませんが、
    『レッドデビルは知らない』が好きです。

    「どうしてこいつは-なぜ彼女は-警察官になったのか?」

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    2024年07月14日
  • 揺籠のアディポクル

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    ネタバレ

    タケルとコノハだけが入院する無菌病棟、通称《クレイドル》。
    ある日、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、二人は外界から隔絶される。不安を抱えながら日付を越した深夜、コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。
    二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を殺したのは誰なのか?


    『ジェリーフィッシュは凍らない』などのマリア&漣シリーズで有名な市川さんのクローズドサークルミステリです。

    無菌病棟で過ごす二人きりの患者であるタケルとコノハ。嵐で孤立した病棟で、コノハが殺される。ウイルスすら入り込めない密室のはずなのに、凶器など持ち込めないはずなのに、彼女を殺したのは誰なのか、タケルが推理

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    2024年07月06日
  • ブルーローズは眠らない

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    科学用語多めのミステリー
    その科学技術が謎に迫る鍵となるのは面白い構成。クローズドサークル的な設定も◎!
    何より、マリアと漣のコンビが私は好き。

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    2024年06月16日
  • グラスバードは還らない

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    グラスバードの仕掛けは面白かった。
    ちゃんとわかりやすい伏線もあったのに見逃してしまった。

    ただ全体的にはちょっとご都合主義だったかも。

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    2024年06月13日
  • 揺籠のアディポクル

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    市川憂人さん初読み『揺籠のアディポクル』の概要と感想になります。

    概要です。
    八部屋の病室を備えた最新鋭の無菌病棟は通称「クレイドル」と呼ばれ、タケルは一号室でコノハは九号室で投薬治療を受けている。初対面から人見知りを発揮するコノハであったが、ある事態から生き抜くためにタケルとコノハは身を寄せ合っていく。次第にコノハを意識するタケルであったが、無惨にも二人で助かる道は閉ざされた。

    感想です。
    市川憂人さんはデビュー作『ジェリーフィッシュは凍らない』から始まるシリーズが有名ですが、なぜか私は書店に並んだ本作を手に取っていました。初読み作家さんの作風を一冊だけで語るものではありませんが「気にな

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    2024年06月01日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア&漣シリーズ第2弾。
    前作のジェリーフィッシュ同様、理系要素がまぁまぁ登場する。今回は特に遺伝子工学の分野。序盤に青バラ誕生のくだりで、この辺の説明がワンサカ出てくるが、当然門外漢なのでなかなか理解が及ばず…物語の展開にも波に乗れず…という感じだったけど、中盤のマリア,漣視点とエリック視点の違和感や、アイリスの日記の内容が出た辺りから面白くなって一気読み!

    それにしても犯行に至る背景を知ると切なすぎる。
    何とか平和な人生を送る方に舵を切れなかったかなぁ…と考えてしまう。
    本来送れたであろう幸せな家族の日常を思うと、やっぱり切ない。

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    2024年04月27日
  • ブルーローズは眠らない

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    マリア・漣シリーズ2作目。
    ジェリーフィッシュに負けず劣らずのクオリティの高いトリック。すごい!

    ジェリーフィッシュもそうでしたが、2つのストーリーが謎が多すぎるまま同時並行で進むのが本当にワクワクして最高です。楽しい。
    ナチュラルに化学式出てきたの笑いました。
    理系ミステリ最高です。もっと理系理系しちゃってください(ハート)

    叙述トリックにまんまと騙されてしまったな~
    楽しかったです。次もはやく読みたい!

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    2024年04月22日
  • 断罪のネバーモア

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    警察の一部事業がが民営化された後の世界。IISCのようなものが今後出てこないとも限らないけど、結局中身は変わらないのかもと思ってしまうね…
    唯歩の周りの人たちがみんないい人なのが救い。
    あと、最後の展開は結構怒涛でした。面白かった!

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    2024年04月03日
  • 断罪のネバーモア

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    地位が上がれば上がるほど、人は「下」の景色が見えなくなっていくものです。
    頭を押さえつける者が減り、権力が増すにつれ、自らの言動が組織の論理そのものになり、不合理や不平等に鈍感になっていく。

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    2024年04月02日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ネタバレ

    過去作に出てきた登場人物のオンパレード。特に、前作の短編のマリアの過去と根深い。寧ろ、マリアの過去ありきで、記憶があやふやな私には不完全燃焼。

    今回は内容量に対してやや説明くさく、冗長。
    次作への布石としてのモリアーティ的なライバル(金に物言わせるだけの下衆で足元にも及ばないが…)登場といったところか。だが、恣意的に起こす犯罪はアンフェアで、今作以降、これは純粋な犯罪ではなく、プロモーションされた犯罪ではと素直に事件と動機を楽しめなくなるではないかと懸念。
    実際に今回は犯人の小物感が半端なく残念。
    さらに閉ざされた街、閉ざされた館のダブルでビッグなクローズドサークル設定なのに、吸血鬼(どちら

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    2024年03月28日
  • グラスバードは還らない

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    ネタバレ

    事件が始まるまでスロースタートでしたが、閉じ込められてからはグイグイ読めた。
    布状の屈折率制御ガラスなんて便利な物が発明されているのはフェアなのか否か。
    硝子鳥という世間から存在していない様に扱われているものと掛けたのかも知れない。
    ラストのやるせなさは好き。

    ジェリーフィッシュやブルーローズが出てきて、3部作で畳む予定だったのかもと思ったが、シリーズが続いているのは嬉しい。

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    2023年12月23日
  • 断罪のネバーモア

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    08月-13。3.0点。
    警察が不祥事のため民営化に。IT企業を退職し、刑事になった主人公、検挙率向上をうるさく言う上司の下で捜査に当たり。。

    主人公の抱えてるものが、小出し過ぎて感情移入が出来づらかった。ストーリーとしてはまあまあヒネっていて面白いと思った。

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    2023年08月25日