市川憂人のレビュー一覧

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    量子論やAIなど専門用語が多くて難解だと感じましたが、そんなものか程度に読み進めても、物語に必要な事はしっかりと解説してあるので、面白く読めました。著者独特の感傷的な読後感なのも非常に良かったです

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    2025年12月13日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    autumn522akiさんの本棚から

    おお!遂に市川憂人さん本領発揮か!という一冊
    良かったわ〜
    こいつを読み逃さなくて

    やっぱ秋さん本棚頼りになるわ〜w
    ひまわりめろんの本棚なんかチェックしてる場合じゃないのよ実際

    という訳でね
    「量子力学」ですよ
    SFに振り切ってきたんかな?とちょっと思ったんですが、何のことはない市川憂人さんお得意の特殊設定ミステリーでした

    だがしかーし!
    そこの特殊設定のところが、めちゃくちゃガチンコでハードSF陣営も真っ青
    ハードSF陣営の概要知らんけど

    めちゃくちゃ勉強したんでしょうな
    それにもう地頭のレベルがちゃうんやろな
    さすが東大工学部出身

    それ

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    2025年12月09日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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     刑事ドラマのように読める小説でした。展開がワンピースカットのように頭にするする入り、キャラがそれぞれがたっており、世界観も大好きでした。犯人のみかなり早い段階で分かりましたがトリックなどは最後まで分かりませんでした。終わり方も本当に映像が綺麗に頭の中で再生される感じでした。

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    2025年12月05日
  • ヴァンプドッグは叫ばない

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    ・あり得なさそうであり得そうな設定だった。
    ・無駄な描写がなく、読みやすい。
    ・展開が早いので飽きない。

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    2025年12月03日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    マリア&漣とは違うと知り期待半分で読み始め早速プロローグでつまづいた。同じ箇所を3回読んで理解してこの先大丈夫かと心配したが加速度的に面白くなって一気読みした。
    なぜか懐かしく思ったのはソノラマ文庫を読んだときのワクワク感がしたから。SF小説でもありでもやはり秀逸な推理小説だった。
    これはぜひアニメ化して欲しい。音声のついた3人のやり取りを見てみたい。

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    2025年12月01日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る

    ■あらすじ
    量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。

    宇宙開発のプログラマーである夜河零司と宇宙船制御AIのディセンバーは、宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年も離れた惑星に近づいていた。夜河が惑星に着陸すると、コンペ参加者のメンバーが、銃殺されているのを発見する…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 SF要素特盛ミステリーですね、量子論、AI、宇宙開発をふんだんに盛り込んだ作品です。

    ミステリ

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    2025年11月29日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    これがデビュー作とは、本当に驚くべき事実だと思う。
    その位のボリュームと内容の面白さがあった。
    巻末の解説にもあったが、まさに現代の「そして誰もいなくなった」または「十角館の殺人」といった完成度。

    まずは登場人物の多さやその関係性に無駄がなく、キャラクターも癖が強すぎないので起きている事件に集中出来るのがよかった。
    また、現実とのパラレルワールドのような舞台設定や巧妙に張られた伏線とその回収の鮮やかさもお見事だった。
    ただ、文字が通常より小さめなのと、専門用語が多用されているため、眼精疲労と睡魔との戦いも多かった。

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    2025年09月19日
  • 灰かぶりの夕海

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    面白かったです!一気読みしました。
    隣にずっと謎がいる感じ。最初こそ、何が関係あるんだろ?と思うことが多かったのですが、読み進めていくうちに前半にあった何気ないことがどんどん深みを帯びて重たくのしかかってくる感じが凄かったです。

    ラスト、どっちが本当かわからない感じに終わるのではなく、ひとつの確固たる答えを出してるところが私は好感持てました。

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    2025年09月07日
  • 灰かぶりの夕海

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     亡き恋人と瓜二つの顔と声の少女、遭遇した不可解な密室殺人事件の被害者もある人物と瓜二つという謎が謎を呼ぶ本格ミステリーで、どこか冷めた部分がある主人公が少女との邂逅で変化していく描写が印象的で、一方で読み手を翻弄するかのようなトリックに度肝を抜かれた。

