市川憂人のレビュー一覧

  • グラスバードは還らない

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    あ~、なるほどって思った箇所がある。どうなんだろう・・・。三作の中では一番わかりやすいのかな・・・。

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    2023年06月18日
  • 断罪のネバーモア

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    小品ながら綺麗にまとまっている。マリア&漣シリーズのような強いバディ感が本作にも活かされている(ただし、バディ感は少々弱めで新人刑事の成長に焦点が当てられているが)。
    この刑事の成長物語としても推理小説としても本作はなかなかの出来栄えで楽しめる。

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    2023年04月23日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    ネタ自体は面白い。
    警察の民営化ってこんなもんかな。主人公以外キャラ弱い。もっと強くていい。警察の体制ってこんなもんなのかな

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    2023年03月22日
  • 断罪のネバーモア

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    警察が民営化された世界。

    ダメでしょー笑 こんな事件ほんとにあったら何を信じれば良いんですかね?
    真面目に働いている人が不憫でならない…

    テンポ感はよく、読みやすいと思います。
    続編あっても面白いかも。

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    2023年03月19日
  • 断罪のネバーモア

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    民営化された警察を舞台に、ブラック企業から転職した新米刑事・唯歩が、殺人事件を捜査していく。前半は、話がどこに向かって進んでいくのかわからなかったが、中盤を過ぎて一気読み!前半の伏線を、しっかり回収。
    続編出ないかなぁ~。

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    2022年12月28日
  • 断罪のネバーモア

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    ほんわか小説の次に読んだら難しいと感じてしまいました。ウォーミングアップが必要だった。
    現実からちょっとだけズラしたパラレルワールドでの語りはさすが、なんだけど。
    気力も体力も時間もしっかり確保出来る時に読むべきだった。

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    2022年10月10日
  • 断罪のネバーモア

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    描写と設定はめちゃくちゃ細かいのに、登場人物たちのコミュニケーションに関しては全体的に言葉足らずでずっと不穏でネガティヴな空気だったので私にはちょっと疲れた。読ませる力もエンタメ力も好きだし、フェアなミステリではある、んだろうけど。アリス&漣もだけど、細やかな真相の割に大仰な環境設定と回りくどい展開の印象なんだよなあ。叙述の仕掛けは毎回好きなんだけども、今回はあんまりピンと来なかった。警察を民営化したって設定もいまいち活きてない気がする…。

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    2022年10月07日
  • 断罪のネバーモア

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    現実世界とはちょっとずれている世界をベースにした警察小説×本格ミステリ。よくある警察小説の展開に絡めて、起こった事件がきっちりと本格ミステリ的になっていてすごい。本格ミステリの趣向はフェアであることが挙げられると思う。その意味でフェア(考えれば読者も解ける)でありながら、かつ警察小説の空気を纏っているためどちらも読めているようにお得感がある。ラストは「池井戸作品?」と思い読んでいて笑ってしまった。市川さんは初読みであったが個人的には文章の書き方や点のふりなどがあまり合わず他の作品を読むかは熟考する。

    警察小説好きだからか、展開はよめてしまったのだがその過程に本格ミステリが入り込んでいるため入

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    2022年09月29日
  • 断罪のネバーモア

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    度重なる不祥事から警察が民営化した世界。ブラックIT企業から転職した新米刑事の唯歩は、同僚から孤立していると感じながらも粘り強く事件に取り組み解決していくが・・
    それまでの個々の事件が終盤に一気に収束してゆく流れが爽快。真犯人の真意がいまいちわからないが、面白かった。

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    2022年09月23日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    最後あたりからどーっと追い上げて面白くなっていった。
    1つ目は女子大生マンションの自室で殺害事件
    2つ目はIT企業の代表がUSB目的で殺され
    3つ目は烏丸警視と偶然であった民宿での殺人。
    これらすべてが用意されたストーリーであり、黒幕にたどり着く。
    面白いけど唯歩ちゃんのネガティブぶりがちょっとだるかった。最終章の周りの人の感じだと、めっちゃ被害妄想。

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    2022年09月09日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/第一話 宴の後/第二話 真夜中の略奪者/第三話 ストーム・クロウ/第四話 断罪/エピローグ
    警察が民営化された世界での謀略もの。サイコパスの真犯人は捕まるが、後を引きそう。でもこういうのは苦手だなあ。気持ち悪くて。

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    2022年08月28日
  • 断罪のネバーモア

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    ❇︎
    ジェリーフィッシュは凍らない
    ブルーローズは眠らない
    グラスバードは還らない
    ボーンヤードは語らない

