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特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。/解説=千街晶之
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Posted by ブクログ
できるなら、一気読みしたかった(^_^;)
市川憂人さん著の『ジェリーフィッシュは凍らない』は、アガサ・クリスティ代表作『そして誰もいなくなった』のオマージュと帯で謳われていたようですが、解説にもあるように『十角館の殺人』でしたね(^_^;)
概要ですが、ある研究開発チームがテスト飛行中に行方不明となり、数日後に他殺体として発見された事件から、女性警部のマリアと刑事の九条漣(レン)が事件の違和感を紐解いていく。
といったマリア&漣のペアで解決する流れになっています。ただ、冒頭に表現した『十角館の殺人』のように、二人は事件を「事後」に向き合っているため、「最中」と「事後」、そして「過去」の三つの時系列を追いかけるスタイルで、読者に様々なつながりを見せていきます。
で、衝撃的などんでん返しを読者に突きつける場面が来るのですが、数日かけてチマチマ読み進めていた私は「あれ?誰だっけか?」とフー・アー・ユー状態。大変申し訳ございません。
エピローグまでいって、ようやく状況を振り返れたので満足でしたが、記憶が薄まったら一気読みしようと思いました!
(と書いたことも忘れてしまうのだろうな…)
Posted by ブクログ
こんな極上なミステリがあるなんて。
まさに21世紀の『そして誰もいなくなった』です。
舞台は1983年のU国A州。
架空の技術開発により小型飛行船「ジェリーフィッシュ」が発展を遂げているある種パラレルの世界。
本書は飛行船内というクローズドサークルを舞台に連続殺人が描かれる過去のパート、刑事が捜査を進めていく現在パート及び犯人の独白という3つのパートにより構成されています。
物語のテンポ、刑事コンビの小気味の良い会話、登場人物の意外性、奇想天外なトリック、魅力がいっぱい。
読後の余韻も爽やかで、登場人物の想いが感じられるタイトルもgoodです。
Posted by ブクログ
いやー、最初から最後まで面白かった!!
事件章と推理章の二部構成で、ストーリーが進んでいく。じわじわ交わっていく感じが堪らなく興奮した。
これがデビュー作か。
さすが鮎川哲也賞受賞作ですね。
架空の飛行艇ジェリーフィッシュという乗り物1つで、こうも話が広げられるのかと感動すら覚えました。
個人的に科学要素は苦手な部分もあるけれど、主人公のマリア&漣という警察コンビが上手い具合にストーリーに絡ませて説明してくれるので苦になりませんでした。
犯人もトリックもミステリ読んでればそんなに難しくないです。でもそれ以上にストーリーが面白いので、全然無問題!!
早くも続編が気になって、読み始めました。
暁星とか、十角館の殺人、とか、私はこの手の構成が好きなのかもしれない。
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