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    2025年09月03日
  • 灰かぶりの夕海

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     何を説明してもネタバレに繋がる重要な事実を開示してしまいそうで、何を言っていいか不安になってしまう作品があります。本書もまさにそんな作品のひとつ。だからこの作品に関しては特に、これ以降の私の拙い感想などは読まずに、本書を読んで欲しい、と思っています。

     倒れている少女がいた。行き先も分からないらしい少女は一年前にこの世を去った恋人と瓜二つで、名前も同じ『夕海』だった。こんな偶然が本当にあるのだろうか。

     隙間に非日常が入り込んできたようなどこか不安定に進んでいく物語はやがて、その不安定さがなければ成り立たなかった物語に変わっていきます。伏せられていた事実が明らかになった時、思わず「すごい

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    2025年08月28日
  • グラスバードは還らない

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    シリーズ3作目。
    今作も文句なしに面白かった。
    切ない哀しい物語なんだけど、このシリーズは一気読みが間違いなし。

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    2025年08月12日
  • ブルーローズは眠らない

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    シリーズ2作目。
    今作は青いバラをテーマにした作品。
    捜査パートと当事者パートが交互に進む展開は前作同様にめちゃくちゃ面白かった。
    このシリーズ大好きです。

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    2025年08月09日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    語りの雰囲気もよく、面白く読めた。
    もっと良く考えていればトリックに気がつけただろうか。悔しさが残るちょうど良さがあった。

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    2025年08月06日
  • あなたも名探偵

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    『伯林あげぱんの謎』は既読だったけれど、他は初読みでどれも楽しめた。

    前はアンソロジーって好みでない作品が必ずあったけれど、最近は本当におもしろい作品つめこみました!ってものが増えて嬉しい。

    ちなみに、どの作品も謎を解くことができなかった。
    それでも自分なりに推理して読むのはいいね。

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    2025年06月26日
  • ブルーローズは眠らない

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    「ジェリーフィッシュは凍らない」からの二作目
    マリアと漣の掛け合いが相変わらず楽しい。

    物語は
    ・エリック視点のストーリー
    ・マリア&漣の捜査パート
    が交錯しながら描かれていく。
    中盤あたりで(日記の登場)違和感は感じるものの二つがどう繋がるのか全然分からず|ω・*)

    謎解きは難しくて全然でした。
    本格ミステリの進化版みたい

    犯行の動機が切ない…
    読後の余韻が残る良い物語でした。

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    2025年06月10日
  • グラスバードは還らない

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    ストーリーのテンポ感が良くて読みやすく、最後まで失速せず、好みだった。シリーズで一番好きかも。ボーンヤード、ヴァンプドッグも楽しみ。ジェリーフィッシュ、ブルーローズも再読したい。

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    2025年06月08日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    エピローグ的なプロローグから始まり、、幾重にもトリックが張られた個人的に名作でした。

    最初は専門的な話もあり、とっつき辛い印象でしたが、最後にはその辺も理解が及びました。

    何より読みながら『ありえない』と思い読み返すと、しっかり筋が通っている(当たり前ですが)
    理解して再読するとまた違う見え方になりますし、立て続けに2.5回読んで本がボロボロになりました笑

    誰もいなくなった系で最も緻密かつ大胆な話しでした。
    他の作品も買います!

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    2025年06月06日
  • あなたも名探偵

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    タイトルや帯の通り、問題編の情報で犯人が分かるようになっているところがすごい!

    そのトリックもどれもよく出来ていて、考えるのがとっても楽しかったです。

    そしてトリックに注力させるために動機はシンプルなのがまた良い…!
    動機すらちゃんと教えてくれない作品もあるくらいで、そこも推理してみろよ、と言われている気分でゾクゾクしました。

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    2025年05月30日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

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    パラレルワールドの1980年代を舞台にし、独自の設定がとても面白い。
    結末の意外性の演出についても、衝撃的な展開で、思わずもう一度読み返したくなるような作品だった。

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    2025年04月30日
  • ボーンヤードは語らない

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    「マリア&漣」シリーズ短編集。前三作の長編と同様、タイトルの回収が巧く、特に「赤鉛筆は要らない」は、意味が分かると「なるほど」と思った。

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    2025年03月12日