    ここで嵌った市川優人さんの新作

    結末が気になり、一気読み。
    惑わされましたが、そこもまた良かった。

    表紙の絵も素敵です。

    ーーーー
    警察が民営化された社会が舞台。

    同僚の足を引っ張っていると悩みながら、
    刑事課で必死に職務取り組む籔内唯歩(ゆいほ)。

    先輩兼監督役の仲城からの指導もなく、
    仕事が遅い唯歩は検挙数が増えず、
    署長からも散々嫌味を言われていた。

    そんな中で殺人事件が発生するが、
    捜査は瞬く間に行き詰まってしまう。

    唯歩の閃きがきっかけで捜査は思わぬ方向に
    進展

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    2022年07月08日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    政治、思想、監禁、密室という要素が見事に融合していてとても面白かったです。一見バラバラの行動などが話が進むにつれて繋がっていく展開に夢中になりつつも、多数決に関する解釈などは考えさせられる部分がありました。

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    2022年06月01日
  • 断罪のネバーモア

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    ネタバレ

    前半の準備運動からの後半の疾走感がとても良かった。
    ただ些末ながら序盤の「腐女子」はグッズ厨の「アニオタ」で良かったのではないかと思う。擬態腐女子や2次元に興味ない腐女子を多く知る身としては、ずっと「りんご」でいいのに「果物」とされて「果物にしては赤くない」みたいなこと書かれても「赤くないりんごもあるし、なんなら果物ならたくさん色ありますけど」と自ら水を差すことを思わないといけないのが少し悲しかった。

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    2022年05月09日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ――


     ソリッド・シチュエーション・スリラーと云えばやっぱりSAWとかキューブとかが代表格なんだろうけど、なんとなくああいう誂えられた? 状況よりも不意にそうなってしまった、って格好の、ALONEとか127時間みたいな「あちゃーまじか」から始まる作品たちの方が好み。それは設定上ももちろんなんだけれど、その置かれた状況が日常的にあり得る、あるいはもしかしたら自分にも起こり得るんじゃないか、ってところが怖いんだろうな。その点フォーン・ブースなんかも惹かれる。

     と、いった好み的にこの、なんというか作り込まれたシチュエーション=すべてトリックのために、みたいな舞台設定にはちょっと、ハマりきらな

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    2022年04月05日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    死体のある密室に取り残された男女。密室物に加えて、政治思想の異なる2人のやり取りがかなり重かった…(いい意味で)。多数決に関する考察はかなり考えさせられる。

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    2022年03月11日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    目覚めると、そこは地下室っぽいところであり、両手首は頭上で縛られていた凛。目の前には、顔を焼かれている死体がある。この状況に戸惑うばかりで、今までの記憶を辿る。また、死体の先には、見覚えのある男がいた。凛とその男は、共に政治に対するデモや運動をしており、二人は両極端の活動をしていた。死体は誰なのか?犯人は誰なのか?
    今に至るまでの記憶を辿りながら、解決へと導いていく。


    密室、監禁といったホラー映画「ソウ」を彷彿させるような状況に、さらに謎の死体があるという予測不能な状況にどう転がっていくのか?色んな疑問を持ちながら、ハラハラする展開で楽しめました。

    凛と男・大輝の視点で、交互に進行してい

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    2022年03月08日
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

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    政治と密室。どんな内容になるのか。
    といっても政治を行う側ではなく、政党批判や外国人の排他的な運動をする側が主要な登場人物なので、難しい内容ではなかったです。政権のグレーなテーマも今のリアルな事柄をベースになっているようです。もりかけとかね。
    ただ、自分にとっては身近なテーマではないので読むペースが遅かったかな。
    密室殺人の謎を解く印象は『アディポクル』に似てるかな、と思いました。
    マリア&蓮シリーズも良いですが、この作家さんの世界観が好きなので次回作も楽しみです。
    この作品で今の所の市川憂人全制覇!

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    2022年02月06日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    そして誰もいなくなったへの挑戦という帯の触れ込みで購入。
    なるほど、確かによく考えられたミステリーだ。

    ジェリーフィッシュという真空気囊飛行船内で起きた殺人事件。
    そのジェリーフィッシュ内の時間軸と、
    事件後の捜査する主人公たちの現在の時間軸とが交互に展開していく。
    なるほど、これもまたよく出来た構成である。

    正直、目新しさという点では薄いものだが、
    それを補う展開と構成力で充分に楽しめる一作。

    今後が楽しみな作家との出会いである。

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    2025年11月26日